ライトフライヤースタジオとKeyが共同で企画・制作しているスマートフォン&PC(Steam)向けRPG『ヘブンバーンズレッド』(以下、『ヘブバン』)。原案・メインシナリオを麻枝 准氏が担当し、個性豊かなキャラクターが登場する切ない物語を紡ぐ。

 そんな本作が2023年8月10日にリリース1.5周年を迎えるのに合わせて、8月5日にリアルイベント“ヘブンバーンズレッド1.5thフェス”が都内にて開催。本稿ではそのイベントリポートをお届けする。

『ヘブバン』1.5周年フェス展示&ステージリポート。豪華な展示に加えてコスプレイヤーがイベントを彩る! ファンと制作陣が紡ぐ作品への想いが、会場に笑顔と熱気を生んでいた
『ヘブバン』1.5周年フェス展示&ステージリポート。豪華な展示に加えてコスプレイヤーがイベントを彩る! ファンと制作陣が紡ぐ作品への想いが、会場に笑顔と熱気を生んでいた

 “Half Anniversary Party!”、“1st Anniversary Party!”に続き、大型リアルイベントは3回目。今回も会場にはファン必見の展示や物販が用意されていた。さらに、コラボドリンクなどが味わえるアニメイトカフェも出店。イベントの規模がパワーアップしている。

 生配信されたステージイベントも格段にパワーアップ。初の二部構成となり、柿沼洋平プロデューサーによる会場のリポートからShe is Legendのスペシャルミニライブまで、企画が盛りだくさん。どのコーナーもファンの人々の笑顔で包まれていた。

 以下で会場の展示や物販、ステージイベントの様子を詳しくリポートする。会場の雰囲気を感じ取ってもらえれば幸いだ。

『ヘブバン』1.5周年フェス展示&ステージリポート。豪華な展示に加えてコスプレイヤーがイベントを彩る! ファンと制作陣が紡ぐ作品への想いが、会場に笑顔と熱気を生んでいた
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見て楽しい、撮っても楽しい展示の数々

 まずは展示を紹介。会場の入口では、第31A部隊の6人が出迎えてくれた。今回もこれまでのリアルイベントと同じく、会場に着いてすぐに『ヘブバン』の世界を体感できる作りとなっていた。

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SSスタイル一覧や記念写真で1.5周年を体感

 入口から右に足を進めて展示&フォトスポットエリアへ。展示&フォトスポットエリアには、SSスタイルのイラストを並べた“全SSスタイルギャラリー”と、作中の背景をバックに撮影できる“フォトスポット”、自由に書き込める“プレイヤーメッセージボード”が用意されていた。

 全SSスタイルギャラリーは、SSスタイルの原点とも言える茅森月歌の“閃光のサーキットバースト”から伊達朱里の“テニスコートの悪魔”までを展示。『Angel Beats!』コラボキャラクターのスタイルイラストも飾られており、1.5年間の歩みを感じられた。

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 フォトスポットでは、31Aの部屋やナービィ広場、アリーナといったおなじみの場所のほか、メインストーリー第四章後編をプレイした人にとっては思い出深い、習志野ドームを背景に写真撮影ができた。

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 中にはコスプレをして撮影を楽しむファンも。本イベントはコスプレでの参加が可能で、コスプレで作品やキャラクターへの愛を表現する人も多くいた。主人公である31Aの茅森や同部隊の朝倉可憐など、会場にはさまざまなキャラクターの姿が。フォトスポットをさらに盛り上げる要素のひとつとなっていた。

 今回は特別に撮影の許可をいただけた5名のコスプレイヤーを紹介! 写真からわかる通りどのコスプレもクオリティーが高く、衣装の細部やポーズにがこだわりが光る。ぜひ彼女らの作品愛を感じ取ってほしい。

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▲茅森月歌/りゅかさん

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▲朝倉可憐/夜兎凪(やとなぎ)さん(左)と茅森月歌/藍羅さん(右)

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▲七瀬七海/健康的そてぃさん(左)と浅見真紀子/野上めぐるさん(右)

 プレイヤーメッセージボードには、1.5周年を迎える『ヘブバン』への温かいメッセージがびっしり。作品や開発陣への想いが丁寧に綴られており、中にはイラスト付きのものも。ファンの愛情が伝わってくる温かいスペースだった。

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精巧に作られたセラフには注目! 5つの豪華な展示が待っていた

 もちろん展示は全SSスタイルギャラリーだけではない。展示ホールには、“全部隊ビジュアルパネル”、“茅森月歌 等身大フィギュア”、“第31A部隊 衣装&セラフ”、“スタッフアートボード”、“「スキル演出ができるまで」解説映像”の合計5つが展示されていた。

 全部隊ビジュアルパネルでは、各部隊ビジュアルの下にメンバーの立ち絵パネルが並んでいた。“推し”を存分に眺められる本展示は、ファンにとってたまらないはず。メンバーが並ぶことでわかる身長差もポイントとなっていた。

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第31A部隊
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第31B部隊
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第31C部隊
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第30G部隊
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第31D部隊
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第31E部隊
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第31F部隊
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第31X部隊

 また、注目してほしいのが立ち絵の後ろの背景。一部部隊の背景は“記憶の庭”で立っている場所になっており、こまかい部分にもこだわりを感じられた。

 そして、“1st Anniversary Party!”でも展示されていた茅森月歌 等身大フィギュアが改めて展示。『ヘブバン』のホーム画面を飾る、ゆーげん氏が描いたメインビジュアルを立体化している。目もとのタッチや髪の質感など、細部まで忠実に再現。こちらも見応えのあるものになっていた。

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 第31A部隊 衣装&セラフではその作り込みに驚かされた。とくにセラフのクオリティーが高く、立体物ならではの臨場感があり、重量のある質感が見てとれた。逢川めぐみの大剣状のセラフや朝倉可憐の持つ鎌状のセラフは劇中通り大きめ。軽々と振り回す彼女らの力強さを実感した。

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茅森月歌
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和泉ユキ
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逢川めぐみ
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東城つかさ
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朝倉可憐
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國見タマ

 リアルイベントでおなじみとなっているスタッフアートボード。スタッフの個性が反映されたキャラクターイラストはどれもかわいさ満点。15個のイラストが1.5周年をお祝いしていた。

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 「スキル演出ができるまで」解説映像では、天音巫呼のSSスタイル“山脇様の手下:マジカルにゃん”の演出について解説。その横には制作に使用したと思われる資料が展示されていた。スキル演出を11個のシーンにわけ、その内容やセリフを細かく記載。映像と資料を通して開発スタッフのこだわりや努力が伝わってくる内容になっていた。

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物販では売り切れが続出!

 続いて物販を紹介。会場ではミニアクリルスタンドやアクリルチャームなど、さまざまなグッズが発売された。中でもナービィ巾着やトートバッグ、ペットボトルホルダーはとくに人気で、筆者が訪れたころにはすでに売り切れ。ナービィ巾着がほしかったため、“最上の切なさ”を味わうことに……。

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物販ホールの入口には佐月マリの姿が。セラフ部隊が誇るスーパー店員も出張!

 だが、安心してほしい。本イベントで販売されたグッズは、公式オンラインショップ・ライトフライヤーストアにて事後通販が開始されている。筆者のように欲しいグッズがある人は下記サイトを要チェックだ!

ライトフライヤーストアはこちら

コラボドリンクは暑い夏にぴったり

 そして、物販と合わせてアニメイトカフェ出張版が出店。“茅森と和泉のジュレドリンク”、“東条と朝倉のはちみつレモンソーダ”、“逢川と國見のフルーティードリンク”の3種のオリジナルドリンクと、6種類のアイシングクッキーが販売された。

 筆者は“東条と朝倉のはちみつレモンソーダ”を注文。黄色と水色の涼しそうな色合いが特徴的なソーダは、夏の暑さを吹き飛ばしてくれた。今後アニメイトカフェグラッテ秋葉原でも8月16日から8月31日まで販売されるそうなので、秋葉原を訪れた際は寄ってみるといいだろう。

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カフェスペースには31Aのメンバーたちが飾られていた。デフォルメされたかわいらしい6人は、アイシングクッキーの柄になっている。

声優陣による企画やShe is Legendのライブで沸いたステージイベント

 ステージイベントで発表された最新情報については下記の記事にてまとめているため、本稿ではイベントの様子をお届けする。なお、本イベントは無料生配信も行われた。『ヘブバン』公式YouTubeチャンネルにアーカイブが残っているので、ぜひそちらも合わせて確認してほしい。

▼アーカイブはこちら

「よっ!」、「トロピカルだねぇ!」でいっしょに盛り上がった第一部

 今回のステージイベントは第一部と第二部に分かれた二部構成。第一部は、和泉ユキ役・前川涼子さん、東城つかさ役・天海由梨奈さん、水瀬いちご役・愛美さん、七瀬七海役・内田秀さんらが出演。アナウンサーの田口尚平さんがMCを務めた。

 まず初めに放送前のエピソードを紹介しよう。どのイベントでも開始前に流れる“会場内の注意”だが、なんと、本イベントではその声が内田秀さんのものになっていた。七瀬の淡々とした口調でのご案内に、いちファンとして大興奮。細かいファンサービスを味わった。

 気になるステージイベントは、柿沼プロデューサーによる会場リポートからスタート。コーナー内で“逢川と國見のフルーティードリンク”を飲んだ柿沼プロデューサー。「フルーティーです」と爽やかな笑顔でコメントし、声優陣が羨ましがっている場面では、会場は爆笑に包まれた。

 その後は“She is Legendライブシーン人気投票結果発表”に。10位から1位までが発表された。3位にはShe is Legend原点とも言える『Burn My Soul』、2位には『Angel Beats!』コラボイベントの『Crow Song(SiL Ver.)』、1位に昨年の夏イベント“夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!”で実装された『Goodbye Innocence』がランクインした。

 筆者は『Burn My Soul』が1位になると思っていたが予想外の結果に。どの楽曲も幅広く愛されていることに改めて気付かされ、うれしくなった。今後もどんな曲が聴けるのか楽しみだ。

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 続いて、“愛美さんが選ぶストーリーベスト3”のコーナーへ。愛美さんは『ヘブバン』に実装されたストーリーをすべてプレイしていて『ヘブバン』が大好き。ベスト3であるものの絞りきれずに合計4つのストーリーが紹介され、中には“夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!”が選ばれていた。

 衝撃的なクライマックスはもちろんのこと、麻枝さんらしさが光るギャグが特徴的な本ストーリー。「よっ!」、「トロピカルだねぇ!」のギャグについても触れられ、出演者で言い合う流れに発展。会場のファンも声優陣と掛け合う形でセリフを言うことになり、盛り上がる一幕となった。

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 第一部のラストを飾ったのは、ファンから募集したセリフを内田さんが読み上げる“ななみんに言ってほしいセリフ”のコーナー。帰国子女の内田さんが流暢な英語を話すものを始め、多彩なセリフが読み上げられた。

 なお、ベストに選ばれたのは「フランスに雨は降らんす。どうでしょうか、司令官?」というもの。七瀬がふだんは言わないであろう貴重なセリフばかりで、そのギャップから笑えること間違いなし。そして、狂気とかわいさが溢れるセリフを聞いて、内なるオタクが全開になってしまう天海さんなど、見どころはたっぷりだ。ぜひアーカイブをチェックしてもらいたい。

笑える朗読劇とShe is Legendの絶唱が披露された第二部

 その後休憩を挟んで第二部へ。第二部は、前川さんと天海さんに加え、朝倉可憐役・芹澤優さん、國見タマ役・古賀葵さん、プロデューサーの柿沼洋平氏が出演。MCは引き続きアナウンサーの田口尚平さんが務めた。古賀葵さんは当初出演を予定していなかったが、まさかの飛び入り参加。予想もしていなかった展開でファンを喜ばせた。

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 まずは、今後のプロモーション展開が柿沼プロデューサーによって発表。最新情報の詳細は前述の別記事にまとめているので、そちらを参考にしてもらいたい。

 続いて朗読劇へ。朗読劇には第一部に出演した愛美さん、内田秀さんも参加。茅森、逢川、國見がいない時間に復唱の抜き打ち特訓が行われるという内容だった。絶対に使うことのないようなありえないセリフを復唱させられるメンバー。しかし、実際にその言葉を発するような事件が巻き起こり……? 具体的な内容はぜひアーカイブで確認してほしいが、こちらも思わず笑ってしまうようなおもしろエピソードになっていた。

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 1.5周年最新情報発表のコーナーでは、再構築による改修や夏イベントなど、ホットな最新情報を多数紹介。

 その後は、茅森月歌役・楠木ともりさんがゲストとして出演した“芹澤優と古賀葵のヘブンバーンズレディオ出張版”の収録映像が上映された。「ヘブバンの中で好きなキャラは誰?」といった楠木さんへの質問や、「31Aでいっしょにキャンプに行きたいランキング」、「31Aでじつはめちゃめちゃ甘えてきそうランキング」といったランキングのお題で盛り上がる3人。なかなか解釈が一致しない3人と古賀さんのオーバーリアクションが必見だ。

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 第二部のラストには、She is Legendによるスペシャルミニライブが実施。ストーリーイベント“君に読む憧れ”の挿入歌『放課後のメロディ』と、メインストーリー第四章後編の挿入歌『起死廻生』を歌い、会場のボルテージを一気に上げた。その後、She is Legendの全楽曲が各種サブスクサービスで8月6日より配信開始されることを発表し、会場をさらに盛り上げた。

 ライブ後半では、やなぎなぎさんが歌う『死にゆく季節のきみへ』のShe is Legendバージョンを初披露。歌詞などがShe is Legend仕様となっており、大きなサプライズとなった。

 驚きと感動を提供した後、最後の1曲『Goodbye Innocence』へ。ツインボーカルならではのハモリやライブパフォーマンスを魅せ、最高の盛り上がりでライブを締めくくった。9月8日から全国ツアーを行う予定のShe is Legend。進化し続ける彼女らがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみでしかたがない!

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 サービス開始から1.5周年を迎える『ヘブバン』。“最上の、切なさを。”というテーマを掲げ、その魅力的な物語体験を多くの人々に届けるために歩み続けている。

 現在は夏イベントと“1.5thアニバーサリー記念キャンペーン”が開催中。豪華施策が盛りだくさんの『ヘブバン』を遊び、“アツい”夏を楽しもう!

1.5周年で行った特別対談インタビューも公開中

 『ヘブバン』の1.5周年を記念してインタビューを実施。ライトフライヤースタジオからプロデューサーを務める柿沼洋平氏と開発統括を担う下田翔大氏、Keyブランドを持つビジュアルアーツから高田和磨氏にご登場いただき、本作のこれまでとこれからを語っていただいた。