古今東西の魅力的なインディーゲームを紹介。今回は、ラジオDJが殺人鬼と電話越しにチェイスするゲーム『Killer Frequency』をどうぞ。届け手は、ありみち(口笛の音が怖くなったライター)。

恐怖の“口笛男”から人々を救う?

 口笛男(ホイッスリングマン)。それは実在した殺人鬼で、アメリカ中西部の田舎町ギャロウズ・クリークでは、ポピュラーな仮装のひとつ。1987年のある日、町で唯一の保安官が口笛男の格好をした人物に殺され、町のあらゆる機能が立て続けにシャットダウンした。混乱の中、人々を導く役目を担うのは、なんとラジオ局のDJ。助けを求め
る人々の声を聞き、電話越しに住民たちを導く。一夜限りの、人命が懸かったトークショーが始まった。

『Killer Frequency』殺人鬼に狙われたリスナーを救うホラーアドベンチャー。いや俺はしがないラジオDJなんだが……【とっておきインディー】
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緊急ダイヤル先がラジオ局のDJ へ

 主人公は、都会のラジオ局からギャロウズ・クリークのラジオ局“KFAM”に異動してきた腕利きDJ。ある日の深夜、口笛男の襲撃を受けたことで、緊急ダイヤルの担当者が隣町へ応援を要請しに行き、そのあいだ緊急ダイヤル先がラジオ局へとつながる仕様に。

 警察に電話をかけたはずなのにラジオのDJが出るというおかしな状況だが、それでも最善を尽くさねばならない。

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不気味なマスクを被り口笛を吹きながら人を殺す男。本物の口笛男はとっくに死んでいるはずだが、今回の事件の犯人は模倣犯なのだろうか。

◆口笛が聞こえたならヤツが近くにいる合図

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主人公の城となるDJブース。レコードにカセットテープ、音量ミキサーやサウンドブラスターなど、わくわくする機材でいっぱいだ。
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DJブースの向こう側には、番組のプロデューサーであり相棒のペギーが座っている。

助けを求める人々を電話越しに導く

 緊急ダイヤル先となったラジオ局には、口笛男に襲撃されそうになっている人々からSOSが届く(この非常時に宣伝しようと電話をかけてくる厄介な男もいるが)。パニックに陥っている人々から状況を聞き出し、彼らを救う手立てを模索しよう。ヒントや答えはラジオ局のオフィスやバックルームにあることもしばしば。どんな小さなメモ書きも見逃してはならない。

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読み飛ばしがちな長文やフレーバーテキスト、オブジェクトだと思ってスルーしたメモ書きなどにヒントが書かれていることも。時間制限がない問題はじっくり考えてみよう。

◆手掛かりとにらみ合いながら冷静に、かつ即座に判断!

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オフィス内で口笛男に襲われた人物を助けるため、オフィスの間取りを見ながら、最適な脱出ルートを考えよう。
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口笛男によって迷路に追い込まれた人物に、正しい脱出経路を教えてあげよう。とくに左右の分かれ道の分岐は慎重に。

閉ざされたラジオ局で真相への手掛かりを探そう

 口笛男がうろついているため、外まで調査の範囲を広げることはかなわない。電話をかけてきた人々を救うことはもちろん重要だが、この口笛男はいったい誰なのか、どうしてこんな犯行を重ねているのか、限られた情報を整理して、真相究明に向けて推理を重ねていこう。

■KFAM オフィスコレクション 性格と業務内容がにじみ出るデスク

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◆この不気味な部屋はいったい――?

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調査の過程で見つかるとある部屋。犯人の隠れ家のようにも見えるが……?

Killer Frequency

  • プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC
  • メーカー:Team17
  • 発売日:6月2日発売
  • 価格:備考欄参照
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 対象年齢:CERO 15歳以上対象
  • 備考:プレイステーション4版、Xbox Series X|S版、Xbox One版、PC版はダウンロード専売 Nintendo Switchのダウンロード版は3270円[税込]、プレイステーション5とプレイステーション4のダウンロード版は各3278円[税込]、Xbox Series X|S版とXbox One版は各3250円[税込]、PC版は2800円[税込] Nintendo Switchとプレイステーション5のパッケージ版はGame Source Entertainmentより8月24日発売予定で各6028円[税込]
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