東京創元社は、SF小説『星を継ぐもの』の新版を2023年7月7日(金)に発売した。本作は、SF小説の金字塔と呼ばれるジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作。月面で発見された5万年前の死体の謎に迫る。

 また、8月よりシリーズ続編『ガニメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』、『内なる宇宙(上下)』の新版も毎月一作ずつ刊行される。

 あわせて、未訳のシリーズ第5部にして最終巻『ミネルヴァ計画(仮題)』(原題『Mission to Minerva』)がこの冬に刊行されることも明らかとなった。こちらは『内なる宇宙』から14年後の2005年に書かれた作品で、シリーズ主人公のハント博士とダンチェッカー教授がマルチバースの謎に挑むストーリーが展開される。

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以下、リリースを引用

100刷突破の不朽の名作、ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』が新版で刊行! 創元SF創刊60周年を記念した目玉企画!

シリーズ続編『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』『内なる宇宙(上下)』も新版として連続刊行します。

1980年の刊行以来、長く愛され続け104刷を突破した、J・P・ホーガン『星を継ぐもの』を新版で刊行!
SF読者だけでなくミステリ好きからも絶賛される不朽の名作。
さらに、8月よりシリーズ続編『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』『内なる宇宙(上下)』も新版で連続刊行いたします。

SF小説の金字塔『星を継ぐもの』新版が発売。SFの巨匠ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作。月面で発見された5万年前の死体の謎に迫る

ハードSFの巨匠・ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作にしてSF文学の金字塔『星を継ぐもの』が、装いも新たに新版として登場です。
第12回星雲賞海外長編部門受賞作でもある本作は、1980年5月の創元SF文庫での刊行以来、日本の読者に長く愛され続けて驚異の刷数104版に到達、創元SF文庫読者投票でも堂々の第1位を獲得するなど、創元SF文庫を代表する名作です。また星野之宣氏によって漫画化されるなど、今なお新たなファンを獲得し続けています。
時空を超えた壮大な謎を描いている本作の人気は、SFというジャンルにとどまらず幅広いジャンルの作家・読者から厚い支持を集めています。

SF小説の金字塔『星を継ぐもの』新版が発売。SFの巨匠ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作。月面で発見された5万年前の死体の謎に迫る

シリーズ前作を4か月連続刊行。そして最新作も。

7月の『星を継ぐもの』を皮切りに、シリーズ続編にあたる『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』『内なる宇宙(上下)』を毎月一作ずつ、加藤直之氏による描き下ろしの新カバーと、文字を大きく、読みやすくした新版として4か月連続刊行いたします。『ガニメデの優しい巨人』以降の作品には新たな解説も収録されます。
さらに、未訳のシリーズ第5部にして最終巻『ミネルヴァ計画(仮題)』をこの冬、ついに刊行決定!『内なる宇宙』から14年後の2005年に書かれた作品で、シリーズ主人公のハント博士とダンチェッカー教授がマルチバースの謎に挑みます。
どうぞご期待ください!

キャンペーンも実施

今シリーズの連続刊行を記念して読者プレゼントキャンペーンを実施しています。
刊行前の読者参加型キャンペーンとして「【新版刊行記念企画】あなたの『星を継ぐもの』は何版?みんなで104版コンプリートできるかな」を実施いたしました。これは『星を継ぐもの』をお持ちの読者の皆様にご協力いただき、初版から104版まですべての版の奥付画像を集めようという企画です。2018年に版数100版を突破した際、同じ企画をおこなったときは、惜しくも揃えられなかったため、5年越しのリベンジでもありました。
最終的には、思わぬ事実の判明もありましたが、コンプリート達成という結果となりました。
詳細はこちら

さらに、刊行後にもプレゼントキャンペーンを開催いたします︕
7月刊『星を継ぐもの』、8月刊『ガニメデの優しい巨人』、9月刊『巨人たちの星』、10月刊『内なる宇宙』上下と、4作品すべてのカバーを飾る加藤直之氏の新作イラストを使用した特製図書カードを抽選でプレゼントする企画です。
詳細はこちら

SF小説の金字塔『星を継ぐもの』新版が発売。SFの巨匠ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作。月面で発見された5万年前の死体の謎に迫る
『星を継ぐもの』特製図書カード

東京創元社のSFを代表する名作『星を継ぐもの』とそれに続くシリーズの新たな歴史の始まりです。
ぜひご注目ください!

書誌情報

SF小説の金字塔『星を継ぐもの』新版が発売。SFの巨匠ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作。月面で発見された5万年前の死体の謎に迫る
  • 星を継ぐもの
  • ジェイムズ・P・ホーガン
  • 池央耿:訳
  • レーベル創元SF文庫
  • ページ数:326ページ
  • 初版:1980年5月23日
  • 改版:2023年7月7日
  • 定価:880円(税込)
  • 装画:加藤直之
  • 装幀:岩郷重力+W.I
  • 内容紹介:月面で発見された、真紅の宇宙服をまとった死体。綿密な調査の結果、驚くべき事実が判明する。死体はどの月面基地の所属でもないだけでなく、この世界の住人でさえなかった。彼は5万年前に死亡していたのだ!いったい彼の正体は?調査チームに招集されたハント博士は壮大なる謎に挑む。現代ハードSFの巨匠ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー長編にして、不朽の名作!第12回星雲賞海外長編部門受賞作。解説=鏡明

著者プロフィール

ジェイムズ・P・ホーガン

1941年、英国ロンドン生まれ。コンピュータ・セールスマンだったが、1977年に一気に書き上げた長編『星を継ぐもの』でデビュー。同書は日本に翻訳紹介されると同時に爆発的な人気を博し、翌年の星雲賞を受賞。さらに『創世記機械』『内なる宇宙』でも同賞を受賞した。『造物主(ライフメーカー)の掟』『時間泥棒』など、最新科学技術に挑戦する作品を矢つぎばやに発表し、現代ハードSFの旗手として幅広い読者を獲得した。また『未来の二つの顔』『未来からのホットライン』『星を継ぐもの』は星野之宣によって漫画化されている。2010年没。

訳者プロフィール

池央耿(イケヒロアキ)

1940年生まれ。国際基督教大学卒。アイザック・アシモフ《黒後家蜘蛛の会》シリーズ、ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』、ジェイムズ・ヒルトン『失われた地平線』、チャールズ・ディケンズ『二都物語』など訳書多数。著書に『翻訳万華鏡』がある。

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