SFWA(アメリカSFファンタジー作家協会)は、第58回ネビュラ賞の受賞者を発表した。

 ネビュラ賞とは、アメリカSFファンタジー作家協会(SFWA)が毎年授与している文学賞。受賞者は作家同士の投票によって選ばれ、優れたSF作品やファンタジー作品を書いた作家に贈られる。

 長編小説、中編小説、短編小説といった小説部門をまとめたレイ・ブラッドベリ賞、ヤングアダルト作品を対象としたアンドレ・ノートン賞などさまざまなカテゴリーで分けられており、ゲームライティング部門でフロム・ソフトウェアのアクションRPG『ELDEN RING(エルデンリング)』を手掛けた宮崎英高氏とジョージ・R・R・マーティン氏が最優秀賞を受賞した。

 ネビュラ賞において、日本人が受賞するのは2007年に映画『ハウルの動く城』で最優秀脚本賞を受賞したスタジオジブリの宮崎駿氏に次いでふたり目だ。ゲームライティング部門に関しては初めての快挙となっている。

 ゲームライティング部門の受賞作については、『エルデンリング』のほかに『Horizon Zero Dawn』の続編であるGuerrilla Games制作のアクションRPG『Horizon Forbidden West』、猫として人間のいない近未来のサイバーパンクな都市を探検するアドベンチャーゲーム『Stray』など計6作品がノミネート。詳しくは以下の通りだ。

  • 『エルデンリング』:宮崎英高、ジョージ・R・R・マーティン(フロム・ソフトウェア、バンダイナムコエンターテインメント)
  • Horizon: Forbidden West』:Ben McCaw, John Gonzalez, Annie Kitain, Ariadna Martinez, Nick van Someren Brand, Andrew Walsh, Adam Dolin, Anne Toole, Arjan Terpstra, Ben Schroder, Dee Warrick, Giles Armstrong(Guerrilla Games、ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
  • Journeys through the Radiant Citadel』:Ajit A. George, F. Wesley Schneider, Justice Ramin Arman, Dominique Dickey, Basheer Ghouse, Alastor Guzman, D. Fox Harrell, T.K. Johnson, Felice Tzehuei Kuan, Surena Marie, Mimi Mondal, Mario Ortegón, Miyuki Jane Pinckard, Pam Punzalan, Erin Roberts, Stephanie Yoon, Terry H. Romero(ウィザーズ・オブ・ザ・コースト:『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第5版 シナリオ集)
  • Pentiment』:Kate Dollarhyde, Zoe Franznick, Märten Rattasepp, Josh Sawyer(Obsidian Entertainment, Xbox Game Studios)
  • 『Stray』:Steven Lerner, Vivien Mermet-Guyenet, Colas Koola(BlueTwelve Studio, Annapurna Interactive)
  • Vampire: The Masquerade - Sins of the Sires』:Natalia Theodoridou(Choice of Games, Paradox Interactive)
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