有名アニソンをYouTube動画でチェック!

 本稿では、YouTubeなどで視聴できる新旧のアニソンから1曲をピックアップ。その歌にまつわるちょっとした情報をお伝えします。今回は松任谷由実(荒井由実)さんの『ルージュの伝言』。スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』のオープニングテーマです。

CD『ユーミン万歳! ~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』通常盤(Amazon.co.jp)

いつまでも色あせない名曲

 1989年に公開された映画『魔女の宅急便』。一人前の魔女になる修行のため親元を離れて旅に出た13歳の少女キキの成長を描いた長編アニメで、数あるジブリ作品のなかでも人気が高い名作です。

 一方の松任谷由実さんは、1972年のデビューから50年以上も第一線で活躍し続けるシンガーソングライター。もともと『魔女の宅急便』には、松任谷さんの書きおろしのテーマ曲が使われる予定でした。

 しかし、納得のいく作品が作れなかった松任谷さんがテーマ曲の制作を断ったところ、『ルージュの伝言』と『やさしさに包まれたなら』を使用してよいか逆に提案されたといいます。

松任谷由実 - ルージュの伝言 (松任谷由実 CONCERT TOUR 宇宙図書館 2016-2017)

 『ルージュの伝言』は1975年の楽曲。1976年に音楽プロデューサーの松任谷正隆さんと結婚する前のため、荒井由実名義でリリースされています。

 恋人の浮気を描いた歌詞は、13歳のキキや『魔女の宅急便』とイメージが違うように思えるかもしれません。しかし“不安な気持ちを残したまま街はDing-Dong遠ざかってゆくわ”というフレーズや軽快なメロディーはキキの旅立ちのシーンにピッタリ合っています。

うたまっぷ『ルージュの伝言』

 オープニングの『ルージュの伝言』、そしてエンディングの『やさしさに包まれたなら』は映画『魔女の宅急便』の公開をきっかけに、より多くの人が知る曲となりました。また『ルージュの伝言』は、2022年公開の新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』の作中でも使用されています。まさに世代を超えて愛される名曲と言えるでしょう。

松任谷由実 - やさしさに包まれたなら (THE LAST WEDNESDAY TOUR 2006〜HERE COMES THE WAVE〜)

 YouTubeでは映画映像や原曲のMVは公開されていませんが、コンサート映像の『ルージュの伝言』が公開されています。

 こちらにはライブならではのアレンジが加わっているので、原曲との違いを楽しんでみるのもいいかもしれません。