ValveのPCゲームプラットフォームであるSteamのデスクトップ版クライアントに、新たなベータ版が登場。メモ機能やさまざまなウィンドウをゲーム画面に重ねられるオーバーレイ表示機能が追加されている。

 Steamオーバーレイ(Shift+Tabキー)自体はもともとあった機能で、ゲームを全画面モードでプレイしながらでもSteamのさまざまな機能にアクセスできるというもの。今回のベータ版ではそのオーバーレイが大幅にパワーアップしている。

 その中のひとつがゲーム画面へのオーバーレイ表示。自分のプレイ用メモやSteamガイド、一般のWebページなどを“ピン止め”して、ゲーム画面の上に表示しながらゲームをプレイできるようになったのだ(50%から100%の間で透明度も設定できる)。Web機能はYouTubeなどの動画の再生も可能なので、Wikiや動画ガイドなどを見ながらゲームを遊ぶといったことも可能だ。

Steamのゲーム画面にメモなどがオーバーレイ可能に
自分のプレイ用メモやSteamガイドをピン止めして、ゲーム画面の上に表示しながらプレイ可能。各ウィンドウは透明度を設定できる。

 プレイ用メモは箇条書きや打ち消し線などの装飾機能もついているので、その日の目標や「次はこのスキルを取りたい」といった予定リストも運用しやすい。メモは各ゲームごとに複数作成でき、オフラインモードでも使えるほか、同じIDでログインする他のマシンにも同期される。Steam Deckでも対応予定だという。

Steamのゲーム画面にメモなどがオーバーレイ可能に
Webブラウザーもオーバーレイ可能なので、YouTubeの動画ガイドなどを表示することもできる。
Steamのゲーム画面にメモなどがオーバーレイ可能に
メモ機能はSteamオーバーレイのツールバーの“注意”と表示されている部分(執筆段階での表記)から使える。