終末世界を舞台とするリアルタイムバトル収集オープンワールドRPG『鳴潮(めいちょう)』。4月25日からはクローズドβテストが開催され、注目となる本作のゲーム内容を紹介していく。
本作は、基本無料で楽しめるオープンワールドアクションRPG。特徴的な要素“音骸”を集め、使役し、宿命と向かい合っていくことになる。
本記事では、クローズドβテストの詳細や世界観、キャラクター、新たなボスについてなどを紹介していく。
※この記事はKURO GAMEの提供でお送りします。
終末世界の世界観と個性的な“音骸システム”
『鳴潮』の世界は、オープンワールドとなっている。プレイヤーは、壁を走り、スタミナ消費なしのダッシュで疾走し、チェーンフックなどのさまざまな方法で、世界を探索できる。
どのような場所を、どのようなルートで探索するかは、プレイヤー次第。自由度の高さは本作の魅力であることは間違いないだろう。
ゲーム内のモンスターは、“収集”が可能だ。モンスターを倒すと、一定の確率で“音骸”というアイテムがドロップし、吸収すればモンスターの能力“音骸スキル”を取り入れられる。戦闘や探索中にいつでも使用できる要素だ。
音骸スキルには、攻撃、防御、回復、移動などさまざまな種類があり、アクション要素を拡張させ、飽きさせないシステムとなっている。
そしてプレイヤーが吸収する際に使う“鳴域システムデバイス”である“瓢箪(ひょうたん)”というアイテムは、『西遊記』などに登場するような瓢箪の特殊な使い方と一致している。古来文化とSF要素の組み合わせは本作の大きな特徴であり、プレイヤーに斬新なゲーム体験が届くことも期待。
主人公は“共鳴者”という特殊能力者
4月15日に公開されたPVでは、美しさと力強さが絶妙にバランスをとっているキャラデザインや、緻密に作り込まれている背景やエフェクトなどが確認できる。
特筆すべきは、モデリング技術においても、キャラの表情や動きが非常に自然で、細部まで丁寧に作り込まれている点だ。
“すべてを破壊する強い音波を感じた。それを止めることが、自分がここにいる理由かもしれない。”
主人公は、出自不明、記憶喪失の“共鳴者”と呼ばれる特殊能力者。記憶を求めて“皇龍”を旅している。
記憶を探す旅の中で、彼は他のキャラクターと出会い、物語が描かれていく。他者とのつながり、新たな世界とのつながりが、空虚だった主人公の心に影響を与え、大切な感情や記憶が芽生えていく。
能力は“音骸”を吸収し、封じ込め、感じとること。“残響”を吸収しながら徐々に記憶を取り戻し、世界に害をなす真実を思い出していくことになる。
ゲームの世界観
急速な発展の時代は悲鳴と呼ばれる災害によって途切れた、地球規模の地質災害及びその二次災害で多くの命が失われ、文明の発展が断ち切られた。
災害とともにやってきたのは、 幻像と呼ばれる新たな生命体、エネルギー価値のある鳴潮物質、そして災害で進化した人類共鳴者である、やがて彼らの間で戦争が勃発した。
人類は今度こそ、 自分の住処を守り切れるのだろうか。そして災害の真相に近づくことは可能なのだろうか……。
初心者もアクション好きも注目のバトルシステム
戦闘システムについては、アクションゲーム初心者でも経験者でも楽しめるものが実装される。
すべてのプレイアブルキャラは通常攻撃、共鳴スキル、必殺技である共鳴解放という3種類の攻撃方法が使える。そして各キャラクターによってコンボが異なり、空中技・地上技・キャラスキルを組み合わせることで、バトルの爽快さを味わえる。
そのほかにも、“パワーゲージ”が満タンになれば、仲間を召喚して連携攻撃を行うこともできる。
敵の攻撃が命中する直前に、回避を行えば“極限回避”、攻撃を行えば“パリィ”を発動できる。
“極限回避”が成功すると、つぎの攻撃が突進になり、強化効果が付与される。“パリィ”が成功すると、ボスに対して硬直効果を与え、プレイヤーキャラクターのつぎの攻撃が強化されるといった具合だ。
アクションゲームに慣れているプレイヤーは、“極限回避”と“パリィ”を狙って遊んでみよう。
さらに、戦闘における戦略性や鑑賞性の高い戦闘体験を提供するために、“協奏作用”や“連携攻撃”という仕組みが導入されている。
協奏作用
キャラが“音骸”もしくは自身の異能で戦う際に、“協奏エネルギー”が次第にたまっていき、“協奏エネルギー”が一定の強度に達したタイミングで待機中のチームメンバーの共鳴状態が有効化され、待機メンバーを戦場に召喚することができる。
さらに“協奏作用”も発動され、敵を弱体化すると同時に自身を強化する。これをうまく利用すれば、華麗かつスムーズな戦闘が可能になる。
連携攻撃
“パワーケージ”が満タンになれば、使用キャラクターを変更して連携攻撃を行うことができる。
個性豊かなメインキャラクターを紹介
本作に登場するメインキャラクター4名を紹介する。
秧秧(ヤンヤン)
「通りすがる流れ息吹が、私に面白い物語を囁いてくれました。聞いてくれるのでしたら……」
プレイヤーが『鳴潮』の世界で最初に出会い、今後のストーリーにも深くかかわってくるキャラ。
“夜帰”隊員のひとり。微風のように穏やかな少女。人を宥める才能を持つ。自分自身の存在を示すことより、人の傍に寄り添うことに慣れている。
相手が癒しを求めるとき、程々に慰めてくれる優しい人。大切にしているものを守るため、その優しさを鋭い刃にする覚悟もある。
美しさの象徴である“雲雀”(ひばり)をイメージして生み出された秧秧は、共鳴解放を放つたび、剣の先にその優しさを証する羽根が舞い散っていく。
熾霞(シカ)
「この英雄熾霞は今日もよく頑張ったぜ!」
熱意満々で濃い個性を持つキャラ。
“天工”隊員の一人。“正義の味方”を名乗り、いつも天城(皇龍内の基地)を全力奔走し、疲れを知らない少女。父親が家国を守る勇敢な姿、幼いころから見てきた英雄劇、天城が悲鳴を対抗する歴史、これらすべてが熾霞の英雄思いの初心である。
熱意を弾丸に変えることができ、その弾丸は熱意のように尽きることがない。
白蓮(ビャクレン)
「痛みは寒さの本意ではありません、警告だと考えてください、接近を拒む警告です」
皇龍の考古学者と探険家。ひとりで遺跡を探索することに慣れている。感情と人間関係のような予測できないことに怯え、起こりうる変化とその代償を拒んでいる
面倒事に巻き込まれるのが嫌だから、“自分の責任は自分で取る”という原則を貫く。ただし、他人が危機に陥ったところを見ると、つい手を貸してしまう。
かつて白蓮が危機に陥り、他人に対する信頼を失った際に、憂曇が誕生した。共生する残響生物の憂曇は、白蓮の命令に従い、ある程度、白蓮の精神状態を反映する。
新キャラ:忌炎(キエン)
「夜帰の団長、忌炎だ。長き夜と共に歩むことに、悔いはない。」
夜帰の団長、忌炎。大義を抱え、疾風迅雷の如く。龍の槍は風より生み出され、やがて風を導く。長年、夜帰を率いて悲鳴の響く最前線に立ち、この世で最も残酷なことに直面している。
彼は常に取捨選択をし続けている。たとえそれが辛くても、迷ったことがない。
新コンテンツが公開に!
ゲームを始めたばかりの漂泊者に終末SFの雰囲気をいち早く伝えたいアートチームは、フィールドの設計においてたくさんの終末要素を融合している。統一性のある、識別度の高いアートスタイルは本作の特徴のひとつ。
野外フィールドは、静寂なエリアの不気味さを演出し、エリアを構成する要素に統一感を出すために、三角形とほの暗い色を多用している。
その中のひとつ“怨鳥沢”は、沼地の地形で周辺の環境は沈んで鬱屈している。巨大な鳥型の幻影がうずたかく、その鳴き声は哀しく悲しいため、“怨鳥沢(うんちょうさわ)”と名付けられた。
フィールド以外に、数多くの強力なボスも登場する。
燎原の炎騎(りょうげんのえんき)
かっこいいバイクに乗り、全身が炎に包まれる様子。最初はバイクのダッシュや衝撃を利用した攻撃を行う。バイクから降りた後、主人公の身長の3倍ある高さの杖で円形範囲の圧迫感ある攻撃をしてくる。
飛廉(ひれん)のゴリラ
現実のゴリラを彷彿とさせる動作をとる。遠方からプレイヤーの位置をロックした後、ジャンプ攻撃また投げ攻撃を使用する。回避するためには素早い反応が必要だ。
スカー
人間のような外見をしているスカーはカードのような武器を愛用。近距離では拳のように変形し、空間を裂く攻撃で襲ってくる。
遠距離の場合、武器は投げナイフのように変形し、爆発させることでプレイヤーにダメージを与える。そして複数のカードを召喚し、広範囲の攻撃や、一点に集中した攻撃もくり出す。
クローズドβテストが4月25日より開始! 公式SNSでも盛り沢山情報が!
クローズドβテストは、4月25日に開始予定で、終了時間は未定。具体的な終了時期は、SNSで公表されるとのことだ。
クローズドβテストでは、PC、iOS、Android環境でメインストーリーやサブストーリー、キャラクターミッションをはじめ、エリアの探索、ボス戦、 “音骸”の収集など、本作の特徴的な部分も体験可能!
さいごに
特徴的な“音骸システム”を持つ終末オープンワールドRPG『鳴潮』では、共鳴スキルや共鳴解放といった奥深い戦闘システムを活用し、荒れた世界でモンスターと戦い、爽快かつ奥深いバトルアクションを楽しむことができる。