2023年3月18日(土)~19日(日)の2日間、VTuberグループ“ホロライブ”のライブイベント“hololive 4th fes. Our Bright Parade”が幕張メッセにて開催されました。
本ライブは、2022年3月に開催された“hololive 3rd fes. Link Your Wish”と同様、全編AR演出と生バンド演奏で実施。新アイドル衣装(ブライト衣装)を着たホロライブ、ホロライブEnglish(ホロライブEN)、ホロライブインドネシア(ホロライブID)所属のタレント総勢51名が2日間に分かれて出演しました。本稿では、DAY2の模様を配信のスクリーンショットとともにお届けします!
『ホロライブ』関連商品の購入はこちら (Amazon.co.jp)出演者(文中は高まりすぎて愛称)
- 星街すいせい(すいちゃん)
- アキ・ローゼンタール(アキロゼ)
- 白上フブキ(フブちゃん)
- 夏色まつり(まつりちゃん)
- 湊あくあ(あくたん)
- 紫咲シオン(シオンちゃん)
- 百鬼あやめ(お嬢)
- 大神ミオ(ミオしゃ)
- 猫又おかゆ(おかゆん)
- 戌神ころね(ころさん)
- 兎田ぺこら(ぺこら)
- 宝鐘マリン(船長)
- 天音かなた(かなたん)
- 常闇トワ(トワ様)
- 雪花ラミィ(ラミィちゃん)
- 桃鈴ねね(ねねち)
- 獅白ぼたん(ししろん)
- 森カリオペ(カリー)
- がうる・ぐら(ぐら)
- IRyS(アイリス)
- セレス・ファウナ(ファウナ)
- オーロ・クロニ―(クロニ―)
- ハコス・ベールズ(ハコス)
- ムーナ・ホシノヴァ(ムーナ)
- アーニャ・メルフィッサ(アーニャ)
- パヴォリア・レイネ(レイネ)
怒涛の新曲ラッシュで大盛り上がり! 奇跡の一歩をホロメンとホロリス全員で踏み出す
本公演は、DAY1と同様に声出しオーケーで、会場のカウントダウンコールとともに幕を開けました。DAY2の出演メンバー全員がホロライブ楽曲の原点ともいえる『Shiny Smily Story』(通称『SSS』)を歌唱してスタートを切ります。「踏み出そう奇跡の一歩を」のワンフレーズを歌う場面では、カメラワークがメンバーの足元に。歌詞にあわせてホロライブメンバー全員が一歩前に出る瞬間を映します。カメラマンさんのこだわりと神演出に全身鳥肌が立ちました。
ライブ前に公式で公開されていた『SSS』のコール練習動画を見て、たくさん練習してきたホロライブリスナーのコールは完璧で、会場が一体になっていたのも印象的でした。
【Full.ver】『Shiny Smily Story』コール練習動画【#ひろがるホロライブ 直前SP動画】
ホロライブメンバーたちはファンの熱い想いを受け取りながら退場し、ソロパートが始まります。
「ここからはスーパー白上タイム! 略してSSTのお時間じゃーい!」の掛け声とともにフブちゃんが登場。3月4日に公開されたばかりの自己紹介とラブソングをあわせた新曲『Hi Fine FOX!!』を披露しました。曲中の合いの手はライブバージョンにアレンジされており、会場を盛り上げます。時折見せるシイタケ目(キラキラ目)がフブちゃんのかわいさをより引き立てるんだワ。
スーパー白上タイムで盛り上がった会場に拍車をかけるように、お嬢が『かわ世』、まつりちゃんが『ゼッタイ王政カーニバル!』、ぺこらが『ララララビット!!』、おかゆんが『カミサマ・ネコサマ』を続けて披露。「あれ? 知らない曲名がふたつもあるな?」と思ったそこのあなた。そのとおり! なんと、お嬢とまつりちゃんの楽曲は本公演で初披露の新曲なのです。
お嬢の新曲『かわ世』は、彼女のマイペースな性格やPONな部分、「どーっちどっちどっち」の振り付けなど、お嬢のかわ余なところをギュッと詰め込んだ曲でした。曲の入りかたに思わず「えー!」と初見のガチ反応が出てしまいましたが、曲内にあった「えー!」という合いの手とまさかのシンクロ。これを狙ってライブでのお披露目にしたと考えると、ホロライブリスナーの理解度を伺えますね。
まつりちゃんによる『ゼッタイ王政カーニバル!』は、連続の新曲お披露目で会場を驚かせました。持ち前の明るさを活かしたダンスとかわいらしい歌声でまつり王国を幕張メッセに建国。
「まつり以外の女性に目移りしないでほしい」という独占欲を全面に引き出す歌詞が、まつりちゃんの魅力を高めています。サビのサイドステップも愛らしくて目が離せませんでした。
ゲーム音のようなメロディーとともに登場したぺこらは『ララララビット!!』を披露。ステージ上のモニターに「ぺこらストーリー」という文字が表示され、会場をゲームの世界へと誘います。
リズミカルなステップダンスを交えた踊りはもちろん、笑顔やジト目、ウインクなど表情の豊かさも愛おしすぎます。
「おーけーおーけー 僕が君の神様になったげる」
おかゆんの深いブレスから歌いだされたのは『カミサマ・ネコサマ』でした。満面の笑顔での全肯定コールでライブを盛り上げつつ、なんでも褒めてくれる歌詞とまったりボイス、頭を撫でるようなダンスでホロライブリスナーの心を癒しました。
この歌はダメだ。聞いてしまったすべての人間がおかゆんの全肯定がないと生きていけなくなってしまう……。しかも急にイケボになるのズルい(筆者は低音ボイス大好き)。
MCパートでは、フブちゃんとぺこらが「わあー! みんなー!」と手を振りながら元気に登場。コール&レスポンスをやりたいということで、ぺこらの第2の挨拶「ドドンガドンドンドン!」とフブちゃんの「何万回好き?」をやることに。
ぺこら「ドドンガドンドンドン! 全VTuber1超絶かわいいのは誰だ! ドドンガドンドンドン!」
会場「ぺこちゃーん!!!」
フブちゃん「ココンガコンコンコン! 全VTuber1超絶かわいいキツネは誰だ! ココンガコンコンコン!」
会場「フブちゃん!!!」
フブちゃん「白上のこと、何万回好き?」
会場「100万回愛してる!!!」
ぺこら「ぺこーらのこと何万回好き?」
会場「100万回愛してる!!!」
ぜぇぜぇ……やっぱり声出しありは最高だぜ……。ぺこらの挨拶の元ネタでもある『キン〇ダム』の汗明も思わずたじろいでしまうほどの声量でした。その後は会場で歌ってみての感想を語り合い、MCを締めくくりました。
時代を超えてやってきた名曲たちが会場をジャック。ねねちのタップダンス、ころさんのハンドスプリング&側転、ぐらのパラパラにも注目!
ライブパートに戻ると、ねねちの『学園天国』、ころさんの『走れマキバオー』、ぐらの『メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト』を披露。あれ、いま令和だよな? なんだこの過去へタイムリープしたような選曲の数々は。
「みんなー! こんねねー! ねねでーす!」と元気に登場したねねち。「行くぞー! Are you ready! yeah!」という掛け声で始まったのはカバー曲『学園天国』でした。「Hay!」のコールや持ち前の歌唱力、彼女らしい元気でキレのあるダンスで会場をヒートアップさせます。
曲中では、カメラが足の速さに追いつけないほどの見事なタップダンスも披露して、筆者も思わず「すごい……」と声が漏れてしまうほど。
会場に衝撃を走らせたのは、ころさんによるカバー曲『走れマキバオー』です。登場するや否や、イヌではなくウマのようにパカラッ、パカラッと走り出し、幕張ダービーを始めました。この予想の斜め上をいく選曲が好きなんだよなぁ……。
本楽曲の歌詞にあるダービー実況を早口で歌い切ります。さらに、迫真のひとりふた役の演技も声や立ち位置にこだわりながら披露しました。
そして、昨年の“3rd fes”で会場を沸かせたハンドスプリングを披露。しかも今年は続けて側転にも挑戦し、ホロライブリスナーの度肝を抜くような見事なパフォーマンスを魅せました。
ころさんの選曲に驚いた会場の熱をさらに上げたのは、ぐらによる『メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト』でした。ドヤ顔になったり、笑顔になったりと表情豊かに歌って踊る姿はとってもかわいいです。
「ファイヤー!」の瞬間は炎の演出が加わり、ぐらのかわいらしいパラパラと見事に噛み合った1曲となりました。
その後のMCパートには、ぐらとカリーが登場。お互いの新アイドル衣装を褒め合う“てぇてぇ”空気を会場に広げました。
ふたりのペンライトカラーをホロライブリスナーに照らしてもらえて喜ぶシーンや、カリーのかわいさに限界オタク化するぐら、ふたりのハート作りなどで会場を癒しました。
日本人と疑うレベルに日本語が上手いEN・ID勢。3D初披露のクロニー、レイネ、ファウナも登場!
MCパートを終えると、ふたたびカリーがステージへ。会場を赤色に染め上げながら、自身のオリジナル曲『Taste of Death』を歌唱。
ラップパートはもちろん、サビで全身が痺れるほどの大音量になったり、急に音がなくなったりと、音響の演出には鳥肌が立ちました。さっきまでMCパートで恥ずかしがっていた死神とは思えないほどかっこよかったです。
続けてレイネが『Illusion Night』、アイリスが『HERE COMES HOPE』、ファウナが『Let Me Stay Here』、クロニーが『Daydream』、ムーナが『愛の小さな歌』を披露します。
本ライブで3D初お披露目となるレイネはオリジナル曲『Illusion Night』を日本語バージョンで披露します。これは英語よわよわな筆者にはありがたい。
セクシーさとかっこよさを合わせたキレッキレのダンスと腰使い、キリッとした表情でファンを魅了しました。最後の「まだまだ終わらないショータイム」と「ほら踊り明かそうよ。クラクラしちゃうくらいに弾けてね」という歌詞は、ライブを見ているホロライブリスナーへのメッセージとも受け取れました。
レイネに続いて、新デザインとなったアイリスが満を持して3D化です!
鐘の音とともに現れ、オリジナル曲『HERE COMES HOPE』を力強く美しい歌声で披露します。もとからかっこよかった本楽曲が、釘づけになる腰使いやダンスで激しさを増し、よりクールに感じました。ライブで生で見るとやはりひと味違うのですよね。
3D初披露の海外メンバーはまだまだ続きます。ここでライブの雰囲気を一気に変えたのは、自然の番人ことファウナ。マイナスイオン出しまくりの心地いい歌声でオリジナル曲『Let Me Stay Here』を歌唱しました。
ファウナの優しい歌声とかわいくも優雅なダンス、花が咲いたような笑顔に、ボルテージの上がったホロライブリスナーの体力は全回復。“彼女の囁きには癒し効果がある”と語り伝えられていますが、ライブを見て本当だと確信しました。
同期のファウナに続いて、クロニーがオリジナル曲『Daydream』を歌い上げます。
ケルト音楽(民族音楽)のような曲調やクロニーの透き通った歌声、彼女を思わせるステージの歯車と時計は、“時間”を司るクロニーがホロライブリスナーを神秘的な世界の“ひととき”へと閉じ込めます。
振り付けもよく見ると、腕や指で時計の針を表現しており、細かいところまでこだわったダンスになっていました。
クロニーが会場を神秘的な世界に引き込んだ後は、ムーナがオリジナル曲『愛の小さな歌』を歌唱。すべて日本語の歌詞である本楽曲を、圧倒的な歌唱力で披露します。
満月をバックに美しい歌声とダンスをパフォーマンスするムーナを見て、ホロライブリスナーは無意識に全神経を彼女に集中させていました。筆者もパフォーマンスに見惚れてしまい、アーカイブを巻き戻して見直すのを3回はやりました。
いまさらですが、ホロライブの海外メンバー全員日本語上手すぎて、「日本人です」って言われても疑われないのでは……?
MCパートに登場したのはレイネとムーナです。途中から興奮しすぎてインドネシア語で会話しているシーンは、心の底からこのライブを楽しむ様子が伺えます。ふたりとも歌っていたときと印象が違いすぎる。
かわいさ、かっこよさ、色気。すべてが詰まったステージ
MC後は、中毒性のある楽曲ばかり続きます。まずは、アラビアン風の曲調が癖になるアキロゼのオリジナル曲『ROSE of the LAMP』が、会場の雰囲気をガラッと変えます。
セクシーな歌声と艶やかなダンスはもちろん、バックモニターで緑とピンクの花びらとランプが回っている演出も曲の雰囲気を際立たせています。間奏ではキレッキレのダンスを披露し、アキロゼの愛を会場に注ぎます。蹴りの振り付けもあり、これにはロゼ隊(ファン愛称)も大興奮! 昨年にフブちゃんがTwitterに投稿した、ホロライブメンバーに蹴り飛ばされるフブちゃんのコラ画像も再来か……?
I'm so Happy https://t.co/ORH5Ng8NTF
— 白上フブキ@インターネットサバイバー (@shirakamifubuki)
2022-03-20 20:22:51
近未来感あふれるメロディーとともに登場したししろんは『melody』を歌唱。背を向けているだけなのにすでにかっこいい。これが百獣の王の風格ってやつなのでしょうか。
ししろんの澄んだ歌声と、サビの終わりとともに会場全員がペンライトを天高く掲げるシーンがとても印象的でした。ホロメンの記念配信やクリスマス歌枠リレーなどの練習で積み重ねてきた努力の結晶をたっぷり感じました。
後ろ姿で登場したシオンちゃんによる『シャンデリア』。抜群の歌唱力と癖になるリズムに生バンドが加わり、より中毒性が高くなっていました。
「妬みそう」のところでピースにした両手をクロスしつつ、片足を上げる振り付けに心を奪われます。楽しそうにぴょこぴょこ跳ねるダンスもキュートすぎる。
同日に開催されたライブ“holo*27”で通常衣装の3Dを先にお披露目していたハコス。今度は新アイドル衣装に身を包み、『神っぽいな』を歌唱します。聞く前から、すでに神っぽい予感!
日本人でも歌うのが難しい楽曲をEN勢ながらなんなく歌い上げただけでなく、ステージ全体を使って激しく踊るダンスはキレッキレッ。会場に寝転んだセクシーすぎるダンスはなんですかあれ。えっちっぽいな~♪
会場を突き破ってしまいそうな超高音の「うええい」のロングトーンが綺麗に響き渡っていたときは、思わずファンからどよめきの声が上がっていました。後日談ではありますが、どうやらダンスの振り付けは自分で考えたとのこと。このネズミ、できる!
≪hololive EXPO & 4th fes≫ off to be an idol #ひろがるホロライブDAY2
会場を赤に染め上げたハコスからバトンを受け取ったのは船長でした。ファンが期待していたのはやっぱり『I’m Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。』(通称『マリ箱』)。でも、あの曲は制作時に運営さんからセンシティブすぎると怒られていたし、生の『マリ箱』なんか披露したら宝鐘の一味(ファン愛称)たちが興奮しすぎてぶっ倒れるからなぁ……。
船長「魅惑を隠す箱~」
会場「うおおおおおおおお!!(大歓喜)」
やはり船長はやってくれました『マリ箱』! もちろんダンスには腰振りや開脚も。ステージ上だけでなく、天井もハートで埋め尽くされ、会場は船長の色気でムンムンでした。はぁ……はぁ……。
「Ahoy!」のコールでは、ホロライブリスナー全員が喉を枯らしてしまうのではないかと心配になるほどの大声を上げていました。なかなか誰にも開けてもらえないマリ箱は、“4th fes.”でも開けてもらえていない模様。
船長の『マリ箱』で限界突破した会場にトワ様が登場し、『ライメイ』を披露。バックモニターに映った稲妻が、会場を照らす照明を通ってホロライブリスナーを感電させます。
「ライメイ」のところでドヤ顔のトワ様は最高にかっこいいのですが、ところどころ姿を見せるかわいらしい顔はTMT(トワ様マジ天使)! かっこよくてかわいいなんてほんとうにズルすぎますよ。
MCパートでは、船長とトワ様が登場しました。自身の挨拶を一瞬ど忘れした船長としっかり挨拶を決めるトワ様に癒されながら、コール&レスポンスへ。
船長のコール&レスポンスでは、ホロライブリスナーの豚声が聞きたいということで、「打て―!」の合図で豚の鳴き声をすることに。
船長「打てー!」
会場の豚さん「ブヒィィ!!!」
船長「まだまだそんなのじゃ足りないよ豚さん。もう1回いくよ?」
トワ様「豚さんがんばれ」←ありがとうございます!!
船長「打てー!」
会場の豚さん「ブヒィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!」
生きている内に一回しか見られないような異様な光景が筆者の目には映っていました。まだライブは中盤だからここからもっと盛り上がってほしいということを伝え、次のステージへと進めました。