Team Reptileの3Dアクションゲーム『Bomb Rush Cyberfunk』を本日よりサンフランシスコで開幕したゲームデベロッパーズカンファレンス(GDC)会場でプレイしたので、その内容をお伝えしよう。

 本作はセガの往年の名作『ジェットセットラジオ』シリーズに大きな影響を受けている作品。しかも、ファンキーなビートに乗せて街中をスケボーやBMXで駆け巡り、さまざまなスポットにグラフィティを投下していくという、なかなかド直球な内容だ。

 今回のデモは思った以上に完成度が高く、動作も安定。PC+ゲームコントローラーの組み合わせでひと通りのアクションを試すことができた。手すりなどに飛び乗ってグラインドし、ジャンプトリックからのエアーダッシュで壁に飛び移ってウォールラン(壁走り)……といった具合に、技を決めまくりながらアクロバティックに移動するのが楽しい。

 そしてグラフィティスポットに差し掛かったらモードを切り替えて、6個の点から指定された方向を結ぶようにアナログスティックを倒していくと投下完了だ。もちろん、移動スキルを駆使しないとたどり着けない場所にもあったりする。

Bomb Rush Cyberfunk
グラフィティは指定された線を結んでいく形で行う。他人のグラフィティの上に自分のグラフィティを投下することも。

 ちなみに、十字キーではもはや懐かしい折りたたみ式の携帯電話を開いてメッセージを見たり、お気に入りのスポットをカメラで撮影したりもできる(自撮りも可能)。携帯の操作はアクションと分離されていてプレイ中に独立して行えるので、慣れてきたらトリックを決めながら自撮りできるだろう。

Bomb Rush Cyberfunk
携帯はいつでも開ける。キミはトリックを決めながら自撮りできるか?

 本作はPCとNintendo Switch向けに正式発表されており、それ以外のプラットフォームにはその後に展開予定とされている。当初の2022年発売予定よりも若干遅れてきてはいるが、今回のデモを遊んだ感触としては基礎はかなり固まっている感じ。

 現状、Steamの製品ページでは2023年第3四半期配信予定となっているので、気になっている人はウィッシュリストなどに入れつつ、このままガッツリ仕上げてくれるのを期待して待とう。