スティーヴン・スピルバーグ監督によるSF映画『レディ・プレイヤー1』がアマゾンプライムビデオで配信されています。

 アメリカや日本のポップカルチャーが大胆に盛り込まれた本作は、2018年の公開当時も多くの話題を呼びました。ファンが語り継ぐ名セリフにも注目して本作の見どころに迫っていきましょう。

※以下、『レディ・プレイヤー1』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください!

『レディ・プレイヤー1』(アマゾンプライムビデオ)
映画『レディ・プレイヤー1』は日米のポップカルチャーの集大成! ファンが語り継ぐ名セリフにも注目【アマゾンプライムビデオおすすめ】
『レディ・プレイヤー1』公式サイト フォトギャラリーより

 2045年、荒廃した世界に住む人々はVRゲーム“オアシス”が生き甲斐となっていた――。“オアシス”の中ではアバターとして、無敵のヒーローからキティまでさまざまな外見に変身できることができます。そんなある日、ゲーム創始者であるジェームズ・ハリデーの遺言により総額56兆円の資産を巡る過酷な争奪戦が始まることに……。

 冴えない日常を過ごす17歳の青年・ウェイドもハリデーの残した謎解きに挑戦するひとりです。あるとき、憧れのプレイヤー・アルテミスと出会うことで謎のヒントがひらめき、5年間誰もクリアーできなかった第1の試練をオアシスで初めて突破。

 “オアシスの英雄”としてプレイヤーたちから賞賛を受けることに。そんなウェイドの躍進を快く思わないのが、IOI社の社長・ソレントです。ウェイドと仲間たちはソレントの妨害を受けながらも、やがて舞台は最後の試練へと進んでいきます。

映画『レディ・プレイヤー1』は日米のポップカルチャーの集大成! ファンが語り継ぐ名セリフにも注目【アマゾンプライムビデオおすすめ】
『レディ・プレイヤー1』公式サイト フォトギャラリーより

 壮大な世界観の中に、アメリカや日本で有名なキャラクターをふんだんに取り入れているところが本作の魅力です。とくに大きな見どころは序盤のレースシーンと後半のクライマックスシーン。

 レースシーンではキングコングに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン、『AKIRA』に登場する金田のバイクが競演。まさに本作でしか見られない夢のコラボレーションと言えるでしょう。筆者もスピード感溢れる画面の中を、そのほかの隠れたネタがないか探してしまいました。

映画『レディ・プレイヤー1』は日米のポップカルチャーの集大成! ファンが語り継ぐ名セリフにも注目【アマゾンプライムビデオおすすめ】
『レディ・プレイヤー1』公式サイト フォトギャラリーより

 クライマックスの総力戦シーンでは、敵味方が入り乱れる壮大な乱戦に発展。

 そんな中、ウェイドの仲間・ダイトウが「俺はガンダムで行く!」の名台詞とともにRX-78-2の姿で登場し、敵のメカゴジラと圧巻のバトルをくり広げます(う~むすごいクロスオーバー)。

 字幕・吹替版のいずれでも日本語で発せられる本セリフは、日本のガンダムファンも熱狂させたよう。2020年7月に“金曜ロードSHOW!”で本作が放映された際には、該当シーンで一般ファンからガンダム関連公式アカウントまでが「俺はガンダムで行く!」というツイートを発して大盛り上がりとなりました。

 『レディ・プレイヤー1』の舞台ともなったVRワールド“オアシス”が開発されたのは2025年の設定。折しも2023年2月22日にはプレイステーション5用VR機器のプレイステーション VR2が発売されたばかり。

 現実世界では残り2年です。“オアシス”が実際にプレイできるようになる日も近いのかもしれません。少し先の未来の世界を、ひと足先にその目で確認してみてはいかがでしょうか。

※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。

『レディ・プレイヤー1』(アマゾンプライムビデオ)

映画『レディ・プレイヤー1』予告1【HD】2018年4月20日(金)公開