2022年4月から2クールにわたって放送され、大きな反響を巻き起こしたテレビアニメ『サマータイムレンダ』。現在アマゾンプライムビデオでは、全25話が見放題対象となっています。レビューも5つ星のうち4.7と高評価。視聴者を釘づけにした本作の見どころをご紹介しましょう。
ちなみに本作は、2023年1月26日にゲーム版『サマータイムレンダ Another Horizon』（Nintendo Switch、プレイステーション4）が発売されたばかり。アニメ本編を再現したメインストーリーに加えて、6つのオリジナルストーリーやオリジナルエンディング、かわいらしい新キャラクターも用意されていますよ。
※以下、『サマータイムレンダ』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください！
『サマータイムレンダ』の原作は、2017年10月から2021年2月にかけてマンガ誌アプリ『少年ジャンプ＋』で連載。主人公の網代慎平が幼なじみ・小舟潮の死をきっかけに、タイムリープの渦に巻き込まれるSFサスペンス作品です。
“すべてが伏線”とも言われる本作は第1話から重要なエピソードが描かれるため、情報を漏らさずチェックする集中力が必須。たとえば物語の舞台であり慎平が潮の葬儀のために里帰りする日都ヶ島には、
- “自分と同じ姿の影を見た者は死ぬ”
- “死んだ者の振りをした影に家族も殺される”
という不気味な言い伝えがあります。
実際に第1話終盤では、潮の妹・澪の影が慎平と澪本人の目の前に登場。影といっても本物と区別がつかず、さらに澪の影は慎平と澪（本人）を撃ち殺してしまいます。まさかの初回放送から主人公のデッドエンド!?
かと思いきや、慎平が目覚めるとそこは日都ヶ島に向かう船の上。
じつは慎平は第1話冒頭で潮からタイムリープ能力を託されており、慎平自身の死が能力を発動させるきっかけになっていたのです。物語が進むにつれて慎平も能力について理解し、島で起きている事件を追う中で命を落としてはタイムリープをくり返すことに……。
衝撃シーンが連続する本作は、SFサスペンスながら“事件の黒幕”との人智を超えたド迫力バトルも魅力のひとつです。島の因縁と事件の真相が明らかになる一方、23～24話では現世を離れた“常夜”を舞台に慎平は異形の黒幕と対峙。記憶から再現された空襲による猛火が舞いあがる中、すべてを終わらせるべく展開するバトルアクションは謎解き以上の興奮を生み出してくれます。
謎が謎を呼ぶ物語はタイムリープものの醍醐味。最終回となる25話では、バトルの果てにどのような結末を迎えるのか……その目でぜひ確かめてみてください。
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
