累計発行部数が150万部を突破した冒険ファンタジーコミックス『王様ランキング』。2021年10月から2クールにわたってテレビアニメ化され、現在はアマゾンプライムビデオで全23話を見ることができます。
TwitterなどSNSでも大好評だった本作。「タイトルは聞いたことがあるけど見たことはない」という人にとっては、絵本のようなキャラクターデザインや背景描写にちょっと驚くかも？
※以下、『王様ランキング』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください！
タイトルにもなっている“王様ランキング”とは、国の豊かさ、王様自身がいかに勇者のごとく強いか、抱えている強者の数といった項目を総合的にランキングしたもの。
主人公のボッジは、王様ランキング7位のボッス王が統治する王国の王子です。
ところがボッジは生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れないほど。家臣はおろか民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていました。
第1話ではそんなボッジにとって初めての友達“カゲ”との出会いが描かれるのですが、金品目当てのカゲに自身が着ている服をわたすよう要求されたボッジはパンツ一丁の姿で城へ帰ることに。
確かに王の器とは言えず、主人公としてもなんだかふさわしくないような気弱なボッジ。ところが第1話後半で、早くもその印象が変わることになります。
剣術指南役で王国の四天王“ソードマスター”のドーマスが、第2王子・ダイダと手合わせした直後。ボッジとダイダが試合をすることになります。
そこでボッジはダイダの攻撃を何度もかわし、なんとボッジが1本先取したのです。
試合は第2話へと続き予想外の展開を迎えることになりますが、スピード感あふれるアクション描写も本作の評価を高める要素のひとつ。それもそのはず『SPY×FAMILY』や『進撃の巨人』などのWIT STUDIOがアニメーション制作を手がけていて、絵本のような雰囲気とアクションシーンのギャップに驚かされます。
また本作は“泣ける”という点でも、注目のエピソードが盛りだくさん。
たとえば第2話の前半では、カゲが抱えるあまりにも辛い過去が描かれました。カゲはもともと暗殺集団“影の一族”の生き残り。仲間を根絶やしにされ、自身も盗みを働きながら必死の思いで日々を送ることに。そんなカゲとボッジが友情で結ばれる展開に、多くの視聴者が涙を流したのではないでしょうか。
「絵本風だから子ども向けかな？」とスルーせず、ボッジがどのような運命をたどるのか見届けてみてはいかがでしょう。
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
