現在アマゾンプライムビデオでは『仮面ライダーアマゾンズ』が絶賛配信中です。仮面ライダー生誕45周年記念の完全オリジナル作品として制作された本作。野生VS養殖ライダーという異色の設定・ストーリーをぜひお楽しみください!

※以下、『仮面ライダーアマゾンズ』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください!

『仮面ライダーアマゾンズ』(アマゾンプライムビデオ)
『仮面ライダーアマゾンズ』野生VS養殖ライダー! 戦うこと・生きることの意味を問う大人にこそ見てほしいライダー作品【アマゾンプライムビデオおすすめ】
『仮面ライダー』公式ポータルサイトより

 『仮面ライダーアマゾンズ』は『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダー電王』を手掛けた小林靖子氏が脚本を担当。

 本作では“仮面ライダーアマゾンアルファ”と“仮面ライダーアマゾンオメガ”というふたりのライダーが登場します。アルファに変身する鷹山仁は、“アマゾン細胞”を開発した野座間製薬の研究開発員でした。

 ところが研究所の事故により4000もの実験体が行方不明に。実験体が付けている腕輪には細胞の制御機能が付いていますが、2年経つと効果が弱まり自我に覚醒して人を襲ってしまうようになります。仁は責任感からみずからの意思でアマゾン細胞を体内に取り込みアルファに変身、実験体の駆除を始めました。

 一方の仮面ライダーアマゾンオメガは、野座間製薬の特殊研究開発本部長・水澤令華がつくり出した“養殖ライダー”です。

 オメガに変身する水澤悠は怪人と戦う理由が見い出せず、同じくアマゾンとして戦う仁のもとへ。しかし仁の戦う理由は悠を含めた“アマゾンを全滅させること”。

 それを知った悠は「勝手に生み出したものを都合が悪いから勝手に殺そうとしている」と怒りをあらわにし、「狩らなきゃいけないものは狩るよ。守りたいものは守る。人でもアマゾンでも」と決意を伝えます。

『仮面ライダーアマゾンズ』野生VS養殖ライダー! 戦うこと・生きることの意味を問う大人にこそ見てほしいライダー作品【アマゾンプライムビデオおすすめ】
『仮面ライダー』公式ポータルサイトより

 悠は野座間製薬が怪人駆除のために立ち上げた子会社“ノザマペストンサービス”の仲間と生活をともにすることに。

 メンバーにはそれぞれの事情がありお金のために怪人駆除をしています。駆除班には怪人に変身して駆除活動をするマモルもいますが、ストーリー後半で覚醒してしまい同僚である三崎の腕を食べてしまいます。

 ちなみにマモルは原作の『仮面ライダーアマゾン』で人間と友好的な関係を築く“モグラ獣人”のオマージュと言われています。マモルは覚醒後に苦悩し、悠はマモルに寄り添います。怪人側の心情が丁寧に描かれている点も本作の見どころでしょう。

 悠は戦う決意をしたものの、まだ覚醒していない怪人は倒せず、たとえ人間でも仲間を傷つけたら殺したいという感情にかられ気持ちにブレが生じます。人間の味方であるはずの仁ではなく、悠に共感してしまうのは筆者だけではないはず。

 ひっそりと暮らすことを願い覚醒しないよう少しずつ人肉を食べる怪人、どんなに極悪な殺人犯でも人間であれば守る仁。正義とは何かを改めて考えさせられる『仮面ライダーアマゾンズ』、ぜひアマプラでご覧ください!

※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。

『仮面ライダーアマゾンズ』(アマゾンプライムビデオ)

【本予告90秒ver】仮面ライダーアマゾンズ