3gooから2022年12月1日にプレイステーション5、プレイステーション4向けに『ダカール・デザート・ラリー』が発売された。

 同作は、“世界一過酷なモータースポーツ競技”とも言われるダカール・ラリーをモチーフにしたレースゲーム。四輪、バイク、バギー、トラック、ATVなど、ダカール・ラリーに参戦するオフィシャル車両を多数収録しており、砂漠や雪原、泥道などのオフロードを走破していくことになる。

 オフロードの荒野を疾走するための頼りになるのが、ロードマップやコンパスを駆使してウェイポイントを辿る“ナビゲーション”で、リアルなオフロードレースが楽しめる。

 というわけで、「実際のところ、ダカール・ラリーってどんななのかなあ……」と思いを馳せていた記者のところに吉報が届いた。ダカール・ラリーに20年以上参戦し続ける菅原照仁選手の合同取材が行われるというのだ。しかも、日野チームスガワラのダカール・ラリーに参戦する車両である“HINO600”(愛称“リトルモンスター”)も撮影可能だという。これは絶好の機会!とばかりに記者はチームの本拠地がある東京日野市に飛んだ。

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菅原照仁選手

1972年7月13日生まれ、東京都港区出身。“ダカール・ラリーの鉄人”菅原義正氏の次男。1998年のダカール・ラリーにメカニックとして初参戦し、2005年大会からは親子2台体制によるドライバーとして参加。2007年には排気量10リットル未満クラスで初優勝。2021年大会で同クラス12連覇を達成した。

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HINO600。日野のダカール・ラリー参戦車両。日野は初参戦以来一貫して、軽量な車体で俊敏性に優れる中型トラックでの挑戦を続けており、排気量が大きいライバルと熾烈な戦いをくり広げる姿から“リトルモンスター”と称されている。
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菅原照仁選手が“世界一過酷なモータースポーツ競技”ダカール・ラリーの魅力を語る

 合同取材にて、まずテーマになったのが、ダカール・ラリーについて。『ダカール・デザート・ラリー』のモチーフとなるダカール・ラリーがどのようなものなのか、菅原選手に質問が飛んだ。興味深いお話の数々をぜひともチェックしてみてください。

――菅原さんがずっと挑戦し続けているダカール・ラリーというのは、具体的にはどういった競技なのでしょうか?

菅原世界一過酷な自動車レースと言われていまして、クロスカントリーラリーという、国を跨いで走っていくのが大きな特徴です。レース自体は40年以上前にスタートしていて、当初はフランスのパリをスタートして地中海を渡ってアフリカ大陸をずっと走ってきて、アフリカの西海岸にあるダカールまでゴールしていたので、パリ-ダカール・ラリーという名前で呼ばれていました。

 おもに砂漠を走って、道なき道を走っていくレースで、長いときは3週間ぐらいありましたが、いまは2週間のフォーマットで、約1万キロメートル弱を毎日レースしながら走っています。

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――砂漠の道なき道を走るということなのですが、ドライバーの皆さんはどのようにしてこのルートやコースを確認しているのでしょうか?

菅原好き勝手に走っているというわけではなくて、コースは明確に決まっています。ナビゲーターという道案内の方が横に乗っていまして、ドライバーはそのナビゲーターの指示にしたがって走っていきます。かつては、“ロードブック”という指示書をレースの前日に渡されていたのですが、いまはもっときびしくなっていて、当日のスタート15分前にタブレット端末の情報がオープンされる仕組みになっています。

 つまり、レースがスタートするときまでまったく走る場所がわからない。試走もできないようになっています。それをナビゲーターがしっかり読み取ってドライバーに伝えていくんです。走っていく場所は厳密には決まっているのですが、スタートするまでどこを走るかわからないというのが、このレースの大きな特徴ですね。

――WRCにはナビゲーション役として“コ・ドライバー”がいますね。

菅原そうですね。WRCの場合は“レッキ”と言って、事前に試走をして、コースを逐一チェックして自分なりのペースノートを作っていくんですよ。ダカール・ラリーの場合は、直前に渡されたものを使うので、ナビゲーターとしての役割がずいぶん違うんですよね。

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――ロードブックについてもう少し詳しく聞かせてください。本作にはロードブックも登場するのですが、具体的にはどのような情報が載っているのですか?

菅原まず基本的には危険度ですね。デンジャー1・2・3と標記するのですが、その場所が「かなり危険だよ」というのがデンジャー3です。デンジャー2が「かなり危険なので、ブレーキングしたほうがいいよ」、デンジャー1だと「ちょっと危ないのでブレーキングしなくても行けるけど、ジャンプがあるよ」とか、「穴があるよ」という危険度を示します。

 あとは分かれ道。分かれた後で必須になるのが“カップ”という方位。これがすごく重要で、その方位のほうに向かうということをしっかりしないと、ぜんぜん違うところに行ってしまう。

 大きく分けると危険な場所と分かれ道、その方角が書いてあるのがロードブックですね。ただ、分かれ道といってもいろいろな分かれ道があります。1キロメートル先に分かれ道がありますよという指示があったとしても、いやらしいところだと800メートルのところにも同じ分かれ道があったりします。そこを曲がってしまうとぜんぜん違うところに行ってしまうので、その辺の読みというのが、ナビゲーターにとってはすごく大事です。

――ナビゲーターはそれを読まないといけないのですか?

菅原読みというか、ちゃんと正確に測るというか……。基本、ドライバーはすぐに行きたくなってしまうので。その辺をちゃんとナビゲーターが把握をしていて、「いや違うよ」と指示をださないといけないので、かなりインテリジェンスが問われますね。

――ドライバーは、ナビゲーターをどれくらい信じて走るものなのですか?

菅原意外と信じていないところもあったりしつつ、信じないといけないところもあったりするので、そこすごい駆け引きですね。

――ですよね~。

菅原僕の場合はもともとナビゲーターもやっていたので、じつはコマ図の画面をモニタリングで出していて、ある程度チェックしながら走っています。まあ、そんなに見てはいないですけど。

――ケンカになったりしないのですか?

菅原ケンカと言うか、「本当に右なのか?」とか、「いやいや、そっちじゃないだろう」みたいなことはしょっちゅうありますよ。

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――車両の中でナビゲーターとコミュニケーションを取るうえで大事なポイントはありますか?

菅原レース中は、僕はほとんど黙っているというか、集中して走っています。ナビゲーターがずっとしゃべりっぱなしみたいなイメージです。ですので、僕からは余計なことは言わないです。ナビゲーターも性格的に余計なこと言ってきたりするタイプはいないので、コミュニケーションはうまく取れていますかねえ。

 ちなみに、トラックの場合3人乗っているので、3人だとけっこう和気あいあいという場面もあります。ふたりでいると、ぎくしゃくしてその後の修復が難しいみたいな関係になったりすることもありがちなのですが、3人いると「どうどうどう」みたいなのもあるので(笑)。

――3人目の役割って何ですか?

菅原我々は、3人目はメカニックに乗ってもらっています。トラックの場合は3人から4人まで乗れるのですが、基本的には3人ですね。レース中に、タイヤの交換をしないといけないんですよ。あと、まあ壊れたら修理もしないといけないのですが……。多いのはパンクの修理ですね。パンクの場合だとタイヤが150キログラムぐらいあるので、それをふたりで交換するとなるとけっこうな重労働になるんです。

 いま、どこのチームもシステマティックになっていて、タイヤ交換も5~6分くらいでやってしまうんですね。交換したタイヤを自分のクルマに積み込んで、しっかり縛って……といったことを全部やっていかないといけないので、そういうことをふたりでやるのはたいへんだということで、もうひとり乗ってもらっています。

 走っている最中はタイヤの空気圧の調整をしたり、モニタリングとして、いわゆる異音や温度異常とかをしっかり管理してもらったりとか、何かトラブルがあったら直してもらうという役割で乗ってもらっています。

――3人以外にも、その1日の工程が終わった後に、クルマを修理したり、メンテナンスをするスタッフがいるんですよね?

菅原そうですね。毎日500キロメートルから800キロメートルくらい走って、その日ゴールすると整備をしてくれる場所があるんですね。移動工場みたいな感じで、大きなトラックが2台用意してあって、溶接機やら何やら全部備えてあるんです。僕たちは来年のダカール・ラリーは17、18人くらいのチームで行くのですが、サポートメンバーは13、14人くらいで、そのうちのメカニックは5、6人ですね。彼らが付いて、翌朝まで直してもらうということをレース期間中くり返しています。

0108_休息日の夜遅くまで整備を行った日野チームスガワラ 0L3A2574

――ときに砂漠の真ん中だったりするわけですよね?

菅原砂漠の真ん中と言っても、このレースに出ている関係者だけでも3000人以上いるので、大きな村が移動しているみたいなものなんですよ。そこではちゃんと食事ができて、シャワーやトイレもあって、かなり広いところにみんなキャンプを張って生活していくんです。砂漠の真ん中といっても、ひとつの街みたいになるので、ポツンと焚火を囲んで……というようなイメージではないです。

――どんな食事が出るのですか?

菅原かなりおいしいですよ。主催しているのがフランス人なので、ヨーロッパ系ですね。朝はパンとコーヒーとハムエッグみたいなのと、夜はしっかりお肉があったりしますよ。現地の料理もあったりしますね。

0102_ジェッダ市内のサービスパークで点検を受ける日野600シリーズ 0L3A0077

――いまダカール・ラリーはサウジアラビアで開催されていますが、北アフリカとかサハラとか南米とかと比べて、サウジアラビアのコースの特徴を教えてください。

菅原地理的にはアフリカの横に位置していて、ほぼアフリカに近いっていうイメージです。アフリカのサハラ砂漠でやっていたときは、すごく広大なアフリカ大陸なので、景色の移り変わりがけっこうゆっくりなんですよ。だから1日2日ずっと同じような景色があって、それを移動すると今度は砂漠地帯があったり、山があったりとか、2日、3日で変わるような感じなのですが、サウジアラビアの場合はそれがギュッと凝縮されているような印象ですね。岩場もありますし、すごく綺麗な砂漠もあります。あと我々が“ド土獏”と言っている、全開でずっと走れる平らな場所もありますし、けっこうバリエーションに富んでいますね。アフリカ大陸をギュッと凝縮したようなイメージの大地なので、レースにはすごく向いているかなと思います。

――菅原さんはダカール・ラリーにトラックで参戦していると思うのですが、ほかの車種と比べてトラックならではの苦労や特徴などはあったりするのですか?

菅原もともと僕がトラックに乗せてもらって20数年経つのですが、レーシングトラックの出始めから10年くらいは、とにかく壊れました。ふつうのクルマより遅いし、加速もしないし、とにかくよく壊れるという感じだったのですが、いまは図体が大きいだけで、四輪とほとんど変わらない作りをしているんです。ついているものが大きいだけで四輪とほぼ変わらないので、運動性能がものすごく上がっています。

 昔だとしっかり走っていれば、ほかのクルマが勝手に壊れてリタイアしたり……ということも多かったのですが、いまはもう四輪のトップと同じようなスプリントレースになっているので、変な話、早いドライバーが乗ったら早く走れてしまうクルマになっています。

 昔は早いドライバーがスポット参戦しても、「早いんだけど、途中で壊れる」みたいなことも多かったのですが、いまは戦闘力も非常に上がっているので、ここ5~6年はまた、新しい時代に入ってきているかなとは思いますね。

――いまラリーカーってハイブリッドにも対応しているんですよね?

菅原そうですね。我々も前回からダカール・ラリーにはハイブリッドで参戦しています。いまはハイブリッドの動きも盛んですね。とくにサウジアラビアって、石油産出国でありながら、脱石油というか、化石燃料の動きがすごいんですよ。ダカール・ラリーも2030年までには、内燃機のふつうのガソリンエンジンやディーゼルエンジンは出場できないというのを発表しています。だからハイブリッドや次世代の電気だったり、次世代エンジン開発にいままさに取り組んでいますね。

――最後に、ダカール・ラリーを知っている人にも知らない人にも、ダカール・ラリーの魅力を教えてください。

菅原道なき道を全開で走れるという体験は中々できないですよね。とくに砂漠なんかは、日本人にはイメージできないと思うのですが、ダカール・ラリーでは本当に山みたいな砂漠を登っていくんですよ。僕もゲームで体験したら、現場の砂漠よりも山みたいな感じで、「これは登り過ぎだろう!」って思ったのですが(笑)、でも実際それくらいの、まさに“山”としか形容しようのない砂漠を登っていくといった冒険色もあります。そういうところを長いあいだ走っていくと、“ライバルだけど戦友”みたいな気持ちも芽生えたりして。『ダカール・デザート・ラリー』では、そんなラリーの魅力を体験してもらえたらと思います。

0102_ポディアムで手を振る菅原照仁、染宮弘和、望月裕司組 1N9A8350

「『ダカール・デザート・ラリー』の奥の深さを味わってほしい」(菅原)

 ダカール・ラリーのことを聞いたあとは、菅原選手が『ダカール・デザート・ラリー』を実際にプレイ。取材陣の前で巧みなハンドル(コントローラー)さばきを披露してくれた。ラリーカーを操るさまは気持ちよさそう。というわけで、菅原選手にゲームをプレイしての感想を聞いてみた。

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 ちなみに、本作には、カジュアルよりの“スポーツモード”と、レースをリアルに再現した“シミュレーションモード”があるのだが、今回菅原選手がおもにプレイしたのは“シミュレーションモード”。“スポーツモード”に関しては、「気軽でおもしろいですよ、あっちも。最高速度の規制がないですし、サイド・バイ・サイドみたいな展開もあるので。実際のレース中でも、サイド・バイ・サイドなんかもけっこうあるんですよ。さすがに、ぶつけることはあまりないですが、トラックでもぶつかる寸前で追い越ししたりということもあるので。迫力も体感できると思いますし、何せ気軽に楽しめるのがいいですね。スポーツモードはスポーツモードで楽しめますね」とのことだ。

――『ダカール・デザート・ラリー』をプレイしてみての、改めての感想を教えてください。

菅原いやあ、もうよくできているとしか言えないですよね。本当に我々がリアルで体験している現場そのものです。とくに、車内の映像ですね。いろいろと切り替えできるんですよ。いま僕がプレイしていたのは車内の映像なのですが、実車と同じところにスピードメーターがあって、“カップ”という方位メーターがある。ラリーはスピードメーターとカップがすごく命で、スピードが140Kmを超えたらペナルティーだし、カップの方位を間違えたら違うところに行ってしまう。そういうところもすごく忠実に再現されていますね。「本当にこれでナビゲーターの育成ができるんじゃないか?」と思うくらいリアルにできていたので、本当にプレイしてみてビックリしました。

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――とくにシミュレーションモードで、何の目印もない中、荒野に入っていってウェイポイントを拾っていくのが本当にすごいなと思ったのですが、ああいうのは実際のラリーでもあのようにしているのですか?

菅原まったくいっしょですね。道から1回外れてウェイポイントを取って、また別の道に戻ってみたいなことはしょっちゅうあるので。ただ、基本はナビゲーターが全部管理してくれています。ああいうときに僕は好き勝手に行くのでナビゲーターが「もうちょっと左のほうだよ」とか言ってくれるんですよ。さっきプレイしたときもそうだったのですが、カップが実際よりも振れていたりするので、判断がたいへんかもしれません。そのへんは現場で慣れている分、僕はできますが、慣れていないと中々難しいかもしれませんね。

――ああ、それだけ忠実に再現されているということですね?

菅原リアルすぎて、難しいところを途中で投げちゃうんじゃないかというくらいの場所もけっこうありますね。僕も、「これわからないな」と思って、手前のウェイポイントまで戻ってしまったりしましたけど、それくらい忠実に再現されています。

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――今日実際に運転したHINOトラックの乗り心地は実車と比べていかがでしたか?

菅原ゲームは振動がこないので、乗り心地はいいです(笑)。さっきもお話しましたが、本当にたいへんなんですよ。中に乗っていると振動でお尻痛くて……。とくにサウジアラビアの航海側の序盤というのは、ずっとああいうガタガタした道なので、お尻が痛くてしょうがないです。このゲームにそれはないので……。

 我々はほかよりも小さめのエンジンで戦っているのですが、ちょっと非力で、登りの途中でアクセルを抜いちゃったりすると、途中からあまり登りで加速が効かなくなったりするんですね。そういうときはもう踏みっぱなしにしていったりするのですが、そういうのもすごくよく再現されていて、ビックリしました。

――これから本作で初めてダカール・ラリーに触れるというプレイヤーに対して、何かアドバイスはありますか?

菅原この難しさというか、奥の深さを体感してほしいです。最初たぶん難しくて、できないこともたくさんあると思うのですが、やっていくうちに噛めば噛むほど味が出るみたいな、奥深いところがたくさんあるので、あきらめずにプレイして、魅力を感じるまでがんばってやっていただければと思います。

 最初の“スポーツモード”も楽しいですが、やはりこのゲームの醍醐味はナビゲーションを聞きながら……というのもあるので、ぜひ“シミュレーションモード”でトライしてみていただきたいですね。たぶん、最初の何日かは苦労が続くと思うのですが、読めてくるとなかなかにおもしろいので、ぜひがんばってこの魅力にハマってもらえればなと思います。

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――何か、ロードブックを読むコツみたいなものがあったりするのですか?

菅原走りながらロードブックを見ないといけないというのは、すごく難しいと思います。スピードを出して走り過ぎてしまうとロードブックが見えなくなってしまうので、慣れていないうちはゆっくり走って、「ここがこうなんだ」っていうのを見ながら走っていくのがコツかなと思います。

 レースゲームなので、どうしてもアクセルを踏みたくなるというか、全開で走りたくなるかと思いますが、凸凹道なんかだと、ふつうのゲームだとずっと踏みっぱなしとか、アクセルを開けっぱなしでいくのでしょうが、本作はリアルにできているので、たぶん途中でどこかでひっくり返ったりすると思います。そういう我慢のしどころみたいなのも、本作の楽しみどころですね。

――菅原さんはゲームをプレイしながらロードブックの指示通りに迷いなく進んでいたのですが、実際のロードブックに比べてゲームのロードブックの作りかたって再現性が高いのですか?

菅原すごくいい質問ですね! 『ダカール・デザート・ラリー』には“プロモード”というのがあって、その “プロモード”ではちょっとデフォルメしているんですよ。GPSポイントの距離感だとか、曲がっていくような感覚などが少しゲームに寄せています。ただ、“シミュレーションモード”のほうは、まさに本当のレースで使っているロードブックと同じような感じです。まさにあのままがレースですね。

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ゲームに対する知識が豊富そうだったので、ゲームをプレイするかどうか聞いてみたところ、「レースゲームはあまり遊ばないが、ふつうのゲームはします(最近はあまりしてないけど)」とのこと。『エースコンバット』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズを遊んでいたらしい。

 菅原選手のインタビューのあとは、HINO600の撮影タイムに。取材陣は、HINO600の存在感に圧倒されたのでした。

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