有名アニソンをYouTube動画でチェック!

 YouTubeなどで見られるさまざまなアニソンたち。その中から1曲をピックアップし、曲やアーティストにまつわるちょっとした情報をお届けします。今回はアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』の主題歌『バカサバイバー』に注目してみました。

不条理ギャグに負けない勢いのある曲!

 『ボボボーボ・ボーボボ』は2007年まで『週刊少年ジャンプ』に掲載されていた“不条理ギャグバトルマンガ”です。内容をざっくりと説明すると、全人類ツルツル坊主計画を進める「マルガリータ王国」に対し、“毛”の自由を守るため鼻毛真拳の使い手・ボーボボが仲間とともに旅に出るというストーリー。

 2021年には連載開始20周年を記念するイベントが開かれるなど、いまなお愛されている本作品ですが、テレビアニメは2003年より放送が開始されました。今回ご紹介する『バカサバイバー』は第33話からの後期オープニング主題歌です。

テレビアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』主題歌『バカサバイバー』-ウルフルズ(Amazon)

 本曲を歌うウルフルズと言えば、活動休止期間を挟みながらも1992年のデビュー以来ヒットを連発するロックバンド。『笑えれば』や『サムライソウル』など心にジンとくる名曲を生み出す一方、『大阪ストラット』のような“お笑い”要素が強い楽曲も多数発表してきました。

ウルフルズ - バカサバイバー

 本曲もそのひとつで、冒頭のサビが終わると怒涛の“セリフ”パートに突入します。“誰のせいでそんなショボクレとんねん”、“だからゆーてるやろいつも”と巻き舌を多用した関西弁が炸裂。

 しかし本曲がただの“おもろい曲”で終わらないのは、歌詞のメッセージ性にあり。歌詞をよく聴くと、“何かガマンしてんのんちゃう?”と心配し、“こわないこわない ほら行くで行くで!”とひたすら励ましてくれているのに気がつきます。

 サビの部分でも“生き残れ”、“勝ち残れ”とエールを送る『バカサバイバー』。『ボボボーボ・ボーボボ』の勢いにマッチしている上に、聴く人を元気にしてくれる1曲です。

うたまっぷ『バカサバイバー』

 ウルフルズの公式YouTubeチャンネルでは、フルサイズのMVを配信中。陽気に踊りながら歌うウルフルズを見れば、元気といっしょに心がほんのり温かくなること請け合いです!