2022年8月13日(土)、14日(日)の2日間、東京ガーデンシアターにて、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)初の対バンライブ“283PRODUCTION UNIT LIVE SETSUNA BEAT”(セツナビート)が開催。本稿では、公演1日目の模様をお届けする。
出演者(敬称略)
- 放課後クライマックスガールズ
河野ひより(小宮果穂役)
白石晴香(園田智代子役)
永井真里子(西城樹里役)
丸岡和佳奈(杜野凛世役)
涼本あきほ(有栖川夏葉役)
- アルストロメリア
黒木ほの香(大崎甘奈役)
前川涼子(大崎甜花役)
芝崎典子(桑山千雪役)
- ノクチル
和久井優(浅倉透役)
土屋李央(樋口円香役)
田嶌紗蘭(福丸小糸役)
岡咲美保(市川雛菜役)
※本公演で黒木ほの香さんは収録音源での参加。
開演時間になると、本公演に出演するユニットとアイドルたちの紹介映像が上映。続いて、“アルストロメリア”(前川さん、芝崎さん)が登場し、『アルストロメリア』を披露。体調不良のため急遽出演見送りとなった黒木ほの香さん(大崎甘奈役)の歌声とともに、公演の幕開けを華やかに飾った(※黒木さんの声は事前に収録したもの)。
最初のMCでは、前川さんと芝崎さんがプロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファン)に自己紹介。ふたりは、初の対バンライブのオープニングを同ユニット始まりの楽曲『アルストロメリア』で飾れたことがうれしかったと語る。そして、本公演は対バンライブだが、283プロ一丸となって、アツいライブにしていきたいと意気込んだ後、『Bloomy!』を歌唱。ステージ上では、歌っているふたりの周囲をカメラがぐるっとまわり、さまざまなアングルの映像を配信で参加しているプロデューサーに届けていた。3曲目には『ラブ・ボナペティート』をパフォーマンスし、会場を甘く癒す。
連続で2曲を披露し、汗だく状態だというふたり。それは、トップバッターということで、開幕から会場に盛り上がってもらいたい想いをパフォーマンスに込めたからだそう。そして、プロデューサーが楽しんでくれている様子を見たふたりは、内側から感情が高ぶって、心がポカポカするような、“アルストロメリア”らしいステージを届けられたのではないかと語った。MC後は、『Anniversary』を情緒溢れる歌声で披露した。
“アルストロメリア”の後に続くのは、“放課後クライマックスガールズ”(河野さん、白石さん、永井さん、丸岡さん、涼本さん)。アップテンポなラップが心地いい『よりみちサンセット』が5人から披露されると、会場のボルテージは急上昇。同ユニットの2曲目は、『拝啓タイムカプセル』。ステージの端から端まで移動しながら、元気いっぱいのパフォーマンスを届けた。
MCでは、今回のメンバーたちの衣装“セーフクエクストリーム!”を全員が着てパフォーマンスするのが初めてということで、5人ともかなり興奮気味の様子。そして、本公演で“放課後クライマックスガールズ”が、“盛り上げ隊長”に任命されていることを明かし、これからさらに会場を盛り上げていくと宣言。MC後は『太陽キッス』を披露。メンバーたちがスカーフを回すのに合わせて、プロデューサーたちもペンライトを力いっぱい振り、会場が一体となって同曲を楽しんだ。
ステージ上で、つねに全力のパフォーマンスを見せるメンバーたち。全員揃って楽曲を披露するのが心から楽しいようで、休む暇がないと話しながらも、5人は笑顔を見せていた。MCでは、ゲネプロ中もずっと5人でいっしょに行動していたという“放課後クライマックスガールズ”の仲のよさが感じさせるエピソードも。その後は、会場みんなで手を重ねながら「放課後クライマックスガールズ、最強のアイドルにへんしーん!」と気合いを入れた後、同ユニット原点の楽曲『夢咲きAfter school』を披露した。
3組目に登場するユニットは、“ノクチル”(和久井さん、土屋さん、田嶌さん、岡咲さん)。『あの花のように』と『いつだって僕らは』を、透き通る歌声で披露した。
MCでは、“ノクチルは自由で、揃わない美がある”という『シャニマス』の偉い関係者から“ノクチル評”を受けたことを明かし、それをパフォーマンスでプロデューサーに感じてもらいたいと、今回のステージへの想いを語った。MC後は、『今しかない瞬間を』と『僕らだけの未来の空』を披露。『今しかない瞬間を』では、メンバーたちが自撮りカメラを持ち、自分たちを映しながらパフォーマンス。“ノクチル”の飾らない魅力が表現された演出で会場を楽しませた。
その後は、“ノクチル”の呼び込みで、本公演オリジナル衣装“インフィニットキュリオシティー”に着替えた“アルストロメリア”と“放課後クライマックスガールズ”が登場。出演者たちから、これまでのパフォーマンスの振り返りや衣装のお披露目が行われたところで、283プロに所属するユニットの楽曲をアイドルたちがカバーし合う“シャッフルパート”へ。
ここでは、“アルストロメリア”が“イルミネーションスターズ”の『Happy Funny Lucky』、“放課後クライマックスガールズ”が“アルストロメリア”の『ハピリリ』、土屋さん、田嶌さん、河野さん、芝崎さんが“アンティーカ”の『NEO THEORY FANTASY』、黒木さん(※)、前川さん、白石さん、岡咲さん、和久井さんが“シーズ”の『OH MY GOD』を披露した。
※黒木さんは、先のユニットパートと同じく、事前に収録した音声で参加。
“シャッフルパート”が終了した後は、出演者たちが歌唱した楽曲を振り返り。『ハピリリ』では、恋とは何かを“放課後クライマックスガールズ”のアイドルたちが話しながら理解を深め、大人になっていく光景を想像して歌ったことや、『NEO THEORY FANTASY』では、“アンティーカ”をリスペクトしつつ、今回の歌唱メンバーだからこそ表現できる物語を見せようとステージに臨んだことなどが明かされた。その後は、全員で『SWEET▽STEP』(※▽はハートマーク)を歌い上げ、公演本編を締めくくった。
アンコールでは、『シャニマス』の最新情報が公開。その詳細については、以下の記事を確認してほしい。
続いて、出演者たちが再度ステージに登場し、プロデューサーへ最後の挨拶。4thライブ振りにプロデューサーたちの前でパフォーマンスできたことや、シャッフルパートを通じて、アイドルの新たな魅力を見せられたことなどを嬉々として語っていた。その後は、『FUTURITY SMILE』を披露し、会場に笑顔が咲き誇ったところで、「これからも、アイマスですよ、アイマス!」のコールとともに、公演1日目は終了した。
『シャニマス』初の対バンライブとして銘打たれた今回の公演。その1日目では、各ユニットに本来の魅力が楽しめるユニットパートのほか、出演者たちがほかのユニットの楽曲をカバーし合うシャッフルパートによって、アイドルの新しい一面が表現されていた。予想がつかないシャッフルパートの楽曲に驚きつつも、アイドルの新鮮な輝きに自然と釘付けになっていた。公演2日目では、どのようなメンバーで楽曲がカバーされ、アイドルの魅力が表現されるのかにも、期待が高まるところだ。ファミ通.comでは、公演2日目の模様もリポート予定なので、ぜひチェックしてほしい。
“283PRODUCTION UNIT LIVE SETSUNA BEAT”セットリスト(敬称略)
- アルストロメリア(アルストロメリア:黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
- Bloomy!(アルストロメリア:黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
- ラブ・ボナペティート(アルストロメリア:黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
- Anniversary(アルストロメリア:黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
- よりみちサンセット(放課後クライマックスガールズ:河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
- 拝啓タイムカプセル(放課後クライマックスガールズ:河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
- 太陽キッス(放課後クライマックスガールズ:河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
- 夢咲きAfter school(放課後クライマックスガールズ:河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
- あの花のように(ノクチル:和久井優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
- いつだって僕らは(ノクチル:和久井優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
- 今しかない瞬間を(ノクチル:和久井優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
- 僕らだけの未来の空(ノクチル:和久井優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
- Happy Funny Lucky(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
- ハピリリ(丸岡和佳奈、白石晴香、河野ひより、永井真里子、涼本あきほ)
- NEO THEORY FANTASY(土屋李央、田嶌紗蘭、河野ひより、芝崎典子)
- OH MY GOD(白石晴香、前川涼子、黒木ほの香、岡咲美保、和久井優)
- SWEET▽STEP(シャイニーカラーズ)
- FUTURITY SMILE(シャイニーカラーズ)
※黒木ほの香さんは収録音源での参加。