数々の人気キャラクターを生み出したサンエックスの大人気シリーズ『すみっコぐらし』。現在アマゾンプライムビデオでは、2021年公開の映画『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』が早くも配信されています。
※本稿には『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください!
ところでみなさんは、すみっコたちについてどのくらいご存じでしょうか。すみっコたちは、ちょっぴりネガティブで個性的なキャラクター。文字通り“隅っこ”が大好きで、その背景には何をするにも隅っこにいたがる日本人がコンセプトになっているといいます。
隅っこが好きというコンセプトとは裏腹に人気は年々上昇し、初の劇場アニメ『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』は動員120万人を超える大ヒットを記録。
映画レビューサイトFilmarksの初日満足度ランキングなどで堂々第1位を飾り、SNS上でも「すばらしい逆詐欺映画」と話題になりました。
【すみっコぐらしのなかまたち紹介】
逆詐欺映画…?
すみっコぐらしのこと、詳しく知らないけど
ちょっと気になるかも・・・
そんなみなさんにぜひ広めてもらえたら嬉しいです
こんなすみっコたちが活躍する
#映画すみっコぐらし 絶… https://t.co/FvMBWDvoc7
— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335)
2019-11-11 12:55:16
ちなみに『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』もアマゾンプライムビデオで視聴できるので、気になる方はぜひ確認してみてくださいね。
さて今回ご紹介する映画『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』は、そんな大ヒット作品に続く劇場アニメ第2弾。ナレーションは前作に引き続き井ノ原快彦さんと本上まなみさんが担当し、監督には『夏目友人帳』の大森貴弘氏、脚本を『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』や『ガールズ&パンツァー』の吉田玲子氏が務めています。
物語のキーパーソンとなるのは、魔法使いの5人きょうだい。名前はそれぞれ“わん”、“つー”、“すりー”、“ふぉー”、“ふぁいぶ”で、ひょんなことからすえっコのふぁいぶがすみっコたちの町に置いてかれてしまうところから物語は展開していきます。
じつはふぁいぶは魔法でなんでも叶えられるため、“夢”という概念がありません。対してすみっコたちにはそれぞれ夢があり、たとえばぽっちゃり体型の“ねこ”はスリムな体型になることが夢。一方お肉1%、脂肪99%の“とんかつ”は脂っぽいがゆえに残されてしまった端っこのとんかつで、誰かに食べてもらえることを夢見ています(……なんか切ない)。
しかしその夢はなかなか叶わず、叶わない夢を追いかけ続ける姿がふぁいぶの目にはとても悲しそうに映ってしまうのです。そこで自分を助けてくれたお礼にと、ふぁいぶがとった行動は“みんなの夢を消すこと”。
夢とは何か。
夢がなくなったらどうなってしまうのか。
叶わない夢に価値はないのか――。
その答えをすみっコらしいメッセージで教えてくれるところが、本作最大の見どころと言えるでしょう。
子どもだけでなく、大人たちも考えさせられる『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』。この機会にぜひあなたも、『すみっコぐらし』の門を叩いてみませんか?
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。