『世界樹の迷宮』シリーズの集大成とも言える内容！
いまから4年前の2018年（平成30年）8月2日は、ニンテンドー3DS用ソフト『世界樹の迷宮X（クロス）』が発売された日。
『世界樹の迷宮』シリーズは正統派のRPGを彷彿とさせる硬派な一面がありながら、かわいらしいキャラクターとオートマッピングなどの便利なシステムを搭載し、現代向けにアレンジされているのが特徴。そういった要素がゲームファンの心を掴んで人気が爆発し、シリーズ化されました。歴代のシリーズはナンバリングタイトル5作品と、『新・世界樹の迷宮』シリーズ2作品、『世界樹と不思議のダンジョン』シリーズ2作品があり、本作『世界樹の迷宮X（クロス）』は10作目となります。
物語の舞台は、絶海の孤島“レムリア”。王女の命によって飛行都市“マギニア”に集結した冒険者たちが、それぞれの思惑を胸に旅に出るという内容です。
“シリーズのすべてがクロスオーバーする3DS最後の完全新作”という謳い文句でしたが、その言葉に偽りはなく、これまでのシリーズのキャラクターや迷宮などが数多く登場する集大成的な作品でした。
職業の種類は新たに“ヒーロー”が加わって、全部で19種類に。従来のシリーズどおり、どんな職業のメンバーでパーティーを編成すべきか熟考するのが非常に楽しかったです。自分は、属性攻撃が得意なゾディアックと、味方の属性攻撃後に発動させるとその属性が加わって威力が増加する“スピアインボルブ”が使えるハイランダーの組み合わせをよく使っていました。後衛から安定してダメージを与えられるガンナーも外せませんでしたね。
キャラクターを登録するときにほかの職業のイラストを選んだり、DLCで過去シリーズのイラストを使用したりできるのもうれしいポイント。ボイス数も豊富で、自分だけのキャラクターを作ることができました。
また、『世界樹の迷宮』シリーズといえば古代祐三氏が手掛けるBGM。探索や戦闘で歴代シリーズの懐かしい音楽が流れるので、プレイしていてテンションが上がりました。曲数はかなり多く、中にはアレンジが施されているものや完全新規曲もあり、聴き応えたっぷりです。
ゲームシステムもシリーズの集大成となっており、スキルツリーやサブクラス、鍛冶システムと、フォースブースト＆フォースブレイクを搭載した逆転可能なバトル、幅広い難易度選択など、これまでのシステムが洗練され、さらなる進化をしていました。
ボリュームも歴代最高で、これ1本で100時間ぐらい遊べてしまいますが、そろそろシリーズの新展開もあるとうれしいところ。シリーズの正統続編はもちろん、『ペルソナQ』シリーズのようなコラボ作品もぜひ。3DSもいいハードですが、そろそろNintendo Switchで新作をプレイしたい！
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