戦国をスタイリッシュに描いた爽快なアクションゲーム

 2005年(平成17年)7月21日は、プレイステーション2用ソフト『戦国BASARA』が発売された日。

『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】

 『戦国BASARA』は、カプコンから発売された戦国アクションゲーム。一騎当千の戦国武将となって、わらわらと押し寄せる大勢の敵兵を斬り伏せながら、敵武将を討ち取っていくのが目的だ。リアル系ではなくエンタメ系に振り切っていて、ド派手かつ豪快な大技を連続でくり出し、桁違いのコンボをキメていくなど、ほかの追随を許さない爽快さが本シリーズのセールスポイントになっている。

『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】
『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】

 “婆娑羅(ばさら)”とは、華美をつくして派手に見えを張ったり、遠慮なく勝手気ままに振る舞ったりすることをそう呼ぶらしいが、そんなタイトルを冠するだけあって、本作の主人公である戦国武将たちは“超”が何個付いても足らないくらいに個性的。

 Partyを「パーリィ」などとネイティブな発音(?)で英語をしゃべり、6本の刀を竜の爪のように扱う伊達政宗や、真っ赤なライダースジャケット風の装束を身にまとい巨大な2本の槍を振るう真田幸村など、いままでに見たこともないような表現で武将を描いているのには、誰もが驚かされたのではないだろうか。

『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】
『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】
『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】

 本多忠勝にいたっては頭の天辺から足の爪先まで鉄で覆われており、もはや傷ひとつ付けられない戦国最強の(ほぼ)ロボットと化している。史実において戦で傷を負わなかったという逸話から着想を得た姿なのだとは思うが、あまりにもブッ飛んでいてもはや笑うしかない。そのうえドリルのように回転する巨大な槍を持っており、出陣の際はまるで某ロボットアニメを連想させるような演出もあり、ファンを驚かせた。

『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】

 初代『戦国BASARA』では総勢16名の武将が登場。それぞれが固有の技を持ち、性能や操作感も千差万別となっていた。なかでも無敵状態になり周囲の敵を一掃できる“バサラ技”はカッコよく、決まったときの気持ちよさも極め付き。ヒット数は100を優に超えていくのでテンションも自然と爆上がりとなっていく。初代がいくつまでカウントできたかは覚えていないが、後のシリーズではうまくやるとヒット数が99999とカンストするまで上がっていった記憶がある。そんな桁違いのコンボができてしまうところも、『戦国BASARA』の魅力のひとつと言ってもいいのではないだろうか。

『戦国BASARA』が発売された日。ブッ飛んだ表現で武将を描く、エンタメ系に振り切った超爽快な戦国アクション【今日は何の日?】

 本作は以降シリーズ化し、多数の続編&外伝作品が生み出された。2020年7月21日には15周年を記念して『戦国BASARA4 皇 ANNIVERSARY EDITION』が発売。

 テレビアニメや劇場アニメ化されたほか、舞台や宝塚歌劇団での上演や実写ドラマなど、メディアミックスは非常に多岐にわたっており、男性のみならず女性にも人気を博している。

これまでの今日は何の日?

※本記事は、2020年7月21日にアップした記事を再編集したものです。