2022年6月23日、タクティカルシューター『VALORANT』にて、Episode 5:ディメンション Act1がスタートした。

 エピソード5 Act1では、新マップとして“パール”、新たなランク区分となる“アセンダント”などが追加。さらに、既存マップの“スプリット”がメインルールから一時的に除外されるといった調整も行われている。本稿では、新シーズンの追加要素やパッチ5.0の変更点をまとめてお届け。

SHATTERED(瓦解)// Episode 5:ディメンション シネマティックトレーラー - VALORANT

VALORANT パッチノート 5.0(『VALORANT』公式サイト)
“VALORANT EPISODE 5 ACT I”の新要素(『VALORANT』公式サイト)

海底都市が舞台の新マップ“パール”が登場

 新シーズンでは、海底都市を舞台にした新マップ“パール”が登場。ポルトガルをモチーフにした街並みには近未来的な施設が点在しており、中央エリアが複雑な構造をしているのが特徴のマップだ。

 本日(6月23日)から2週間は、“パール”だけをプレイできるアンレート形式の限定キューが登場。限定キューのプレイ期間後にコンペティティブにも追加される。

 新マップの詳細は以下の記事をチェックしてほしい。

Dia do Santuário(サンクチュアリの日)// パール公式マップ紹介 - VALORANT

マッププールの変更で“スプリット”がアンレ&コンペから一次的に削除

 パールが追加されることに伴い、新シーズンからマッププールが変更に。アンレートおよびコンペティティブから既存マップ“スプリット”が一次的に削除となる。スパイクラッシュやカスタムゲームなどでは引き続きプレイ可能で、再実装の日程は今のところ未定となっている。

 今回のマッププール変更の理由としては、タクティカルシューターにおいて最も難しい要素のひとつが“新しいマップを覚えること”であり、各マップごとの射線や戦略、有効的なスキルの使い方まで深く理解するとなると、かなりの時間と根気が必要となる。もちろんそれは、マップ数が増えるごとに難しくなるわけだ。

 しかし、マップ数を7つにすることで緩和でき、新規のプレイヤーはゲームにより慣れやすく、プロチームにとっても極めやすくて刺激的なプレイ環境を維持することができる。また、7つというマップ数は、バリエーションと習熟度を両立するうえで、もっともベストな数であると考えているようだ。

 スプリットが選ばれた理由については、eスポーツチームとの話し合い、プレイヤーへのアンケートの結果、マップがもたらす戦略的な変化、マッププールでの“パール”の位置付けなどを考慮した上での決断とのこと。

【マッププール変更についての概要】

  • パッチ5.0より、コンペティティブおよびアンレートのマッププールから「スプリット」を除外──再実装の日程は未定
  • 新マップ“パール”がパッチ5.01(7月12日)でコンペティティブキューに導入されるまで、一時的にマッププールが6マップに
  • 8月に開催されるVCT LCQ(ラストチャンス予選)を最後に、eスポーツイベントのマッププールから“スプリット”を除外
  • スパイクラッシュやカスタムゲームなどの他のゲームモードでは引き続きプレイ可能
  • 新規および復帰プレイヤーが楽しめる、バリエーションと習熟度を両立させたマッププールに

 詳細は以下のページを確認してほしい。

VALORANT マッププールの変更(『VALORANT』公式サイト)

新たなランク区分“アセンダント”

 コンペティティブのアップデートとして、新たなランク区分“アセンダント”が追加。これはダイヤモンドとイモータルの間に位置するランクとなる。

 “アセンダント”の追加は、ランクごとに人口が偏っている問題(特にブロンズ・シルバーのプレイヤー数が多い問題)を解消し、高ランクの権威を保ちながらも各ランクのスキルレベルをより明確にするためのもの。これにより、アセンダント以下の全ランクの“ランクMMR目標”が引き下げられ、イモータル1~3およびレディアントの“ランクMMR目標”は引き上げられる。

  • アセンダントのプレイヤーがグループを組む際の制限は、アセンダントのプレイヤーの上下3ランク以内に(プラチナ以上のグループ分けに関する規定にも適合)
  • 振り分け戦により、振り分けられる最高ランクがアセンダント1に変更(従来はダイヤモンド1)
  • 5人のプリメイドグループ(フルパ)への25%のRRペナルティーはイモータル1から適用(従来はダイヤモンド3)
  • ソロ・デュオ・5人のプリメイドに関する制限はイモータル1から適用(従来はダイヤモンド3)
  • セージのエージェント契約書のティア8でアンロックされるタイトルが“果断に変更。新ランクの登場により名称の重複が発生するため

 詳細は以下のパッチノートをチェック。

VALORANT パッチノート 5.0(『VALORANT』公式サイト)

Episode5 Act1バトルパス

 Episode5 Act1のバトルパスが登場。“シマー クラシック”、“オペレーション: バケーション”のプレイヤーカード、“編みジェット”バディーに加えて、プレミアムバトルパスの報酬として“タスクフォース 809 ファントム”や“スピットファイア オペレーター”といった武器スキン、“ネコの戦略”バディーなどが用意されている。

新スキン“プレリュード・トゥー・カオス”シリーズが登場!

 ダークな雰囲気かつSFチックな新スキン“プレリュード・トゥー・カオス”シリーズが登場。今回の対象武器はショーティー、スペクター、ヴァンダル、オペレーター、両手剣(近接武器)。セット購入で、両手剣(近接武器)、バディー、スプレーが無料となる。

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イベントパス“クロスオーバー”が開催!

 コミックブックをモチーフにした報酬がもらえるイベントパス“クロスオーバー”が7月13日まで開催。期間内に必要なXPを獲得することで、3種類の限定プレイヤーカード、レディアナイトポイント、新タイトルをゲットできる。

不具合の修正

マップ

  • ヘイヴンのAガーデン内にある壁にスプレーが使用できない不具合を修正

エージェント

  • ジェットが“テイルウィンド”使用中に武器を装備できる不具合を修正
  • ソーヴァの“リコンボルト”、またはフェイドの“ホウント”で位置を特定されたエージェントが、わずかな間ミニマップ上で誤った場所に表示されることがある不具合を修正
  • チェンバーの“ツール・ド・フォース”で照準を合わせる際、スコープのビジュアルエフェクトが消えることがある不具合を修正

ゲームシステム

  • アルティメットポイントのオーブを使用している際、または最も遠い距離でスパイクを解除している際に、吸収や進行度を示すバーのアニメーションがちらつく不具合を修正
  • 対戦中に接続が切れた後に再接続した際、詠唱進行度バーが更新されない不具合を修正
  • 一部の武器を装備した際、誤った速度で装備アニメーションが表示され、発射可能なタイミングが適切に表示されない場合があった不具合を修正。この不具合による影響を受けていた状況は以下の通り
    • サイファーが「スパイカメラ」を終了する時
    • アルティメットポイントのオーブを獲得する時
    • スパイク設置のキャンセルおよび完了時