これまで数々の“泣きゲー”を世に送り出してきたゲームブランド“Key”。そんなKey作品のキャラクターたちが“ミニキャラ化”して繰り広げる学園コメディ『かぎなど』が、現在アマゾンプライムビデオで配信中です。Keyファン必見の本作のみどころとは?

『かぎなど』(アマゾンプライムビデオ)
アニメ『かぎなど』“泣きゲー”のキャラたちがセルフパロ!? Key初のクロスオーバーワールドに笑いが止まらない!【アマゾンプライムビデオおすすめ】
アニメ『かぎなど』公式サイト キャラクター紹介より

 テレビアニメ『かぎなど』は『Kanon』や『AIR』など、名作として語り継がれるKey作品のキャラクターたちが“私立かぎなど学園”を舞台に活躍する短編アニメです。ほかにも本作には『CLANNAD』や『リトルバスターズ!』に加え、『Angel Beats!』、『Rewrite』、『planetarian』とKeyを代表する作品のキャラクターが登場。ちなみにタイトルの『かぎなど』は音の響きから『CLANNAD』が優遇されていると思われがちですが、そうではなく“鍵等”が由来なのだとか。

 異なる世界観のキャラが同じ学校に通う“クロスオーバー作品”、さらに元の作品とほとんどが同じ声優とあって、ファンにはたまらない本作。1話が5分程度のドタバタコメディなので、サクッと見られます。

アニメ『かぎなど』“泣きゲー”のキャラたちがセルフパロ!? Key初のクロスオーバーワールドに笑いが止まらない!【アマゾンプライムビデオおすすめ】
アニメ『かぎなど』公式サイト キャラクター紹介より

 どこにあるのか誰も知らないプラネタリウムに、ひとりの少女がやってきました。解説員・ほしのゆめみ(『planetarian』のキャラクター)のナビゲートで映し出される、多くの人に愛されたあまたの星ぼしの物語。「当プラネタリウムの特別講演、どうかお楽しみください」の声で、“私立かぎなど学園”の物語が幕を開けます――。

 本編は元作品のパロディをふんだんに盛り込んだコメディなのですが、いちKeyファンとしてはヒロインたちが楽しそうにしているのを見るだけで目から涙が……。Key作品の中には悲しい結末になるものも少なくないので、元気に学園生活を送っているのを見るだけでうれしくなってしまいます。

 元のアニメやゲームでおなじみのセリフが聴けるのも嬉しいポイント。たとえば第2話に出てくる「ぽんぽこタヌキさん」は、『Kanon』の川澄舞のセリフです。『Kanon』では口数の少ない舞が、祐一の提案でYESなら「はちみつくまさん」、NOなら「ぽんぽこタヌキさん」と言うように。『かぎなど』では自虐ネタを展開する藤林椋(『CLANNAD』のキャラクター)に、舞が「ぽんぽこタヌキさん」とつぶやきます。「(自虐しているけど)そんなことないよ」と言ってあげているようで、ほっこりしました。

 ちなみに、アマゾンプライムビデオではシーズン1全12話のほかに、2022年4月から放送開始のシーズン2も配信中です。クロスオーバーゆえの思い切ったドタバタギャグを、ぜひ楽しんでくださいね。

※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。

『かぎなど』(アマゾンプライムビデオ)

アニメ『かぎなど』主題歌「ちいさなキセキ」試聴動画