2022年5月2日、スクウェア・エニックスは、『トゥームレイダー』や『デウスエクス』シリーズなどを手掛けてきた海外スタジオのアイドスとクリスタル・ダイナミクスを、Embracerグループに売却したことを発表した。
本件における主な売却対象は、スクウェア・エニックスグループの子会社が保有するCRYSTAL DYNAMICS,INC.(クリスタル・ダイナミクス)、EIDOS INTERACTIVE CORP.(アイドス)などと、『TOMB RAIDER』シリーズ、『Deus Ex』シリーズ、『Thief』シリーズ、『Legacy of Kain』シリーズなどの一部IPとなっている。
アイドス(旧:アイドス・インタラクティブ)は2009年に傘下スタジオであったクリスタル・ダイナミクスやIOインタラクティブ(2017年にマネジメント・バイアウトにより再独立)とともにスクウェア・エニックス傘下となっていた。
今回、契約を締結したEmbracerはスウェーデン系の企業グループ。THQ NordicやDeep Silverといった中堅パブリッシャーのほか、近年大規模な買収を立て続けに成立させており、『ボーダーランズ』シリーズのGearbox Software、『メトロ』シリーズの4A Gamesなどを傘下に収めている。
なお、2022年4月27日開催の当社取締役会にて、代表取締役・松田洋祐へ決定の権限を一任することを決議しており、諸条件が整ったことから本株式譲渡契約の締結に至ったとのこと。