2022年4月10日、東京・渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホールにてスクウェア・エニックスが『キングダム ハーツ』シリーズの20周年記念イベント“KINGDOM HEARTS 20th ANNIVERSARY EVENT”を開催。本稿では、同イベントで発表された『キングダム ハーツIV』に関する話題をピックアップしてお届けする。イベント全体のリポートは下記をチェック！
『キングダム ハーツIV』について
本イベントの終盤に公開されたのが『キングダム ハーツIV』。家庭用ゲーム機向けらしきクオリティーの映像が流れると、会場はザワザワし始め、ソファーで寝ているソラが映ると、悲鳴に近い歓声が。ストレリチアらしき女性キャラクターが登場するとその歓声はさらに大きく。そして、『キングダム ハーツIV』のロゴが出ると、会場は割れんばかりの拍手。スゴい盛り上がりだった。
トレーラー映像はUE4のリアルタイムレンダリングだが、ゲーム本編はUE5を使用
『KHIV』の開発は『KHIII』から引き続き、安江泰氏（Co.ディレクター）を中心としたスクウェア・エニックスの大阪スタジオ。トレーラー映像はUnreal Engine4を使ったリアルタイムレンダリングを使用しているとのことだが、並行してUnreal Engine5で検証を進めた結果、ゲーム本編はUnreal Engine5で作ることになり、ライティングやディテールなどのクオリティーは数段アップするという。
『III』から1年経って少し大人びたソラ
『キングダム ハーツ メモリー オブ メロディー』では、『KHIII』でソラが消えてから1年後が描かれており、その後の物語になる『キングダム ハーツIV』のソラは少し大人びた姿に。
次回作は『VERUM REX』だった可能性も!?
『VERUM REX』とは、『KHIII』に登場したトイボックスのワールドで流行っているというゲーム作品で、ヨゾラという主人公が登場する。ファンのあいだでは、そんな『VERUM REX』（開発チームでは“VERUM”は“ヴェルム”と読むそう）が次回作では!? と噂され（実際に『KHIII』のシークレットムービーやDLC『Re Mind』のシークレットエピソードにも登場。リクが新宿らしきところにいる）、野村氏も悩んでいた時期があった、とのことで、安江氏もどっちなのか翻弄されたとのことだが、家庭用ゲームを2作同時に作るのは難しいということで、『KHIV』を優先することにしたという。ということは、時期がきたら『VERUM REX』のゲーム化もありうる!?
続報はしばらくなさそう
例年6月にはロサンゼルスで世界最大級のゲーム見本市のE3が開催されていたこともあり、コロナ禍でE3が開催されなくとも、6月近辺に新作の発表を行うメーカーも多いが、『KHIV』についてはしばらく続報はなく、6月の情報出しもないとのこと。
