2022年3月12日、ファミ通・電撃アワード2021アワードが開催。お笑い芸人が“ゲームネタ”オンリーで競う“ゲームネタグランプリ”が初開催された。並み居る芸人たちの中、ものまね三銃士が予選・決勝を勝ち抜き優勝。賞金100万円を手にした。

※第2回の記事はこちら

※ゲームネタグランプリは下の動画1:06:30ごろ~。

ファミ通・電撃ゲームアワード2021/ゲームネタGP/スーパー野田ゲーWORLD【マヂカルラブリー/青木瑠璃子】

 ゲームネタグランプリは、ファミ通・電撃アワード2021内で配信されたネタコーナー。100組を超える応募があったというきびしい予選を勝ち抜いた10組のお笑い芸人たちにより、“ゲームネタ”縛りのさまざまなネタが披露された。

 配信に登場した芸人は以下の10組(敬称略)。

  1. お見送り芸人しんいち
  2. ガーリィレコード
  3. SAKURAI
  4. 大吟醸
  5. トンツカタン櫻田
  6. パルテノンモード
  7. ぽ~くちょっぷ
  8. ものまね三銃士
  9. 八幡カオル
  10. ヤブキサドヤ

 マヂカルラブリー野田さん、『ゲームセンターCX』などの番組を手掛ける放送作家の岐部昌幸氏、ファミ通.com三代川編集長が審査員を務めた。

 決勝進出への審査では野田さんと岐部氏のふたりがものまね三銃士をチョイス。三代川編集長がガーリィレコードを選び、この時点でものまね三銃士とガーリィレコードは決勝進出が決定した。

 選択がかぶった場合、マヂカルラブリー村上さんが独断でひと組選ぶというルールとなっており、村上さんは「彼がとてもゲームを好きだということを知っている。噛んだりしていたが決勝での逆転に期待したい」とぽ~くちょっぷを選出。

 ガーリィレコード、ぽ~くちょっぷ、ものまね三銃士が決勝へとコマを進めた。

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 決勝戦のトップバッターとなったガーリィレコードは“懐かしゲームモノマネ”ネタの漫才を披露。“『真・三國無双』諸葛亮の無双乱舞”や“『シーマン』のパネル顔マネ”などを続け、“『メタル ギア ソリッド2』の捕まった雷電”でネタを締めた。

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 ぽ~くちょっぷは“ステルスゲームの兵士の違い”というネタで、『メタルギア ソリッド』シリーズや『天誅』シリーズ、『アサシン クリード』シリーズのそれぞれの兵がどのように主人公に倒されるかという形態模写を行ったのだが、漫才は途中で脱線し、お互いに罵り合うケンカネタに発展(笑)。やや波乱含みのネタ披露となった。

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 野田さんが「昔からこのネタを見ている」というものまね三銃士は、『ストリートファイター』シリーズのベガ、『龍虎の拳』ロバート・ガルシア、『餓狼伝説』ギース・ハワードに扮して登場。冒頭からロバートが舞台の前面に近づき、「キャラクターが接近したら画面がグーってなるやつや!」と冒頭からあるあるネタを連発。“3人でキャンプに行く”というネタで、ギースステージの甲冑やベガステージの釣り鐘を持ってくるなど、ゲームの内容に掛けたネタを連打し、爆笑を獲得していた。

 審査では3人の審査員が全員ものまね三銃士を選択。満場一致での優勝となった。

 審査委員長の野田さんは「ガーリィレコードもおもしろかったが、ものまね三銃士が仕上がりすぎてる。100万円を取りに来ているなという気がして、こういう人たちが取ってくれると次回も締まってくれるなと」と審査理由を解説。岐部氏も同調し「第2回も楽しみになった」と絶賛。一方で「課題もいろいろあるな」と反省点を述べた。三代川編集長は「決勝に出られなかった方もすごくおもしろくて、個人的には予選の大吟醸の『ときメモ』ネタは最高だった。次回以降も続けられたらと思う」と展望を語った。

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 ものまね三銃士の皆さん、おめでとうございました!