プレイステーション3用ソフトとして2013年8月29日に発売された『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』が、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』として生まれ変わった!
対応プラットフォームはプレイステーション5、プレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One、Xbox Series X|S、Steam。2022年初秋の発売を目指して開発が進んでいるという。
究極的な原作再現を行った『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』(以下、前作)の持ち味はそのままに、対戦ツールとしてもゲームデザインをブラッシュアップしているという。そんな本作の魅力をお届けする。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』の購入はこちら (Amazon.co.jp)登場キャラクターは50人!
前作における最大の魅力といえば、『ジョジョの奇妙な冒険』の原作者・荒木飛呂彦氏のタッチを見事に3DCGに落とし込んだ、圧巻のビジュアル。前作の時点でも十分にすばらしかったが、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』では、現行ハードの性能にあわせて、さらなる進化を遂げているという。
そんな、さらに極まったジョジョ表現で描かれる参戦キャラクターは、50人を予定。前作は32人+DLCキャラクター9人の総勢41人だったので、これを上回る人数になる。現時点で参戦が決定しているキャラクターは以下の40人だ。
現時点で判明している40人の参戦キャラクター
『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(第1部)より
ジョナサン、ツェペリ、ディオ
『ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流』(第2部)より
ジョセフ、シーザー、リサリサ、ワムウ、エシディシ、カーズ
『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(第3部)より
空条承太郎、花京院典明、ポルナレフ、アヴドゥル、イギー、老ジョセフ、DIO、ホル・ホース、ヴァニラ・アイス
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』(第4部)より
東方仗助、虹村億泰、広瀬康一、岸辺露伴、矢安宮重清、音石明、吉良吉影、川尻浩作
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(第5部)より
ジョルノ、ブチャラティ、ミスタ、ナランチャ、フーゴ、ディアボロ
『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』(第6部)より
空条徐倫、エルメェス、アナスイ、プッチ
『スティール・ボール・ラン』(第7部)より
ジョニィ、ジャイロ、ヴァレンタイン
『ジョジョリオン』(第8部)より
東方定助
いずれも、それぞれの作品に触れていたら忘れることのできないキャラクターばかりだ。残りの10人のキャラクターたちについては続報を待ってほしい。
第6部までのキャラクターボイス、デザインやカラーはアニメ版に準拠
前作の発売から約9年。この間にも、『ジョジョの奇妙な冒険』は多くのエピソードがアニメ化されてきた。これにあわせて、前作ではゲームオリジナルキャストだった第6部までの登場人物のキャラクターボイスはすべてアニメ版の声優陣に変更となっている。
また、キャラクターのビジュアルもアニメ版のデザイン・カラーに準拠したものに調整。アニメから『ジョジョ』に触れたユーザーも、違和感なくゲームを楽しめそうだ。
オールスターバトルモードで、“宿命の戦い”と“もしもの戦い”を体験せよ!
本作には、前作にあったひとり用モードの“ストーリーモード”と“キャンペーンモード”が存在しない。代わりに用意された新たなひとり用モードが“オールスターバトルモード”だ。
この“オールスターバトルモード”では、『ジョジョの奇妙な冒険』作中の印象的なバトルが再現された“ノーマルバトル”と、本来は出会うことのないキャラクターたちが時代を越えて戦う“エクストラバトル”が楽しめる。どのバトルでも、キャラクター登場時の掛け合いとバトル終了時には、本モードオリジナルのセリフを発するという。
とくに“エクストラバトル”では「もし、あのキャラとあのキャラが出会ったら、どんなやり取りがくり広げられるのだろう?」という、『ジョジョ』ファンならば一度は考えたであろう妄想が現実になる。このあたりも本作をプレイするうえで注目すべきポイントになりそうだ。
さらに、この“オールスターバトルモード”をクリアーしていくと、各キャラクターたちのスペシャルコスチュームなども手に入る。作中に登場した、いつもと少し雰囲気の異なるファッションを再現しているキャラクターもいれば、登場時と終盤で風貌に大きな変化が見られたとあるキャラクターはその両方のビジュアルが登場するかもしれない。こちらも『ジョジョ』ファンならば見逃せないポイントだ。
それ以外のモードは、ひとり用の“アーケードモード”に“プラクティスモード”、オフライン対戦とオンライン対戦、カスタマイズやショップ&ギャラリーといったやり込み要素と、前作にあったモードが楽しめる。
ひとりひとりのプレイヤーが、自分にあった楽しみかたで、こだわりの再現度で描かれた『ジョジョ』ワールドを体験できるというわけだ。
ゲームスピードをアップさせるなど、ゲームデザインを調整
“『ジョジョの奇妙な冒険』のゲーム”として、前作よりもさらに進化している本作。では純粋な格闘ゲームとしてはどうなのか? 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』はこの点でもしっかりと期待に応えてくれそうだ。
具体的には、以下のようにゲーム体験を大きく変えるような変更も行われている。
ゲームスピードの向上
弱パンチなどの攻撃モーション発動が短縮され、よりスピーディでスリリングなバトルが楽しめるように。
ヒットストップを追加
攻撃がヒットした/ガードされたのを確認したうえでの駆け引きが可能に。公式サイトで公開されているファーストトレーラーでもヒットストップの様子が垣間見れるため、チェックしてみよう。
先行入力を追加
つぎの行動を入力可能な受付けるフレーム数を増加。つぎのアクションにつなげやすくなり、より爽快に楽しめるように。
必殺技コマンドが簡易コマンドでも入力可能に
方向キーを下から右へ1/4回転させる場合は“↓→”でも入力を受け付けるようになった。コマンド技を出しやすくなり、より自在に好きな技をくり出せるように。
一部の技性能を変更
技の威力やヒット数、コマンドなどを変更し、より対戦が盛り上がるゲームデザインへとチューニングを実施。
また、前述の技性能の変更に際し、前作にもあった“グレートヒートアタック(超必殺技)”は、ゲージの貯まり具合によって威力が大幅強化。一発逆転も可能になっており、対戦では優勢であっても最後まで気を抜けない駆け引きが味わえるとのこと。
格闘ゲームビギナーにうれしい“イージービートシステム”も搭載。1ボタンで誰もが簡単にコンボをつなげるというもので、ふだんゲームをあまり遊ばない人でもド派手なバトルがくり広げられるといった、前作の魅力を継承している。そのうえで、さらに奥深く爽快な駆け引きを多くのプレイヤーが楽しめるようになっているのだ。
そのほかにも、ファーストトレーラーでは前作で見たことのないシーンが公開されている。まだ詳細は明かされていないため、今後の続報に期待したい。
まさに“ジョジョゲー”の決定版! 続報を心して待とうじゃあないか
当時前作をプレイした方にも、この9年間で新たに『ジョジョ』ファンになった方にも、ぜひプレイしてみてほしい決定版と呼べる一作になっているであろう『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』。
システムのさらなる詳細や、まだ見ぬ参戦キャラクターについては、追って続報をお届けする予定だ。ぜひ楽しみに待っていてほしい。