世界最大規模のガレージキットの祭典として、国内はもちろん、海外でも広く知られている“ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)”。
長らく中止・延期が続いていた同イベントだが、2022年2月6日、さまざまな感染予防対策を講じたうえで、2年ぶりに幕張メッセにて開催。プロ・アマチュアを問わず、大勢の製作者たちが個性あふれる造形物を展示・販売し、会場は大盛り上がりとなった。
このたび開催された“ワンダーフェスティバル2022[冬]”では、各種企業や一般ディーラーの出展エリアに加え、ジオラマ製作&フィギュアの塗装を体験できる“体験コーナー”、バラエティに富んだステージ企画が満載の“オフィシャルステージ”なども展開。
ステージでは、アニソンシンガー&声優陣によるライブや、人気アニメの制作陣によるトークショー、さらには“ミクチャ×クラップス スペシャルステージ”というコスプレイヤーたちによる特別プログラムも実施され、これらも好評を博していた。
ちなみに“ワンフェス”といえば、コレクション欲を刺激する多種多様な展示物と並び、会場全体を彩るハイレベルなコスプレイヤーたちも見どころのひとつ。
同イベントが“ガレージキットの祭典”だけあって、衣装の造形にこだわっていた参加者も多く、『キングダム ハーツ』や『グランブルーファンタジー』、『テイルズ オブ アライズ』のキャラクターたち(に扮したレイヤー陣)は、武器や甲冑といった装飾品も忠実に再現し、多彩なポーズで写真撮影に応じてくれた。
もちろんそのほかにも、現在、テレビアニメが放送中の『その着せ替え人形は恋をする』や、2022年4月29日公開予定の『RE:cycle of the PENGUINDRUM』(テレビ放送時のタイトルは『輪るピングドラム』)といった、話題作のヒロインに扮したレイヤーも続々と集結。
『機動戦士Zガンダム』のアッシマーや、『シン・ゴジラ』の擬人化衣装など、こだわりの光るコスプレで参加していたレイヤーもいて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。