2022年7月22日に発売されるNintendo Switch向けRPG『ライブアライブ』。本作は1994年に発売されたスーパーファミコン(SFC)版のイメージを崩さずに、遊びやすさを向上させた“HD-2D”リメイク作だ。

 リメイク版の発表後、SFC版でシナリオのひとつである近未来編のキャラクターデザインを手掛けた漫画家・島本和彦氏が、自身のTwitterにて漫画“超級‼︎近未来編R”を投稿。読者の評判がよければ本業の合間に作業を進め、連載を続けるという。

 発端となったのは、ファミ通ドットコムにて2月10日に掲載した『ライブアライブ』プロデューサー・時田貴司氏のインタビューだ。

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 本インタビューにて時田氏は、島本氏から「アキラが弱すぎるッ!」と指摘を受けたエピソードについて触れ、「ヒーローらしく使い勝手が良くなりました」とリメイク版でバランス調整を行ったことを明かした。

 これを受けて島本氏は、「じゃあどんなアキラになるんだろう」と想像を広げ、自身の解釈でアキラに関する新作漫画を執筆。「新しいゲームについてまったく私は関与していない」と前置きしたうえで、発売までの盛り上げのお祭りという意図で投稿を続けるという。なお、途中で止まる可能性もあるとのこと。

 本記事では、これまでに投稿された漫画“超級‼︎近未来編R”をまとめつつ、元ネタについて解説する。前述の通り、本漫画は読者の評判がよければ続くシリーズとのことなので、ぜひ元ツイートを拡散してほしい。

超級‼︎近未来編R【1】

 1回目は、近未来編の主人公・アキラ(声優:赤羽根健治さん)のテレポート能力に関する内容。

 『ライブアライブ』では戦闘中に“逃げる”コマンドを選択することで、敵から逃走することができる。しかしアキラを操作している場合は、“逃げる”コマンドが“テレポート”コマンドに変化。戦闘から離脱できるのは同じだが、稀に変な場所にテレポートしてしまうことがある。

 漫画で描かれているのは、SFC版にもあった、アキラの母親や姉的存在・妙子(たえこ)の入浴シーンに遭遇してしまうイベントだ。

 インタビューによると、リメイク版ではコンプライアンス的に問題になりそうな部分は、限りなくオリジナルに近い形か違った表現方法でうまくカバーしていることもあるという。このテレポート事故イベントがどのような形で収録されているのかに注目したい。

超級‼︎近未来編R【2】

 どこかで見たことがある炎の漫画家に出会ったアキラ。「悪党から逃げ回らなければならない自分の非力さに困っているのだろう?」とSFC版での弱さを揶揄されつつも、新しい必殺技を伝授してくれるという。

 その名も……“ブリキ召喚(イメージ)”! アキラの技には“〇〇イメージ”という名前のものが多い。

 しかし、SFC版では威力の低さや溜め時間によって、初期技の“ローキック”がダメージソースとなっていた。その解決策として炎の漫画家が提案したのが“ブリキイメージ”というわけだ。

 おそらく、これを読んだSFC版のプレイヤー全員が「ほしい!」と思ったはず。あくまでも島本氏の想像による技のためリメイク版で追加されるとは思わないが、これくらい強くなってほしいと思うのは『ライブアライブ』ファンの共通認識だろう。

超級‼︎近未来編R【3】

 第3回は、前回解説した“ローキック”ネタを掘り下げる内容に。アキラが各編の隠しボスに“ローキック”を繰り出す様子を楽しめる。ちなみに、アキラは漫画に描かれている敵キャラとは戦闘を行うことはできないが、とある場所にて色違いの敵とは戦える。

 そんな“ローキック”には父親との思い出があるという、ゲーム内では見られない衝撃の事実が……。果たしてどんな思い出なのか、次回に期待だ。

超級‼︎近未来編R【4】

超級‼︎近未来編R【5】

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