心をくすぐる要素を豊富に盛り込んだ世界観と重厚なストーリーが魅力

 1998年(平成10年)2月11日は、プレイステーション用RPG『ゼノギアス』がスクウェア(当時)から発売された日。本日で発売から24年となる。

『ゼノギアス』の発売から24年。多くの伏線が張られた緻密な物語と終盤の展開に衝撃を受けたユーザーが続出【今日は何の日?】

 本作最大の魅力は、やはりSF、ロボットアニメ、宗教・神話的な要素など、さまざまなテイストをこれでもかと詰め込んだストーリー。ディスク1で緻密に張り巡らされた伏線が終盤一気に繋がって謎が解き明かされていく快感はプレイヤーを虜にしたのはもちろん、衝撃的なラストの展開は多くのゲームファンのあいだでさまざまな論争を巻き起こした。

 キャラクターボイスやボーカル入りのエンディングテーマ、長時間のアニメムービーなど、当時としてはかなり新しい試みを積極的に取り入れており、演出面にも非常に力の入った作品だったと言える。
 
 バトルでは弱、中、強の攻撃ボタンを押す順番でくり出せる必殺技が変化。場面によっては“ギア”と呼ばれる巨大な人型兵器に搭乗して戦闘やダンジョンの探索を行うのが、『ゼノギアス』ならではの特徴。登場する多種多様なギアに魅せられるユーザーも大勢いたのではないだろうか。

『ゼノギアス』の発売から24年。多くの伏線が張られた緻密な物語と終盤の展開に衝撃を受けたユーザーが続出【今日は何の日?】
『ゼノギアス』の発売から24年。多くの伏線が張られた緻密な物語と終盤の展開に衝撃を受けたユーザーが続出【今日は何の日?】

 ゲームファンの投票で決める週刊ファミ通の『平成のゲーム 最高の1本』の特集記事では、10位にランクイン。作曲家の光田康典氏が手掛けたBGMはいまなお人気が高く、同特集に寄せられた意見の中で思い出を語るファンも多かったのだとか。

 また、“聖剣伝説が出ない理由、FFとは異なる可能性”というテキストとともに「『聖剣伝説』、『ファイナルファンタジー』、そして……『ゼノギアス』」のナレーションが流れる本作のCMも有名。シンプルな分、感情を煽るようなメッセージが強く印象に残っている人も多いようだ。

『ゼノギアス』の発売から24年。多くの伏線が張られた緻密な物語と終盤の展開に衝撃を受けたユーザーが続出【今日は何の日?】
『ゼノギアス』の発売から24年。多くの伏線が張られた緻密な物語と終盤の展開に衝撃を受けたユーザーが続出【今日は何の日?】
これまでの今日は何の日?

※本記事は、2020年2月11日にアップした記事を再編集したものです。