中国のインディーゲームデベロッパーNEKCOM Gamesが、プレイステーション5、プレイステーション4、PC向けアクションRPG『昭和米国物語』(Showa American Story)を発表した。パブリッシャーは2P Games /Game Source Entertainmentが担当する。

 何とも強烈なインパクトを持った本作は、開発陣によると「80年代ポップカルチャーへの熱烈なラブレターであり、B級テイストの強い新感覚RPG」とのこと。音声は日本語で、字幕は簡体字中国語、簡体字中国語、英語、日本語対応となるようだ。公開されたPVの楽曲には大事MANブラザーズバンドのヒット作『それが大事』が使用されている。

『昭和米国物語』(Showa American Story)オフィシャルトレーラー

『昭和米国物語』Steamサイト

 本作の舞台となるのは、“昭和66年”のアメリカ。日本は強力な経済力でアメリカの大部分を買収し、急増した移民がアメリカ大陸の中に日本文化をしっかりと根付かせた。世界のリーダーであったアメリカは、日本の経済・文化の文化的な植民地となり、ふたつの文化は急速に融合しているという設定だ。

 ところが謎の大事件が発生し、世界が一変。ゾンビやモンスターがあちこちに出現し、社会秩序が崩壊していったのだ。

 本作の主人公は、19歳のアクション映画のスタントウーマンである19歳の千草蝶子。新横浜と名付けられたハリウッドに新作映画のオーディションを受けるためにやってきた蝶子と妹だが、蝶子は到着早々謎のエージェントに襲われ、ニュータウン郊外の荒野に埋められることに……。

 ところが蝶子は奇跡的に復活。いなくなってしまった妹を探し求めて、アメリカ横断の旅に出ることになる。なぜ世界はこのように変わってしまったのか、蝶子を殺したのは誰なのか? 真実と復讐の旅路が始まる……というストーリーだ。

『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』
『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』
『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』

 本作の戦闘スタイルは、自由度の高いものになるとのこと。近接武器や遠距離武器、いくつかの奇妙な武器などが用意されており、プレイヤーは自分の戦闘スタイルに合った特徴的な武器を持ち、さまざまな攻撃方法とアビリティを駆使してゾンビやモンスターなど、さまざまなタイプの敵と戦うことになる。

 また、本作ではメインクエストやサイドクエストを通じて、さまざまな背景を持つキャラクターと出会うようだ。蝶子の住処および移動手段は大きなRV車になり、カスタマイズやアップグレードが可能。コスチュームや収集品、さらにはミニゲームなどもあるとのこと。

 『昭和米国物語』の発売時期は未定。独特な感性を持つ本作の続報に期待したい。

『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』
『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』
『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』
『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』
『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』
『昭和米国物語』日本の文化的植民地となった昭和66年アメリカでゾンビと戦うアクションRPG。PVの楽曲は大事MANブラザーズバンドの『それが大事』