世界最大級のゲームショウ“E3”が、昨年に引き続き2022年もオンライン開催となる方針であることがわかった。

 これは、海外業界誌VentureBeatのディーン・タカハシ記者によるE3主催のESA(エンターテインメントソフトウェア協会)への取材でわかったもの。記事によると、新型コロナウィルスのオミクロン株の流行などを受けてE3 2022の有人の実開催を回避する方向で進められているという。また具体的にどういった形になるかは正式には未定であるものの、オンライン開催の可能性が有力と考えられているようだ。

 新型コロナウィルスの流行以来、E3は2020年の開催をキャンセルし、業界的には各社が発表配信などを個別にオンラインで行うスタイルにシフト(それらをまとめるものとしてThe Game Awards主催のジェフ・キーリー氏が主導するオンラインイベント“Summer Game Fest”なども立ち上がった)。翌2021年はそれらを踏襲しつつE3もオンライン開催という形で行われた。

 現地アメリカでは、年明け1月3日の新たな感染者数が100万人を突破。そこからピークアウトしているものの5日付けのデータでは7日間平均の新規感染者数が依然として50万人を超えており、ラスベガスで現地5日から行われている家電・ガジェット系のショーケースイベント“CES”に対して感染拡大の懸念の声なども高まっている。