2021年11月27日(土) 、28日(日) の2日間、千葉県・幕張メッセ イベントホールにて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(以下、『シンデレラガールズ』)の10周年を記念したライブイベント“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! Celebration Land”が開催。本記事では、(千葉)公演2日目の模様をお届けする。
出演者(敬称略)
- 大橋彩香(島村卯月役)
- 朝井彩加(早坂美玲役)
- 五十嵐裕美(双葉杏役)
- 立花理香(小早川紗枝役)
- 三宅麻理恵(安部菜々役)
- 青木瑠璃子(多田李衣菜役)
- 嘉山未紗(脇山珠美役)
- 小市眞琴(結城晴役)
- 長島光那(上条春菜役)
- 松井恵理子(神谷奈緒役)
- 森下来奈(鷹富士茄子役)
- 神谷早矢佳(南条光役)
- 花井美春(村上巴役)
- 松嵜麗(諸星きらり役)
- 安野希世乃(木村夏樹役)
- 佳村はるか(城ヶ崎美嘉役)
- 和氣あず未(片桐早苗役)
- 安齋由香里(西園寺琴歌役)
- 井上ほの花(浅利七海役)
- 二ノ宮ゆい(八神マキノ役)
公演1日目同様、開演時間になると事務員の千川ちひろ(声:佐藤利奈さん)による前説がスタート。本日2021年11月28日で『シンデレラガールズ』が10周年を迎えたことの喜びを語りつつ、しっかりと本ライブの注意事項をプロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)アナウンスした。
前説が終わると、ライブのOPとしてぴにゃこら太が本公演の会場に向かうために壮大(?)な冒険をくり広げる映像が上映。途中からはダンサーたちも登場し、映像とともに会場を盛り上げていく。
その後、ステージの幕が上がりキャストたちがステージに姿を現す。そして、『アイマス』シリーズ15周年記念楽曲『なんどでも笑おう』を全員で歌い上げ、2日目のライブの開幕を華やかに飾った。
MCでは、キャスト陣からプロデューサーへ挨拶。大型ライブ初出演となる安齋さん、井上さん、二ノ宮さんは、それぞれ緊張した面持ちながらも、本ステージへの意気込みをしっかりと語っていた。またMCでは、本日が千川ちひろの誕生日ということで、みんなでお祝い。ちひろも会場のスクリーンに姿を見せ、「ありがとうございます!」とうれしそうにお祝いをしてくれた会場に感謝を示していた。
MC後はライブパートへ。まずは、安野さん、立花さん、松井さん、和氣さんが『とどけ!アイドル』を爽やかに歌い上げる。続いて、松嵜さんによる『ましゅまろ☆キッス』。ステッキを用いたパフォーマンスとともに会場のボルテージを引き上げていく。歌唱終盤には三宅さんも参加し、ステージを大いに盛り上げた。『ましゅまろ☆キッス』後には、松嵜さんの「そのとき、ましゅまろ☆キッスに不思議な光が舞い降りてきたのです」の掛け声に応じるように、三宅さんによる『メルヘンデビュー!』が披露。歌唱途中にはダンサーのダンスに合わせてプロデューサーたちとウェーブを行う場面もあり、会場一体となって楽しんだ。『メルヘンデビュー!』の後は、立花さんによる『花簪 HANAKANZASHI』。2ndライブのときと同じ着物風の衣装姿で番傘を用いて妖艶にパフォーマンスし、会場を魅了した。アイドルたちのソロ曲が連続で披露された後は、五十嵐さん、井上さんによる『輝く世界の魔法』。楽曲中には杏と七海のかわいらしい掛け合いも披露され、プロデューサーたちをメロメロにしていた。
最初のライブパートを終えたところで、MCタイム。ここでは、“忘れられないあの出来事”についてのトークへ。安齋さんは、『シンデレラガールズ』のアイドルの声を務めるのが夢だったそうで、事務所からオーディションの連絡がきたときは心臓がバクバクしたそう。オーディション当日も緊張して泣いてしまうほどだったそうだが、スタッフのやさしい心遣いで無事終えることができたと、当時の出来事を振り返っていた。
井上さんは、七海役が決まってから毎週のように行われていた収録のときに、“だぢずでど”を“らりるれろ”と発音する七海の演技をくり返していたことで、日常でも七海のような口調になっていたと微笑ましいエピソードを語っていた。
二ノ宮さんは、七海と琴歌といっしょに参加したイベント“Let's Sail Away!!!”の収録時を回想し、同イベントのタイトルコールの収録がたいへんだったと明かす。というのも、先に収録を行った七海と琴歌のタイトルコールがほんわかとしたゆるいテンポで、自身が演じるクールなマキノとしてふたりに合わせるのに苦労したそうだ。
MC後のライブパートでは、『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』(朝井さん、嘉山さん、長島さん)から始まり、『Rockin' Emotion』(安野さん)、『Twilight Sky』(青木さん)、『Claw My Heart』(朝井さん)と、ロックな楽曲が立て続けに披露され、会場の熱気も大いに高まっていく。その後の『メッセージ』(大橋さん、二ノ宮さん)、『Dreaming Star』(松嵜さん、五十嵐さん、安齋さん)は、長く活躍しているキャストと、最近新しく加わったキャストの組み合わせで披露されていた。
『Dreaming Star』歌唱後は、“忘れられないライブの名場面”をテーマにトークを展開。大橋さんは、2013年に本公演と同じ会場で開催された765プロのライブイベント“THE IDOLM@STER 8th ANNIVERSARY HOP!STEP!!FESTIV@L!!!”幕張公演を挙げる。同ライブで大橋さんは福原綾香さん(渋谷凛役)と『お願い!シンデレラ』を歌唱したが、大人数で歌唱することの多い同曲をふたりで披露したこと、そしてステージで大先輩の背中を見れたことが思い出深く、今回同じ会場でステージに立って改めて忘れられないライブだと感じたそう。
佳村さんからは、大橋さんと福原さんと出演したラジオ『デレラジ』の初イベントの際にスタッフにライブを行うか打診された際、自身と大橋さんは少し答えを出すの躊躇していたが、福原さんは迷わず「歌います」と答えたという、福原さんのプロ意識の高さを伺わせるエピソードが披露された。
また、当時はライブを行わないというスタンスであったことも五十嵐さんから明かされつつ、先の『デレラジ』のイベントから盛んに『シンデレラガールズ』のライブが行われていったことから、福原さんのひと言がいまの『シンデレラガールズ』があるかもと、佳村さんは感慨深そうに語っていた。
MCを終えた後は中盤戦に突入。まずは『TRUE COLORS』(神谷さん、小市さん、花井さん、森下さん)から始まり、『2nd SIDE』(松井さん)、『ドレミファクトリー!』(嘉山さん、小市さん、神谷さん)と披露された後、五十嵐さんと松嵜さんが客席のあるアリーナに登場。歌番組のような形で楽曲の前振りを行った後、花井さん、三宅さん、森下さん、立花さんが『命燃やして恋せよ乙女』を披露。途中には、「京都から来た、はんなり乙女」(立花さん)、「島根から来た、幸運の乙女」(森下さん)、「広島から来た、カチコミ乙女」(花井さん)、「千葉……じゃない! ウサミン星から来た乙女」(三宅さん)と、アイドルごとにアレンジが加わった口上も披露し、会場を笑顔にしていた。続く『We're the friends!』では、佳村さんと安齋さんの甘い歌声で会場が癒やされていく。井上さん、大橋さん、青木さんによる『Treasure☆』では、途中で嵐に見舞われる箇所で、鯖の大群に襲われるというユニークな展開となっており、プロデューサーを楽しませていた。
MCでこれまでに披露した楽曲について振り返った後は終盤戦へ。『Gossip Club』(森下さん、和氣さん、佳村さん)、『Trancing Pulse』(松井さん 二ノ宮さん、長島さん)、『∀NSWER』(朝井さん、安野さん)、『Just Us Justice』(長島さん、嘉山さん、神谷さん、小市さん、和氣さん)、『Let's Sail Away!!!』(安齋さん、井上さん、二ノ宮さん)、『ススメ オトメ~jewel parade~』(三宅さん、五十嵐さん、大橋さん、青木さん、松嵜さん、佳村さん)と、ライブ終盤になってもアツい楽曲が続く。そして、全員で『EVERLASTING』を歌唱したところで、ライブ本編は終了。
アンコールでは、千川ちひろより業務連絡として、『シンデレラガールズ』に関する最新情報が公開。その内容については、以下の記事をチェックしてほしい。
業務連絡を終えた後は、『シンデレラガールズ』10周年当日ということで、ソーシャルゲームから始まった『シンデレラガールズ』の歩みをゲームやアニメの映像で振り返る特別映像が上映。さらに、10周年を記念したアニメPVも公開。今回公開されたのは冒頭のみで、2022年に公開予定の全編では190人のアイドル全員出演するそうだ。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS10th Anniversary Special PV~Memories with You~【アイドルマスター】
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation【アイドルマスター】
アニメPVが上映されたところで、キャストたちが再びステージに登場し、プロデューサーへ挨拶。大型ライブ初出演となった安齋さんは、ライブが始まる前からとても緊張していたことを明かしつつ、幕が上がってプロデューサーたちが振るペンライトで満たされた会場の光景に感動したそう。そして、この光景を忘れずにこれからもがんばっていきたいと語った。
二ノ宮さんも初めてステージということで、緊張しながらも自身のパフォーマンスを通じてマキノの担当プロデューサーを絶対に増やすという意気込みで臨んだそう。そして、好きになってくれたか会場のプロデューサーに問いかけると、大きな拍手が送られ、それを受け止めるように自身も10年間、マキノの声を担当してきたと言えるように取り組んで行きたいと目標を述べた。
井上さんは、10周年という記念すべき日に七海として憧れていた『シンデレラガールズ』のステージに立ててうれしいと率直に語る。また、今日まで応援して、七海に出会わせてくれたプロデューサーに少しでも幸せになってもらえるようにステージに立っていたと打ち明けつつ、温かく迎えてくれたプロデューサーに感謝の言葉を送った。
キャスト陣による挨拶の後は、『お願い!シンデレラ』を全員で歌唱。ステージの端から端まで移動し、プロデューサーたちに手を振りながら歌声を届けたところで、最後に「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールとともにステージは幕を閉じた。
『シンデレラガールズ』の千葉公演が幕を閉じた。本公演ではこれまでにない新鮮な組み合わせで、『シンデレラガールズ』の歴史を感じられる楽曲が多数披露されており、馴染み深い楽曲の新たな魅力が発見できるライブとなっていたと思う。また、大型ライブ初出演となる3人もトークの際には緊張している様子が伺えたが、パフォーマンス中は堂々としていて、バッチリと会場を楽しませていた。年を重ねるごとに『シンデレラガールズ』の規模は大きくなり続けているが、今回のライブを見ていると、これから先の活動も大いに期待できると感じた。
10周年ツアーは本日で折り返し地点。この後には、愛知公演、沖縄公演が控えているが、11年目に突入する『シンデレラガールズ』が各地でどのような興奮や感動を与えてくれるのか、いまから楽しみでしかたがない。
“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! Celebration Land”公演2日目セットリスト(敬称略)
- なんどでも笑おう(Long Intro Ver.)(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- とどけ!アイドル(Long Intro Ver.)(立花理香、松井恵理子、安野希世乃、和氣あず未)
- ましゅまろ☆キッス(松嵜麗)
- メルヘンデビュー!(三宅麻理恵)
- 花簪 HANAKANZASHI(立花理香)
- 輝く世界の魔法(五十嵐裕美、井上ほの花)
- ガールズ・イン・ザ・フロンティア(朝井彩加、嘉山未紗、長島光那)
- Rockin' Emotion (安野希世乃)
- Twilight Sky(青木瑠璃子)
- Claw My Heart(Long Intro Ver.)(朝井彩加)
- メッセージ(大橋彩香、二ノ宮ゆい)
- Dreaming Star(安齋由香里、五十嵐裕美、松嵜麗)
- TRUE COLORS(神谷早矢佳、小市眞琴、花井美春、森下来奈)
- 2nd SIDE(松井恵理子)
- ドレミファクトリー!(神谷早矢佳、嘉山未紗、小市眞琴)
- 命燃やして恋せよ乙女(Long Intro Ver.)(立花理香、花井美春、三宅麻理恵、森下来奈)
- We're the friends!(安齋由香里、佳村はるか)
- Treasure☆(青木瑠璃子、井上ほの花、大橋彩香)
- Gossip Club(森下来奈、佳村はるか、和氣あず未)
- Trancing Pulse(長島光那、二ノ宮ゆい、松井恵理子)
- ∀NSWER(朝井彩加、安野希世乃)
- Just Us Justice(神谷早矢佳、嘉山未紗、小市眞琴、長島光那、和氣あず未)
- Let's Sail Away!!! (Long Intro Ver.)(安齋由香里、井上ほの花、二ノ宮ゆい)
- ススメ☆オトメ ~jewel parade~(青木瑠璃子、五十嵐裕美、大橋彩香、松嵜麗、三宅麻理恵、佳村はるか)
- EVERLASTING(Short Intro Ver.)(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- お願い!シンデレラ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)