CRI・ミドルウェアは、Holotech Studios, Inc.のバーチャルアバター制作支援ツール“Animaze”に、音声解析リップシンクミドルウェア“CRI LipSync”を標準搭載したと発表した。

 “Animaze”は、ウェブカメラで読み取った表情や動きを即座にバーチャルアバターに反映するソフトウェア。音声を解析しボイスデータから唇の動きを生成する“CRI LipSync”と組み合わせることで、バーチャルアバターを活用するすべてのサービスでの活躍が期待される。

以下、リリースを引用

音声解析リップシンクミドルウェア「CRI LipSync」がバーチャルアバター制作支援ツール「Animaze」に標準搭載 メタバース向けツール&ミドルウェアとして適用分野をさらに拡大

 株式会社CRI・ミドルウェアは、Holotech Studios, Inc.,が提供するバーチャルアバター制作支援ツール「Animaze」に、CRIの音声解析リップシンクミドルウェア「CRI LipSync」が標準搭載されたことを発表いたします。

 「Animaze」の持つウェブカメラからのモーショントラッキングと「CRI LipSync」による音声解析からのリップシンク技術で、より精度の高いバーチャルアバターを、法人だけでなく、個人でも使用可能になります。

バーチャルアバター制作支援ツール“Animaze”に音声解析リップシンクミドルウェア“CRI LipSync”が標準搭載。メタバースやバーチャルコンテンツでの大活躍に期待

「メタバース(仮想空間)」でも活躍するバーチャルアバター制作技術

 「Animaze」はウェブカメラで読み取った表情や動きを即座にバーチャルアバターに反映するソフトウェアです。バーチャルキャラクターでビデオチャットやYouTube配信を行う際などに使用され、全世界向けにリリースされています。

 「CRI LipSync」は、音声を解析しボイスデータから唇の動きを生成するミドルウェアです。英語・中国語など様々な言語に対応しており、特に日本語の解析精度に強みを持ちます。

 「Animaze」と組み合わせることで高い精度でキャラクターを動かすことができ、バーチャルアバターのより一層の普及に貢献します。「メタバース(仮想空間)」において、自身の分身となるバーチャルアバターは非常に重要な立ち位置を占めることから、本採用を機に、今後もさらなるユーザー層の拡大を見込んでおります。

ライブにも収録にも使えるリップシンク技術

 「CRI LipSync」はリアルタイムでの解析にも対応しており、収録した音声だけでなく、マイクから入力される音声データの解析も可能です。即座に口パク(リップシンク)を数値として出力しキャラクターの動きに組み込むことができます。2019年の提供開始以降、VTuberの配信やバーチャルキャラクターライブに採用され、その解析精度は高く評価されています。

 「メタバース」でのリアルタイムコミュニケーションにおいても、アバターの口がリアルに動くことによって、よりスムースな会話が可能になります。

 Animazeに標準搭載されることにより、法人だけではなく、個人の開発者の方にも使用機会が提供できることになり、バーチャルキャラクター、バーチャルアバターを活用するすべてのサービス、コンテンツ制作におけるデファクトスタンダードツールを目指します。

バーチャルアバター制作支援ツール“Animaze”に音声解析リップシンクミドルウェア“CRI LipSync”が標準搭載。メタバースやバーチャルコンテンツでの大活躍に期待
設定方法
CRI LipSync製品ページ

※Animazeに搭載されたCRI LipSyncに関する問い合わせはHolotech Studioにお問い合わせください。

株式会社CRI・ミドルウェアについて

 「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE」として、ゲーム分野や組込み分野を中心にさまざまな分野に展開しています。

 CRIは、「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エンドユーザーのユーザビリティの向上をサポートしてまいります。