本日2021年10月28日20時より、イザナギゲームズとMyDearestによるOculus(VR)、Nintendo Switch(Non-VR)用ゲームソフト『DYSCHRONIA: Chronos Alternate(ディスクロニア: クロノスオルタネイト)』のアライアンス発表会が行われました。
『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』は『東京クロノス』、『ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス: ビヨンドクロノス)』に続くクロノスユニバース最新作。各タイトルは世界観に繫がりがありながらも、それぞれ単体で楽しめるまったく異なるストーリーが展開されます。
発表会に出演したのは『東京クロノス』で二階堂華怜、『ALTDEUS: Beyond Chronos』でアニマを演じた、声優の石川由依さん。MyDearestの総合プロデューサー、岸上健人氏。イザナギゲームズの総合プロデューサー、梅田慎介氏。司会はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏が担当しました。
おもしろいVRゲームをより広く届けるために意気投合
発表会の第1部では、イザナギゲームズとMyDearestのアライアンス発表、そして2社がタッグを組んでゲームを開発することになった経緯の説明が行われました。
『東京クロノス』、『ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス: ビヨンドクロノス)』を開発したMyDearestは、物語性を重視したVRタイトルを開発する企業。
一方のイザナギゲームズは『ワールズエンドクラブ』、『デスカムトゥルー』、『冤罪執行遊戯ユルキ』など、国産のコンシューマゲームをグローバルに販売する企業。
この二社がタッグを組んだのは、岸上氏のFacebookに、Messengerで梅田氏から連絡があったのがきっかけだったのだとか。
梅田氏は『ALTDEUS: Beyond Chronos』をプレイして、そのおもしろさに感動。つぎのタイトルはぜひタッグを組んで開発したいと思い岸上氏に連絡し、そのままゲームへの熱い想いから意気投合。本作をいっしょに開発することになったということでした。
MyDearestのVRゲームのノウハウと、イザナギゲームズのコンシューマーゲーム展開に関するノウハウ。このふたつを掛け合わせることで、OculusでのVR体験、そしてNintendo SwitchでのNon-VR体験の両立が可能になったのです。
第1部のラストでは、梅田氏、岸上氏による調印式が執り行われ、巨大な調印証書にふたりで署名。そのシュールな光景と、おふたりのすでにすっかり仲良しな様子が笑いを誘いつつ、発表会は第2部へと移りました。
VR世界での“時間への干渉”というゲームシステムを紹介
第2部から、石川由依さんが出演。発表会は『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』のゲーム内容紹介に移ります。
本作はディレクターが『東京クロノス』、『ALTDEUS: Beyond Chronos』の柏倉晴樹氏から、末岡青氏へと交代。末岡氏は『ALTDEUS: Beyond Chronos』の開発がいちばん忙しい時期に新たなVRタイトルの企画を岸上氏に20本ほど送ってきたほどの、才気と情熱に溢れた人物であるとのこと。
その情熱と企画自体のクオリティの高さから、『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』のディレクターを任せることになったのだとか。
発表会では末岡氏からのお手紙を石川さんが朗読。それによると、本作の開発コンセプトは「VRは両手を使って探索ができる。それなのに、右手と左手で同じことをするのはもったいない」というアイデアがきっかけになっているということです。
主人公のハルは特殊能力を持っており、“時間への干渉”により事件の捜査を行います。ゲームへのインタラクションが過去作以上に重要なタイトルとなっているとのこと。
シリーズではじめて自由探索ができるゲーム内容。右手で事件を調査し、左手で“過去を視る能力”を使用します。右手と左手で異なる“真実”を“手繰り寄せる”ゲームになっているのが『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』なのです。
Oculus(VR)とNintendo Switch(Non-VR)では、それぞれに最適なゲーム性になるとのこと。また、Oculus版は全3章を分割でリリース。Switch版はフルエピソードによる販売となることも発表されました。
主人公、ハル・サイオンを演じるのは千葉翔也さん! 鬼頭明里さん、上村祐翔さんなど豪華キャストも発表
続いて、本作の主要キャスト陣が発表となりました。石川由依さんは、前々作、前作に引き続き出演。ハル・サイオン役・千葉翔也さん、ノエル・ガネット役・上村祐翔さん、リリィ役・鬼頭明里さんからは、ビデオメッセージも。
ハル・サイオン:千葉翔也さん
千葉さんからのメッセージ:「ハル・サイオンは最年少の監察官です。モノに触れると、持ち主の記憶を読むことができる“メモリーダイブ”という能力を使うことができます。VRゲームの醍醐味として、ハルが見ているものを皆さんにも見ていただいて、CV千葉翔也になってください」
ノエル・ガネット:上村祐翔さん
上村さんからのメッセージ:「ノエルはヒロイン・マイアの弟役です。主人公のハルには無愛想で塩対応なのですが、かわいい一面もあるキャラクターになっています。多くの人に愛されるキャラになるとうれしいです」
リリィ:鬼頭明里さん
鬼頭さんからのメッセージ:「以前からやりたかったマスコットキャラクターを、『DYSCHRONIA』で演じることができてうれしいです。ハルの補佐AIということで、いろいろなシーンでプレイヤーの皆さまとごいっしょすることになると思います」
マイア・ガネット:和氣あず未さん
アッシュ・シェパード:小林裕介さん
アイリ・クローバー:芹澤優さん
ケイス・トウザキ:諏訪部順一さん
システリア:ファイルーズあいさん
エレイン・コーディア:石川由依さん
アルバート・ラムファード:?
クラウドファンディングやRTキャンペーンなど、新情報ぞくぞく! ラストにはディレクターの末岡氏も登場
新情報はまだまだ続きます。本作の各章エピソードテーマソングを、バーチャル・シンガーの[YuNi]さんが歌うことが明らかに。『ALTDEUS: Beyond Chronos』から引き続き楽曲を担当することとなった[YuNi]さんからのメッセージも紹介されました。
クラウドファンディングが10月29日(金)から始まることや、Oculus Quest 2、Nintendo Switchが当たるTwitterのRTキャンペーンが行われることも発表。
“DYSCHRONIA:7DAYS プロジェクト”では、クラウドファンディング期間中に7つの情報公開が行われるとのこと。11月26日にはシリーズテーマ曲を歌うシークレットシンガーが明らかになります。
配信の最後には、本来出演する予定のなかった、ディレクターの末岡氏ご本人が登場。石川さんに読んでもらうはずだったお手紙を、ご自身で読み上げます。
末岡氏の「クロノスシリーズのディレクターを柏倉監督から引き継いで、とてもプレッシャーを感じているのですが、それ以上にこのゲームを作れることをすごく楽しんでいます。発売は来年になりますが、世界中の多くの人に楽しんでいただけるようにスタッフ全員で知恵を絞って開発を進めているところです。今後もいろいろな情報が出ると思うので、チェックいただけるとうれしいです」というメッセージで、発表会は締めくくられました。
※画面は配信番組をキャプチャーしたものです。