ユービーアイソフトが贈る年に一度のパーティー“UBISOFT DAY”が、2021年10月3日にWEB配信のオンラインイベント“UBISOFT DAY 2021 ONLINE”として開催された。
同イベントでは、『ファークライ6』や『レインボーシックス シージ』、『ジャストダンス2022』など、ユービーアイソフトより今後発売予定のタイトルの情報が公開。そして、配信のトリを飾るべく行われたのが、毎年おなじみのトークライブとなる“ラウンドテーブル 2021”。お笑いコンビ、エレキコミックの今立進さん、ユービーアイソフトの辻良尚氏と福井蘭子氏が参加のもと、ユービーアイソフトの2020年を振り返りつつ、2021年の展望が語られた。
その“ラウンドテーブル 2021”で最新情報が紹介されたのが、『エックスディファイアント』。同作は、『ゴーストリコン』や『スプリンターセル』、『ディビジョン』など、『トム・クランシー』シリーズの悪役が集結する6vs6で戦う基本プレイ無料のマルチプレイFPSだ。
※『エックスディファイアント』の紹介は映像の4:44:47あたりから。
『エックスディファイアント』では、敵対する勢力として『ゴーストリコン』より“ウルブス”、『スプリンターセル』より“エシュロン”、『ディビジョン』より“アウトキャスト”と“クリーナーズ”の4つが存在することはすでに明らかにされているが、福井氏より、それぞれの勢力の特徴となる、アビリティ、パッシブの特性、ウルトラが紹介された。とくに、スーパースキルの位置づけになるウルトラが鍵を握りそうだ。
“クリーナーズ”のウルトラは“ピュリファイア”で、これは、敵をスタンさせる火炎攻撃とのこと。ブラストタレットを擁し、ナパームのドローンを駆使できたり、追加デバイスの持ち運びや範囲攻撃ができるという。攻撃重視の勢力と言えるだろう。
“アウトキャスト”は、自分と近くの味方の死を防ぐ“ディバインインターベンション”というウルトラを持つ。銃ダメージを敵に加えて味方の体力を回復させたりするという能力もあるようだ。ヒーラー属性のある勢力だ。
“エシュロン”のウルトラは、チームに敵の位置を共有できる“ソナービジョン”。サーマルゴーグルを装備でき、敵をターゲッティングしたり、近くのエージェントを透明化するといったことも可能だ。エージェントとして秘密裏に動く勢力だ。
“ウルブス”は、近接格闘用の電気散乱銃と球体のシールドである“キネティックシェル”を持てる。球体シールドは、銃弾を吸収して爆発を防げるようだ。ヘルスが多く、守りに特化した勢力のようだ。
「自分に合った特性の勢力を見つけて戦場に赴いてほしいですね」と福井さん。
配信では、『エックスディファイアント』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるマーク・ルービン氏がビデオ出演し、同作がユービーアイソフト サンフランシスコを中心としつつ、世界中のスタジオで協力して作り上げられていることが説明。その中にはユービーアイソフト大阪も含まれているという。そして公開されたのが、“ラウンドテーブル 2021”先行公開となる最新のプレイ動画だ。ちなみにこの映像は、日本のファンのために……ということで、音の違いなどがわかるように、さまざまな武器を駆使して撮影したものだという(あと、日本サイドも2回くらい撮り直しをお願いしたらしい)。
さまざまなゲームルールとマップが用意されているという『エックスディファイアント』だが、まず紹介されたのは、『ディビジョン』でおなじみの”タイムズスクエア”。ゲームルールは“エスコート”で、アタッカーはパッケージに近づいて複数のチェックポイントを通過してデリバリーゾーンまで運ぶことが目的。ディフェンダーは制限時間までパッケージを運ばれないように阻止するというもの。
おつぎのマップは、こちらも同じくニューヨークの“リバティ”で、ゲームルールは“リンクリーダー”。こちらは、倒れたプレイヤーからリングを回収し、チームの中でいちばんリンクを回収したプレイヤーがリーダーとなる。そのリーダーは、リングを保持スコアを上げるためんに30秒生き残らなければならない。自チームのリーダーを守りつつ、他チームのリーダーを倒すということが目的になるようだ。
最後に紹介されたマップは『ディビジョン2』の航空宇宙博物館。ルールは“ドミネーション”で、こちらはFPSなどではおなじみ。ふたつの勢力が3つの地域を奪い合うというものだ。
マーク・ルービン氏によると、今後はさまざまな勢力を追加予定とのこと。さらには、前述の通り今回紹介したのはごく一部のマップなので(『ディビジョン』のマップが多かったのはたまたまとのこと)、遊び応えは相当ありそうだ。