2021年10月2日（土）、3日（日）の2日間、福岡県・西日本総合展示場にて『アイドルマスター シンデレラガールズ』（以下、『シンデレラガールズ』）の10周年ライブツアー福岡公演“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! MerryMaerchen Land”が開催。本記事では、公演2日目の模様をお届けする。
出演者（敬称略）
- 会沢紗弥 (関裕美役)
- 梅澤めぐ (辻野あかり役)
- 佐倉薫 (黒埼ちとせ役)
- 高野麻美 (宮本フレデリカ役)
- 都丸ちよ (椎名法子役)
- 花谷麻妃 (遊佐こずえ役)
- 藤本彩花 (棟方愛海役)
- 牧野由依 (佐久間まゆ役)
- 今井麻夏 (佐々木千枝役)
- 桜咲千依 (白坂小梅役)
- 佐藤亜美菜 (橘ありす役)
- 高橋花林 (森久保乃々役)
- 東山奈央 (川島瑞樹役)
- 長江里加 (久川颯役)
- 渕上舞 (北条加蓮役)
- 黒沢ともよ (赤城みりあ役)
- 高田憂希 (依田芳乃役)
- 立花日菜 (久川凪役)
- 春瀬なつみ (龍崎薫役)
- 深川芹亜 (喜多日菜子役)
※高野麻美さんの“高”は、正しくは“はしごだか”。
※相葉夕美役の木村珠莉さんは、体調不良のため、本日の公演は出演見送り。
昨日と同じく、開演時間を迎えると、まずは事務員の千川ちひろ（声：佐藤利奈さん）による注意事項のアナウンス。ライブの開始を待ちきれない様子のプロデューサー（※『アイドルマスター』）たちも、しっかりとちひろのアナウンスに耳を傾けていた。
続いて、ダンサーたちによるオープニングアクトの後は、『かぼちゃ姫』をみんなで披露。演劇のように進行していく同曲に、観客たちは開幕から目を奪われていた。
『かぼちゃ姫』歌唱後は、キャスト陣による自己紹介。衣装“ピクシー・ケープ”をプロデューサーたちにお披露目しつつ、出演者たちも気合たっぷりの挨拶を行った。
ここからはいよいよ、ライブパート第1幕がスタート。トップバッターは、“miroir”（長江さん、立花さん）による『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』。ふたりの息ぴったりのキュートなダンスで会場が魅了された後は、『ひまわりマークをさがせ！』（春瀬さん）、『あこがれステッチ』（今井さん）と、年少アイドルのソロ楽曲が連続で披露され、会場は夢見心地に。そこから、会沢さんによる『楽園』。楽曲名のとおり、プロデューサーたちは楽園にいるかのような多幸感に包まれていたことだろう。その後は、梅澤さん、佐倉さん、花谷さん、藤本さんが『Heart Voice』を笑顔いっぱいでパフォーマンスした。
『Heart Voice』歌唱後は、トークパートへ。配信でライブに参加しているプロデューサーの投票によって、テーマとトークするメンバーが決められる本公演。今回は、じつは私“〇〇なんです”テーマに、高野さん、東山さんがトーク。
まずは東山さんが、自身の年齢が現在29歳で、演じている川島瑞樹の年齢（28歳）をついに超えたことに触れ、プロデューサーの応援のおかげで、瑞樹の年齢を超えるほど長い期間演じられていると、感謝の言葉を送った。
続いて高野さんは、自身に色気があると、唐突にアピール。会場中が困惑していると、じつは以前、今井さんから、色気があると褒められたそう。そのときは、高野さん、飯田友子さん（速水奏役）、ルゥティンさん（塩見周子役）、今井さんがいっしょにいて、3人（高野さん、飯田さん、ルゥさん）の中で、いちばん色気がある、と言われたそうだ。その話を聞いていた今井さんは3人の中では、と強調（？）し、会場の笑いをかっさらっていた。
トーク後のライブパート第2幕では、『Sing the Prologue♪ (Long Intro Ver.)』（花谷さん、高橋さん、会沢さん、立花さん、高田さん、都丸さん）、『世界滅亡 or KISS (Long Intro Ver.)』（深川さん）、『祈りの花』（高田さん）、『あいくるしい』（渕上さん、桜咲さん、牧野さん、佐藤さん）と、アップテンポな楽曲や、しっとりと聴き入れる楽曲などが披露された。
2回目のトークパートでは、じつは“歌いたい！ あの曲”をテーマに、牧野さん、渕上さん、高田さんがトーク。牧野さんが歌いたい楽曲として挙げたのは、『命燃やして恋せよ乙女』。自身演じるまゆが、恋や愛に命を燃やしているゆえピッタリなのでは、と考えたそう。また、曲中の口上にチャレンジしたみたいと語っていた。
渕上さんは、『君のステージ衣装、本当は…』をチョイス。理由としては、聞いていると胸が熱くなり、感情がこみ上げてくるような素敵な楽曲であるからそう。一方で、“ヒャッハー”するような、パッション成分高めの楽曲も歌ってみたいと明かしていた。
高田さんは、『絶対特権主張しますっ! 』を挙げる。前向きな女の子の気持ちが表現されている同曲が、芳乃にも合うと考えたからだそうだ。
ライブパート第3幕では、『shabon song』（黒沢さん、深川さん）、『オルゴールの小箱』（桜咲さん、佐藤さん、東山さん）、『Sweet Witches' Night ～6人目はだぁれ～』（牧野さん、藤本さん、都丸さん、梅澤さん、佐倉さん）と、各属性の楽曲が順番に披露された後、聞いているだけで自然と身体が動き出してしまうような楽曲『き・ま・ぐ・れ☆Cafe au lait!』（高野さん）、『Romantic Now』（黒沢さん）へと続く。黒沢さんの歌唱後は会場にサイレンが鳴り響き、今井さん、春瀬さん、藤本さんが登場。いつもよりかわいさ増し増しの『モーレツ★世直しギルティ!』が披露された。
ここで、これまでのライブパートを振り返るトークへ。『ひまわりマークをさがせ！』を歌唱した春瀬さんは、いちばん大きな夢だった、薫のソロ楽曲を披露できたことがとてもうれしかったと、感極まりながら語る。また、その夢を抱いたきっかけが、以前の『シンデレラガールズ』の公演で、牧野さんによるまゆのソロ楽曲のパフォーマンスを見た際に、自身もプロデューサーになったからだとを明かし、今回のステージを通じて、ひとりでも多くのプロデューサーに、歌唱を通じて自身の想いが届いていたらと語ると、会場から拍手が送られた。
深川さんは、『世界滅亡 or KISS』の歌唱が有観客では1回目だと明かしつつ、多くのプロデューサーが見守ってくれていたおかげで、自身も心からわくわくし、妄想が膨らみながら楽しんで歌えたと振り返った。
『祈りの花』を披露した高田さんは、初めて同曲を披露したのがこの会場で、現在のさまざまなご時世がありながら、再び同じ場所で歌唱できたことがうれしく、芳乃も同じ気持ちだと思うと、改めてパフォーマンスを振り返った。
黒沢さんは、『Romantic Now』の歌唱が、国内だと1stライブ以来だということで、久々に歌唱できたことを嬉々として語りつつ、今後も歌い続けたいと語った。
トーク後は、ライブもラストスパートの第4幕。『Palette(Long Intro Ver.)』（花谷さん、長江さん、梅澤さん）、『THE VILLAIN'S NIGHT』（黒沢さん、高野さん、会沢さん）、『アンデッド・ダンスロック』（東山さん、高橋さん、佐倉さん、渕上さん）、『Hungry Bambi』（今井さん、佐藤さん、花谷さん、春瀬さん、藤本さん）、『Starry-Go-Round』（会沢さん、梅澤さん、桜咲さん、佐倉さん、立花さん、都丸さん、長江さん）、『ハイファイ☆デイズ』（今井さん、黒沢さん、佐藤さん、高田さん、高野さん、高橋さん、東山さん、春瀬さん、深川さん、渕上さん、牧野さん）と、本公演名にピッタリな、童話的な楽曲やみんなで盛り上がれる楽曲が多数披露された後、最後に全員で『Shine!! (Long Intro Ver.)』を歌唱したところで、一旦ステージの幕は閉じた。
アンコールでは、これまでの『シンデレラガールズ』の活動を、過去のライブ映像と振り返る特別映像が上映。『シンデレラガールズ』軌跡を振り返るこの映像は、何度見てもプロデューサーの心を打つものだと思う。その後は業務連絡として、『シンデレラガールズ』に関する最新情報が公開。内容については、以下の記事をチェックしてほしい。
最新情報が公開されたところで、本公演にて初お披露目となった衣装“シンデレラ・コレクション”を身に纏ったキャスト陣が再び登場し、10周年記念楽曲『EVERLASTING』を歌い上げた。
アンコール後のトークでは、衣装“シンデレラ・コレクション”のこだわりとして、アイドルの誕生石がそれぞれ装飾として使用されていることが明かされた。そして、キャスト陣による最後の挨拶として、プロデューサーへ感謝の想いが語られた後、全員で『お願い！シンデレラ』を歌唱し、いつもの「これからも、アイマスですよ、アイマス！」コールで、福岡公演は締めくくられた。
福岡公演が無事終了した。本公演では、懐かしい楽曲や新しい楽曲まで、『シンデレラガールズ』の10年間の歴史を感じられるようなライブ構成となっていた。長く『シンデレラガールズ』を支えてきた方はもちろん、最近プロデューサーになった方も存分に楽しめるライブとなっていたと思う。また、現在の社会情勢の中、無事公演を終えられたのは、さまざまな制約がありながらも開催にこぎつけてくれた運営、感染防止の対策に協力しながら、できる範囲で応援したプロデューサー、そしてプロデューサーを楽しませるため、ライブを成功させるために全力のパフォーマンスをしたキャスト陣、みんなの活躍が合わさった結果だと思う。
そんな『シンデレラガールズ』の10周年ライブツアーは今後も各地で開催されていく。筆者もいちプロデューサーとして、今後の彼女たちの活動を見届けたい。
“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! MerryMaerchen Land”公演2日目セットリスト（敬称略）
- かぼちゃ姫（THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS）
- O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!（立花日菜・長江里加）
- ひまわりマークをさがせ！（春瀬なつみ）
- あこがれステッチ（今井麻夏）
- 楽園（会沢紗弥）
- Heart Voice（梅澤めぐ・佐倉薫・花谷麻妃・藤本彩花）
- Sing the Prologue♪ (Long Intro Ver.)（会沢紗弥・高田憂希・高橋花林・立花日菜・都丸ちよ・花谷麻妃）
- 世界滅亡 or KISS (Long Intro Ver.)（深川芹亜）
- 祈りの花（高田憂希）
- あいくるしい（桜咲千依・佐藤亜美菜・渕上舞・牧野由依）
- shabon song（黒沢ともよ・深川芹亜）
- オルゴールの小箱（桜咲千依・佐藤亜美菜・東山奈央）
- Sweet Witches' Night ～6人目はだぁれ～（梅澤めぐ・佐倉薫・都丸ちよ・藤本彩花・牧野由依）
- き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!（髙野麻美）
- Romantic Now（黒沢ともよ）
- モーレツ★世直しギルティ！（今井麻夏・春瀬なつみ・藤本彩花）
- Palette (Long Intro Ver.)（梅澤めぐ・長江里加・花谷麻妃）
- THE VILLAIN'S NIGHT（会沢紗弥・黒沢ともよ・髙野麻美）
- アンデッド・ダンスロック（佐倉薫・高橋花林・東山奈央・渕上舞）
- Hungry Bambi（今井麻夏・佐藤亜美菜・花谷麻妃・春瀬なつみ・藤本彩花）
- Starry-Go-Round（会沢紗弥・梅澤めぐ・桜咲千依・佐倉薫・立花日菜・都丸ちよ・長江里加）
- ハイファイ☆デイズ（今井麻夏・黒沢ともよ・佐藤亜美菜・高田憂希・髙野麻美・高橋花林・東山奈央・春瀬なつみ・深川芹亜・渕上舞・牧野由依）
- Shine!! (Long Intro Ver.)（THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS）
- EVERLASTING（THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS）
- お願い！シンデレラ（THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS）
[2021年10月11日17時00分修正］
本文中の一部表記を修正しました。
