迫る2021年9月24日、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One用ソフト『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』がついに発売される。日本を代表する国民的スター・木村拓哉氏が主人公の八神隆之を演じるということで、多くのゲーマーの度肝を抜いた『JUDGE EYES:死神の遺言』。本作は、その正統続編だ。

『LOST JUDGMENT(ロストジャッジメント):裁かれざる記憶』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『LOST JUDGMENT(ロストジャッジメント):裁かれざる記憶』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)

 約3年ぶりとなるシリーズ作ということで、やや記憶もおぼろげとなっているファンも少なくないだろう。そこで本稿では、待ちに待った本作をより楽しむために知っておきたい6つのキーワードをピックアップ。前作『JUDGE EYES:死神の遺言』の物語に関する話に、これまでに公開された『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の情報を交え、最新作のストーリーをスムーズに理解するためのポイントを解説していく!

POINT 1/八神隆之の過去と製薬利権を巡る連続殺人事件

 かつて神室町にある源田法律事務所で弁護士をしていた八神隆之(出演:木村拓哉)は、とある殺人事件の裁判で被告人の無罪を勝ち取った。しかしその直後、無罪となった被告人が放火殺人を起こして逮捕される事態が起こる。自分が無罪にした人間が再び殺人を犯したことで、弁護士としての能力に自信を持てなくなった八神は法曹から身を引いてしまう。

『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード

 それから3年後。神室町で何でも屋まがいの探偵事務所を営んでいた八神は、“眼球がえぐられて殺される”という猟奇連続殺人の調査をしていた。その事件を追っていくうちに製薬利権を巡る日本の闇と、かつて自分が関わったふたつの殺人事件の真相にたどり着く。すべての事件を解き明かし弁護士として法廷に立った八神は、それらの事件を解決へと導いた。しかし、3年前の“自身の判断が結果としてなんの罪もない人間を死なせた”というトラウマは完治しておらず、八神は再び探偵稼業へと戻っていく(前作『JUDGE EYES:死神の遺言』)。

『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード
『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード

POINT 2/八神の相棒“海藤正治”

 『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』にも八神探偵事務所の調査員として登場する海藤正治。八神と海藤正治との出会いは、八神が15歳ほどのころ。当時、東城会の三次団体・松金組の駆け出しであった海藤に、家庭の事情で荒れていた八神が喧嘩を売ったのが始まりだ。そこから腐れ縁は続いていき、いつしか八神の兄貴分となっていく。しかしある日、松金組に拳銃を持った強盗が押し入り、1億円を奪われる事件が発生。その際、松金組の弟分である東 徹をかばって強盗に出し抜かれた海藤は、責任を取って組を破門されてしまう。その後、カタギとなった海藤は八神に拾われ、探偵事務所の調査員として彼と肩を並べて歩み出すことになった。

『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード
『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード

POINT 3/八神の古巣“源田法律事務所”

 日本の光と闇が混在する歓楽街、神室町にオフィスを構える源田法律事務所。所長である源田龍造(出演:中尾彬)は神室町で古くから弁護士として活躍しており、カタギだけでなく極道の弁護も数多く勤めてきた。八神の世話をしていた松金組組長・松金 貢とも懇意であり、この2人は八神の育ての親とも言える存在だ。源田法律事務所とは八神が法曹を退いてからも付き合いが続いており、弁護にまつわる調査などの依頼を斡旋している。2021年現在、所属している弁護士は城崎さおり星野一生がおり、現役を半ば引退気味の源田は彼らの育成に心血を注いでいる。

『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード
『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード

POINT 4/神室町を騒がす窃盗団のエース“杉浦文也”

 2018年ごろ、神室町に仮面を付けた義賊まがいの窃盗団が出没するように。そのなかでもとくに凄腕のメンバーは、彼が付けている仮面からジェスター(道化師)と呼ばれていた。しかし窃盗団の一部メンバーが私利私欲に走ったため、ジェスターは脱退。個人で義賊活動を続けていたところに八神と出会い、杉浦文也を名乗り行動をともにするようになる。その正体は、八神が弁護士を辞めるきっかけとなった殺人事件……その被害者の弟である寺澤文也であった。姉の死の原因となった八神を恨んで復讐すら視野に入れていたが、事件の真相が発覚したことで和解。その最中に八神の生き様や信念を目の当たりにしたことで、彼に尊敬の念を抱くようになる(前作『JUDGE EYES:死神の遺言』)。

 また、八神と付き合いの長く、電子分野に長けた九十九誠一となぜか波長が合うらしく、最新作『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』では2人で伊勢佐木異人町に探偵事務所を立ち上げている。

『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード
『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード

POINT 5/2021年の新宿・神室町

 『龍が如く』シリーズでおなじみの眠らない街・神室町。ネオンが輝く世界有数の歓楽街には、数多の飲食店や風俗店、非合法な賭博場などがひしめいている。混沌の坩堝であるこの街は裏社会の住人たちにとって格好のエサ場であり、極道をはじめとしたさまざまな組織がシノギを削っている。しかし、度重なる法改正などにより極道は“国家権力の道具”と化しつつあった。そんな極道の未来を憂いた東城会六代目会長・堂島大吾近江連合若頭・渡瀬 勝により、2019年に両組織が解散されている(『龍が如く7 光と闇の行方』)。2021年の神室町では、突然できた裏社会の空白を狙って、相馬和樹(出演:玉木宏)がリーダーを務める半グレ集団"RK"などが幅を利かせ始めている。

『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード
08_相馬

POINT 6/横浜の歓楽街“伊勢佐木異人町”

 『龍が如く7 光と闇の行方』で初登場した日本一有名な中華街を擁する歓楽街で、歴史的背景から国籍の異なる外国人たちが複数のコミュニティを作っている。その在りようは裏社会にも波及しており、日本の極道“横浜星龍会”、韓国系マフィア“コミジュル”、中華系マフィア“横浜流氓(はんぴんりゅうまん)”という3つの闇組織が存在。“異人三”と呼ばれるこれらの組織が互いに睨みを効かせることで横浜裏社会の均衡を保っており、同時にこれらが肉の壁となり外部組織の流入を防いでいた。しかし最近は、東城会・近江連合の解散やそのきっかけとなった騒動を受けて、肉の壁としての勢力に陰りが見えている。

『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード
『ロストジャッジメント』をより楽しむための6つのキーワード

 本作は、もちろん前作を遊んでいなくても問題なく楽しむことができる。しかし、これらの要素を知っておくとより『LOST JUDGMENT』の世界にのめり込めるのは間違いない。もしこれらのキーワードをより深く知りたい人は、2021年9月24日の本作発売に備えて絶賛発売中の『JUDGE EYES』を事前にプレイしてみよう!

『JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered』プロモーションムービー

PS5『JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered 』の購入はこちら (Amazon.co.jp) PS4『JUDGE EYES:死神の遺言 新価格版』の購入はこちら (Amazon.co.jp)