2017年に『週刊少年マガジン』で連載が始まり、累計3200万部を突破したタイムリープサスペンス『東京卍リベンジャーズ』。現在アマゾンプライムビデオでは、2021年4月より放送中のアニメシリーズを絶賛配信中です。

 7月からは東京卍會VS芭流覇羅の抗争を描いた“血のハロウィン編”がスタートし、物語もいよいよ佳境へ。そこで今回はクライマックスに先駆けて、本作の見どころを振りかえっていきたいと思います。

『東京リベンジャーズ』(アマゾンプライムビデオ)

 物語の主人公は、中学時代のある出来ごとをきっかけに負け犬人生を歩んできたダメフリーター・花垣武道。人生唯一の恋人・橘日向の訃報をニュースで知ったある日、彼はひょんなことから不良だった中学時代にタイムリープしてしまいます。

 しかもタイムリープした12年前の今日は人生最悪の日。不良集団・東京卍會の清水将貴から目をつけられ、負け犬人生を歩むきっかけとなった日でした。果たして武道は逃げ続けてきた自分を変えることができるのか、人生のリベンジ劇がいま幕を開けます。

アニメ『東京リベンジャーズ』血のハロウィン編、ついに佳境へ。クライマックスに先駆けてあらすじと見どころを予習!【アマゾンプライムビデオおすすめ】
Amazonより

 と、ここまではタイムリープものにありがちな展開に見えますが、本作を語るうえで外せないのが“橘日向”の存在。彼女は武道が中学時代に付き合っていた彼女で、犯罪組織・東京卍會の騒動に巻き込まれて亡くなっています。

 そこで武道は彼女の運命を変えるために、タイムリープの力を駆使することに。東京卍會を犯罪組織に変貌させたキーマン・佐野万次郎と稀咲鉄太の出会いを阻止し、日向の悲運な未来を変えようとするのですが――。

 武道がいくら未来を変えても、彼女の死は変わらないまま。なぜ日向の運命は変えられないのか、そこが本作における大きな注目点となっています。

 また、東京卍會がなぜ犯罪組織となったのかも本作屈指の謎。もともと東京卍會は仲間を大切にし、総長である佐野万次郎、通称マイキーを筆頭に男気溢れたチームでした。

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『東京リベンジャーズ』公式サイト キャラクター紹介より

 極めつけはマイキーを支える良き相棒・龍宮寺堅、通称ドラケン。たとえば第5話では暴走族・愛美愛主(メビウス)に襲われた被害者の父親から散々な罵倒を浴びせられるのですが、キレかけたマイキーに対してドラケンはこう諭します。

「下げる頭持ってなくてもいい。人を想う“心”を持て」

 この言葉からドラケンが如何に常識人で、未熟な部分の多いマイキーを正してきたのがおわかりいただけたでしょう。それなのになぜ東京卍會は犯罪集団と化してしまったのか、その謎こそが本作最大の見どころなのです。

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『東京リベンジャーズ』公式サイト キャラクター紹介より

 ここまで読んでも、まだ『東京リベンジャーズ』の魅力がわからなくて日和ってる奴いる? いねぇよな!?(マイキー風)

 ……ということで、未視聴の方はぜひ御覧になってみてくださいね。

※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。

『東京リベンジャーズ』(アマゾンプライムビデオ)