いまから8年前の2013年(平成25年)8月27日は、プレイステーション3版及び、PC版『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』が正式サービスを開始した日。

 『ファイナルファンタジーXIV』は、スクウェア・エニックスから発売されたMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)。『FF』シリーズとしては『ファイナルファンタジーXI』に続く、2作目のオンライン専用タイトルとなっている。

 もともと2010年9月30日に旧版『FFXIV』が発売されていたのだが、多数の問題を抱えていたため運営体制を一新したうえで再始動に向けて2012年12月31日にサービスを中断。2013年8月27日にタイトルを『FFXIV: 新生エオルゼア』と改めて、2度目のローンチを迎えたという非常に珍しい経緯があるのは有名な話だ。

『FF14』が新生した日。8年目でなお新規プレイヤーが爆増中。サービス中断から世界に誇れるタイトルまで復権を果たしたMMORPG【今日は何の日?】
『FF14』が新生した日。8年目でなお新規プレイヤーが爆増中。サービス中断から世界に誇れるタイトルまで復権を果たしたMMORPG【今日は何の日?】

 2021年8月現在、新規プレイヤーの数が爆発的に増加しており、とくに欧米データセンターではつねに同時接続者数が上限いっぱいに達してしまうという異例の自体が続いている。多数のゲームメディアや情報サイトで取り上げられたので「何事!?」と驚いたゲームファンも多かったのではないだろうか。ベテランの現役『FFXIV』プレイヤーにとっても大きなパッチもない穏やかな時期。拡張パッケージの発売もまだ先だというのに、まさに青天の霹靂といった衝撃だった。

 コロナ禍や人気ストリーマーの参戦、フリートライアルの存在など要因はいくつか考えられるが、とにかく現在の勢いが凄まじい。サービス中断という世の辛酸を嘗めたタイトルが、ここまで上り詰めるとはいったい誰が予想できたであろうか。『FFXIV』は、いまでは世界に誇れるMMORPGにまで上り詰めたと言っても決して過言ではないだろう。

『FF14』が新生した日。8年目でなお新規プレイヤーが爆増中。サービス中断から世界に誇れるタイトルまで復権を果たしたMMORPG【今日は何の日?】
『FF14』が新生した日。8年目でなお新規プレイヤーが爆増中。サービス中断から世界に誇れるタイトルまで復権を果たしたMMORPG【今日は何の日?】

 オンラインゲームということを理由にプレイを忌避する『FF』ファンもまだまだ多い印象だが、本作は近年の『FF』シリーズの中でもじつに『FF』らしい作品に仕上がっている点にも要注目。最近のシリーズはあえて、らしさを排除してきたように感じたが、『FFXIV』では逆にバンバン取り入れているように筆者などは感じてしまった。過去シリーズのオマージュがたくさん散りばめられているところもユニークなポイントで、濃い『FF』ファンほど気づきがあっておもしろいはずだ。エクスデス、アルテマウェポン、ケフカなどがボスとして登場してしまったり、おなじみのシドやビッグス&ウェッジが出てきたりと、ド直球にファンを楽しませてくれる要素も多々ある。

 加えてひと昔前のMMORPGと違い、本作では後から始めた新規プレイヤーでも最新のコンテンツに追い付きやすい仕様になっている。当然、休止からの復帰もたやすく、パッチごとに休みと復帰をくり返す人も多いようだ。ほかのプレイヤーとのコミュニケーションに関しても、自分が必要と感じなければ極限まで抑えることだってできてしまう。フリートライアル版もあるので、遊んだことがなければ一度試してみるのもいいかもしれない。話題になった麻雀だって無料の範囲でしっかりと遊べる。

フリートライアルの詳細はこちら

 2021年11月23日には、待望の拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』が発売。いまからプレイしておけば、自然な流れで最新ストーリーを体験できるのではないかな。

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『FF14』が新生した日。8年目でなお新規プレイヤーが爆増中。サービス中断から世界に誇れるタイトルまで復権を果たしたMMORPG【今日は何の日?】
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