2008年に、「いい会社を作りたい」との思いから、千龍ノ介氏(現・ココネグループ会長)により設立されたココネは、ソーシャルネットワークサービス事業や教育事業、語学事業などを展開する企業。2011年9月にリリースされ、今年10周年を迎えるスマートフォン用キャラクター着せ替えアプリ『ポケコロ』などでもおなじみだ。
“キャラクター(Character)”が存在し、“コーディネート(Coordinating)”要素をもち、“遊ぶ(Play)”ことができるサービスを“CCP”ジャンルと定義し、“飾って楽しむソーシャルサービス”や“飾る要素を持つゲーム”などに力を入れている。この7月には不思議なペット“リヴリー”を育成するアプリ『リヴリーアイランド』をリリースしたばかり。
そんなココネは、“感性をカタチに。感性を身近に。”をビジョンに、社員にも、お客様にも優しくあろうとする独特のカルチャーを持つ企業でもある。
ここでは、クリーク・アンド・リバー社 デジタルコンテンツ・グループ古川夕夏氏が、ココネ 代表取締役社長 冨田洋輔氏に聞いた。
冨田洋輔氏(とみたようすけ)
ココネ
代表取締役社長
(写真左・文中は冨田)
古川夕夏氏(ふるかわゆか)
クリーク・アンド・リバー社 デジタルコンテンツ・グループ
(写真右・文中は古川)
日本を代表するメタバースカンパニーを目指して
古川まずはココネさんの事業内容を教えてください。
冨田おもな事業としてはスマートフォンアプリの開発、運営を行っています。自分のキャラクターを作って好きにコーディネートできる『ポケコロ』は今年10年目に入るサービスで、累計で約2000万人のお客様に遊んでいただいています。お客様の95%が女性というのも特徴ですね。他社さんとの協業タイトルでは、ディズニーさんとの『ディズニー マイリトルドール』やサンリオさんとの『ハロースイートデイズ』があります。2021年7月にリリースした『リヴリーアイランド』は1ヵ月で30万DLを達成し好調なスタートとなりました。
着せ替えとコミュニケーションなどを楽しむアプリを作っているのが弊社の特徴で、私達はこのジャンルをCCPと呼んでいます。
古川CCPというのはどのような意味なのでしょうか?
冨田キャラクター(Character)が存在し、コーディネート(Coordinating)要素を持ち、遊ぶ(Play)ことができるサービスという意味です。キャラクターなどを飾って楽しむソーシャルサービスや、飾る要素を持つさまざまなサービスですね。皆様から見ると、単なる“着せ替えゲーム”に見えるかもしれませんが、弊社が提供しているサービスはRPGのように大きなカテゴリになると考え、私たちの仕事を定義するためにつけた呼び名です。
古川今後もそういったアプリを展開されていく予定ですか?
冨田そうですね。昨今メタバースという単語が注目されています。言葉の定義もさまざまありますが、映画『マトリックス』や『ソードアート・オンライン』で描かれたような仮想世界が到来しつつあるという話です。まさに私たちがCCPに感じていた可能性と同じものです。コロナ禍になって人に会うのも難しくなってきたこの時代に「外では怖くて会えないけれど『ポケコロ』では安心して集まれて、思う存分オシャレを楽しめる」「現実のブランド品よりも『ポケコロ』のアイテムのほうがずっと価値があってほしい」というお声などをたくさんいただく中で、デジタルの世界の重要性が増していると感じています。
古川時代の流れを感じますね。
冨田ZoomやGoogle Meetなどのオンラインで話すことが短期間で常識になりました。デジタルで過ごす時間は増えることはあっても減ることはありません。デジタル世界での暮らしが急速に生活の一部になっています。“暮らし”に必要な衣食住の“衣”の点では、デジタル世界における弊社の強みでもありますが、今年だとアナスイさん、去年ならケイタマルヤマ(※)さんと『ポケコロ』のコラボのお話をいただき、リアルファッションとバーチャルファッションの融合も実感しています。
※ケイタマルヤマ:過去、パリコレクションにも進出し、日本航空の客室乗務員が着用する制服の監修なども行ったファッションデザイナー・丸山敬太氏のファッションブランド。
古川着せ替え要素も持つアプリというのは多くありますが、着せ替えに特化しているアプリというのは珍しいですよね。
冨田アバターは昔から多くのサービスで使われています。『フォートナイト』もスキンが販売されて人気です。ただし弊社のアプリでは、ゲーム(たとえば100人バトルロイヤル)をするために集まるわけでも、アバターの中の人が魅力的だから集まるのでもない。CCPには「このデジタルアイテムがかわいい」「この世界で過ごしたい。このアイテムを着てオシャレしたい」という気持ちでお客様がいらっしゃいます。デジタルアイテムが主役のサービスなのがほかサービスとの違いです。
古川デジタルの洋服に、現実同様の価値を見出すお客様がいらっしゃるんですね。
冨田メタバースへの挑戦の仕方はさまざまだと思います。弊社ではデジタルアイテムの“資産価値”を中心に勝負したいと思っています。リアルなブランドと同じくらい、デジタルのお洋服やインテリアをほしいと思ってくださるお客様がいます。デジタルの世界に“値打ちを付ける力”、お客様が価値あると信じられる経済圏やカルチャーを作り出せることを武器に挑戦していきます。
いまはただの着せ替えアプリに見えるかもしれません。今後来るべきデジタルワールドの時代が来たときに、日本発のメタバースカンパニーを代表するような企業になりたいと思っています。
古川先を見据えた明確なビジョンをお持ちなのですね。
冨田いまはFacebookやTwitter、TiktokなどSNSがインターネットの中心ですが、デジタルワールドが“人々が最も集まり利用するプラットフォーム”となる時代がくるかもしれない。
そのときに、“日本にはココネというとびきり素敵なデジタルワールドを作れる会社がある”と世界で噂されるようになりたい。そんな未来を目指して準備しています。
古川私も『リヴリーアイランド』を遊ばせていただいているのですが、アイテムを交換できるのがほかにあまりない要素だったので、よりリアルに近い感覚で楽しめるなと思いました。
冨田さまざまな仕掛けや世界観や偶然性を用意することで、無機質なデジタルデータに意味がついて、愛着が湧いていきます。デジタルの世界を活き活きとさせるノウハウの集合体で成り立っています。
“ココネの召命”、“ココネの生き方”とは?
古川ココネさんのホームページには、“ココネの召命”、“ココネの生き方”といったものが掲げられていますが、こちらについてご説明いただけますか?
冨田これは創業者である千 龍ノ介(千 良鉉/Chun Yang Hyun 元NHN Japan株式会社(現LINE株式会社)を創業)の想いでもあります。千はココネを“良い会社を作りたい”との思いで創業しました。「良いサービスを作る前に、良い会社を作る。良いサービスはきっと後からついてくる」という考えです。
「良い会社が増えたら、世の中ももっと良くなる」という思想のもと、良い会社とは何か。会社と社員はどうあるべきなのかなど現在でも考え続けて、自分たちの理想を目指しています。
古川それらを集約したのが、“ココネの召命”であり、“ココネの生き方”なのですね。
冨田そうです。ココネの召命は“感性をカタチに。感性を身近に。”です。世の中のデジタルサービスには利便性を追求するものが多くあります。LINEもFacebookも“便利”なものです。
でも世の中には、“嬉しい”や“心地いい”という気持ち、“私のことをよくわかってくれる”などの感覚を満たしてくれるデジタルのサービスはまだまだ少ないと思います。
利便性はもちろん重要ですが、同時に感覚や気持ちに寄り添うサービスも大切で必要だと考えています。
古川“ココネの生き方”、というのも会社が掲げるものとしては独特な表現ですよね。
冨田“ココネの生き方”では“小ざかしいことをしない”、“お金に振り回されない”などを掲げています。強くあろうという前に、“良い人である”ことを大切にしようとしています。
ビジネスの場では自己の成長や、業績達成などに目が行きがちです。ココネではビジネスよりも前に、「人として何が正しいのか、どうすれば自分たちが人に優しくして手を差し伸べられるか。素敵な人として振る舞えるか」などを大切にして生きたいと決めています。
その千の思想がユニークで、ココネらしいと考えています。
古川そういったスタンスを社内で実感することもありますか?
冨田優しさとは少しずれるかもしれませんが、弊社はスタッフの3割程度が韓国籍で、ほかに中国、台湾、アメリカ、フランスなど、アジア・北米・欧州、さまざまな国の方がいます。また社員の65%は女性です。ダイバーシティが当然のように成立しています。
外国籍の方に、どうしてココネに来てくれたのかを聞くと、「ココネには差別がないから」と答えてくれました。差別という言葉が自然と出てきたことに、とてもショックを受けました。日本で差別は減っていると思いますが、それでもまだ無自覚に感じさせていることがあるのだろうと胸が痛くなりました。
ココネの生きかたが徹底されているので、国籍も性別も越えて、働きやすい環境が実現しているかと思います。
古川10年間続くだけでなく、“成長し続けて”いるのはすごいですね。
冨田「『ポケコロ』はなぜ10年続くのですか? 秘訣はなんですか?」という質問への明快な答えはありません。個人的には経営だと感じています。全社をあげてCCPというカテゴリを信じて、『ポケコロ』はまだまだいける、この規模で終わるはずはない、もっと何倍にも成長するはず、いま実現しているものは目指すものの10%にも満たない、と信じて考える。
実現するために、お客様の声に耳を傾け、直接お会いしてお話して、よりよいデザインを生み出すためにはデザイナーがみずから組織ややりかたを変えて、エンジニアがいまよりももしっかりと基本部分に手を入れて使いやすくして、企画がお客様を喜ばせるために新しい企画を出して……という総力戦を行い続けていることの結果であり過程だと思います。
古川いわゆるゲーム業界とはまた違った発想が必要になりそうですね。
冨田先ほどメタバースの話をしましたが、テーマパークの運営をイメージに近いと感じています。ひとりひとりがキャストとして何かを提供したり、新しい場所を提供したり、食事をする時間も楽しくなるように、さまざまな要素にホスピタリティを持って接していく。つぎはどんなアトラクションを開発するかを考える。ゲームやITよりもサービス業に近いです。
ゲーム業界から転職される方も、女性向けのノウハウやサービス業的な運営方法など学べることは多いと思います。男性向けゲームはグローバルで競争が激化しています。このデジタルワールドの分野では、まだまだ工夫の余地があり余っています。
女性向けビジネスや、いままさに生まれつつあるビジネスを学びたい方にもぴったりなジャンルだと思います。
仲間を増やして自分たちが信じている世界を実現したい
古川今回ココネさんが採用を拡大するにいたった経緯を教えていただけますか?
冨田コロナ禍になって自分たちに求められているものが明確になり、デジタルワールド時代の到来を確信しました。
私たちが進めてきた先にある未来をいち早く手繰り寄せるタイミングが来た。いまこそ仲間を増やして、信じる未来を実現し、グローバルにメタバースの第一人者として名乗りをあげる必要がある。そのために採用を強化しています。
古川今後サービスは新たに増やしていくのでしょうか?
冨田そうですね。ただ、既存のサービスも10年続けて、足りていない部分がより明確になりました。
・はじめて手にしたスマホや家族のスマホでいま遊び始めたお客様
・たくさんの時間を費やして遊んでくださっているお客様
・お金をかけてまで楽しんでくださるお客様
それぞれのお客様は求めるものが変わります。お客様の層ごとに向き合うスタッフも必要です。
もちろん新しいサービスにも挑戦します。3Dのアバターサービスも準備中です。そしてUGC(User Generated Contents)のような、お客様がものを作っていけるサービスにも力を入れていきたいので、本当に人員が必要です。
古川ひとつのサービスの中でターゲット層ごとに担当者を、というのはおもしろい考えですね。
冨田本当にそうしたほうがいいと思っています。月に10万円使われるお客様と、小学生や中学生のお客様とでは考えかたも遊びかたも求めるものも違います。出すべき企画も当然変わるべきです。可能な限りカスタマイズしたサービス提供を目指したいです。
古川10代の若者や中学生などに向けたサービスを提供していく、というのはユニークな視点ですし、とても素敵な目線ですね。
冨田『ポケコロ』はいまでも“初めて遊ぶアプリ”のひとつとして選んでいただけています。2011年にリリースされたアプリが、2021年現在でも、保護者のスマホを借りて遊ぶときのファーストチョイスに入る。中学生になってスマホを買ってもらったときに、LINEなどと並んで初めて入れるアプリ群に入ることがあるということです。
これは本当にすごいことなので、その立場は守っていくべきです。磨きをかけていけば、まだまだ新しく遊んでいただけるので、小学生や10代を意識した施策は大事です。
古川初めて遊んだアプリが大人になっても続いていたら、そのぶん愛着も強くなりそうですね。
冨田最近では中学生のころに初めて『ポケコロ』を遊んだという方々が新卒で入ってきています。採用面でも助かっています。もっと大人になり、子どもを持つ方がでれば、自分の遊んだものを子どもに渡すという方も出てくると思います。
その意味で、いまの子どもたちを知ることは、とても大事です。ココネのグループ会社のCocone Educationが幼児園事業を行っているのはそういう意図もあります。
世の中には競争性の高い刺激的なサービスも多くありますが、10歳の小学生が安心して遊べるサービスも必要です。ふだんの家と学校の往復では出会えない、とびっきりのかわいさや、アートや美的センス、自分の好きな感覚とピッタリな友だちなど、自分の人生を広げる可能性に出会える場所になるかもしれません。そういう場所を守り磨くのも仕事です。
古川本当に未来につながるものになっているんですね。
冨田これからの10年、20年のためにもさらに力を入れていきたいと思っています。一方で、いま現在、たいへんご愛顧いただいているお客様が不便に感じているところを直したり、もっと魅了するサービスも強化したい。やはり仲間が必要です。
古川いま求められているのは、どのような人材でしょうか?
冨田職種は限定せずに全職種募集しています。エンジニアも強く募集しています。ココネがかわいいアプリを作る会社だと見ると、敬遠される方もいるかもしれません。しかし、ココネはここまで話してきたように、まさにいま到来しつつあるデジタルワールド時代に、日本発の新しいプラットフォームとなるサービスを目指しています。男性向け女性向けのような切り口ではなく、世界を作る部分に共感していただければ、どんな方でも対象になると思います。
古川どんな考えかたをする方がココネさんにフィットすると思いますか?
冨田独立精神や野心、オリジナリティ、挑戦や、成長や成功“だけ”を最優先にする方には、フィットしないかもしれません。
ココネという社名は“ココロ”と“コトバ”と“ネットワーク”の頭文字を取ったものです。言葉や心遣いをとても大切にしています。先に挙げたような強い気持ちは原動力として大切ですが、私たちは仲間への向き合いかた、同僚へかける言葉のひとつも同時に大事にしている会社です。
強くて優しい人になりたい。周りに心を配りながら、みんなで達成したい。そういう気持ちに共感してくださる方、これからの時代そういう価値観が大事だな、と思っていただける方はオススメできます。
古川ココネさんに入社して身に付けられるスキルとして、特徴的なものはありますか?
冨田女性向けのビジネスやモノづくりのコアが学べます。
またお客様の気持ちを重視する顧客志向などサービス業的なスキルもあります。
何よりもこれから到来するデジタルワールドにおいて、価値のないデジタルデータにいかに値打ちをつけて、お客様が夢中になっていただくかという仕掛けかたこそがもっとも重要なスキルだと思います。
評価制度では、自分で自分の評価を申請する
古川御社の人事制度についてご紹介いただけますか?
冨田大きな柱としてグレード制度、評価制度、報酬制度の3つです。評価への満足度が8割を超えているのは特徴的かもしれません。自分で自分の評価を申請するところですね。
古川それは珍しいですね。
冨田まずは本人が自分はこのグレードだと思う、というものを提出してもらいます。それに対して会社側から、あなたの成果について会社はこう考えます。会社全体の状況も考えてあなたの評価はこうなりますという説明を行います。
本人からの申請によって会社側が気づかなかった、評価できていなかった部分がわかることもあります。また社員も直接、どこに齟齬があったのかを突き合わせられるので、評価への満足度、納得感が高いのだと推察します。
古川ご本人からの申請はどういった経緯でスタートしたのですか?
冨田会長の千が「まずは従業員の意見を聞いてみよう」と言ったことから始まりました。このやりかたは会社としては労力がかかります。一般的にはまず会社が評価を決める。その後に“異論があれば理由を聞く”というスタイルです。それを逆にして、まずは聞くところか始めると、会社が従業員のGapを説明しなければいけない。
ただ、そこは時間がかかっても実施しています。リーダーたちは評価にすごい時間を使っています。1ヵ月くらい使っている可能性もある……。それでも“みんなの気持ちや考えを、まずは受け止める”というスタンスはとても大事で共感できるので、根付いている文化です。
古川福利厚生についてはどのようなものがありますか?
冨田いろいろありますが、育児フリータイム制度や5年完走休暇など、社内にジムやデリ、ジュースバー、マッサージなどがあります。
古川5年完走休暇、というのは5年間勤めると休暇をもらえるようなものでしょうか?
冨田そうです。30日間休む権利がもらえます。これも千が「なぜ5年間も働いてくれた社員に感謝も示さないの?」と言われたところから始まりました。仕事を離れて長期で過ごすことで、改めて仕事のやる気や考えを刷新する方も多くいるよい制度だと考えています。
ほかにもやりたいこと・やるべきこととしては、週休3日や海外留学やデザイン学校へ通うことの支援などたくさんあります。強い会社になって実現したいです。
古川サービスを長く遊んでいるお客様と同じように従業員にもボーナスを、という発想はいいですね。
冨田“良い会社になること”を目標にすれば、いろいろなアイデアが出てきます。お客様にアンケートをとるように、従業員にもアンケートを取り、いまの会社への思いも随時確認します。会社に来たらお抱えのシェフがいるおいしいデリがあって、仕事の合間に運動ができる。
そして、従業員ひとりひとりにも存在感がある。産休明けの人が出社したら自然と声がかかる。出張から帰ってきたらおかえりなさいと言われる。会社にいる体験も、サービスと同じようによいものを目指すべきです。
『ポケコロ』を触ったときに「今月も来てくださって、本当にありがとうございます」という気持ちが伝われば、その方は残ってくれる可能性が高まる。会社もサービスもそういうことを実現できるようにしたいです。
古川社内でのお声がけのお話がありましたが、コロナ禍のリモートワークなどはどのように進められていますか?
冨田弊社はオフィスワークを重視していて、フルリモートではなく月に3分の1くらいは出社してもらいたいとしています(もちろん状況によります)。そのために出社したときの体験をより大事にしています。
デリではシェフが腕によりをかけてお昼を用意させていただきます。ジムにはいつでもパーソナルトレーニングをできる準備をしたトレーナーがいます。夜には社内バーにプロのバーテンダーがいます。出社したときの体験がよいのは当然としてリモートでも挑戦はしています。
社員食堂のシェフが作ったレトルトカレーなどを配達したり、周年のイベントではお祝いキットを社員の家に送って、みんなでいっしょに開けて飲んだり。
古川それは確かに出社もリモートも楽しくなりそうですね。
冨田CCPでは季節が大切です。季節があって、イベントがあって、そこに合わせた催しやふさわしい装いを楽しむ。ココネでは正月は餅つきから始まって、七草を食べて、お花見や、浴衣で夏祭りがある。感性を仕事にしている私たちだからこそ、率先して四季を楽しみたいです。
古川最後に、ココネへの入社を検討している方々へのメッセージをお願いします。
冨田デジタル世界の重要性は増し、減ることはありません。私たちはデジタルアイテムに値打ちをつけることを10年続けて伸ばしてきました。今後デジタルワールドが到来して、自分の部屋がARでラッピングできるとき、どのような壁紙にして、どんな家具を置けば居心地のよい空間になるか。デジタルファッションのブランドはどうすれば生み出せるか。デジタルアイテムの資産性や経済はどうなるべきか。私たちはそのような議論をずっと続けています。このような議論に興味ある方、ぜひお話を聞かせてください。
メタバース時代が到来した際に「日本にはココネという素敵な会社があるらしい」「メタバースを代表する企業だ」そう言われる未来をぜひいっしょに作りましょう。
ココネ株式会社 会社概要
- 代表取締役社長:冨田 洋輔
- 設立年月日:2008年9月4日
- 従業員数:570名(2021年7月30日時点)
- 事業内容:ソーシャルネットワークサービス事業・教育事業・語学事業
クリーク・アンド・リバー社担当が語る
つねにお客様目線&社員目線。ホスピタリティの高いサービス運営、企業運営をしている会社です
ココネは、お客様に楽しんでいただけるサービス作りに加え、社員が働きやすい環境整備にも取り組んでいます。つねにお客様目線の運営をしていることから、長く愛されているサービスが多く、『ポケコロ』は今年で10周年を迎えます。今夏には『リヴリーアイランド』をリリースし運営中、つぎなる新規サービスの開発も行なっております。
ホスピタリティの高さはお客様だけでなく社員間でも大切にされており、昨年移転したばかりの新たなオフィスには食堂やバー、マッサージルームやジムなどの施設があり、働きやすい環境作りにも力を入れております。
プランナー、デザイナー、エンジニアなど職種問わず、新たな提案や意見を交わし合える環境ですので、「お客様目線のサービス作りをしていきたい」という方にぜひオススメしたい企業です。
(デジタルコンテンツ・グループ 古川夕夏氏)