“龍が如くスタジオ”の最新作として9月24日に、PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox Oneというマルチプラットフォームかつ、世界同時発売されることになった、『ジャッジアイズ』シリーズの続編、『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』。今回、同作のいくつかのパートを国内メディア最速でプレイさせてもらえることになった! 

 その模様は下記ファミ通TUBEでも公開されているが、収録から数日経っても残っている、筆者の中の正直な感想を記していこう。

『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』事前実機プレイをファミ通限定公開!

【ゲームのみダイジェスト】『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』事前実機プレイをファミ通限定公開!

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※以下の記事内の画像はプレスリリースのものです。

バトルは龍が如くスタジオらしさを存分に味わえる!

 最初にプレイさせてもらったのは、山本耕史氏がキャスティングされている伊勢佐木異人町の便利屋、桑名仁とのバトルだったのだが……そもそも、『龍が如く7 光と闇の行方』の舞台となった伊勢佐木異人町を春日一番ではなく、八神隆之が歩いていることに興奮を感じざるを得ない! もちろん、本作から『ジャッジアイズ』シリーズを楽しむのもぜんぜんアリだと思うが、余裕があるなら、前作の『JUDGE EYES:死神の遺言』と『龍が如く7 光と闇の行方』の両方を遊んでからプレイすると、いろいろと感じるものも増えそうなのでオススメだ。

『ロストジャッジメント』実機プレイ映像&レビュー公開! 木村拓哉演じる八神VS山本耕史演じる桑名の注目バトルや、ユースドラマの遊びをチェック

 話を戻そう。相変わらずCGのクオリティーは素晴らしく、「山本耕史さんと戦っている感」が半端じゃない。ゲーム独自のキャラクターも魅力的ではあるが、やはり実在の人物をモデルにしたキャラクターとのバトルは、興奮度が段違い。そのうえ、バトルに辿り着くまでの流れがまるでカンフー映画を彷彿とさせる感じになっていて、オジサン世代のハートを鷲掴みしてきやがるから恐ろしい! 若い人からは、ふつうにエキサイティングなシーンに見えるんだろうけれど。

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 バトルでは、本作で新たに追加された“流”というスタイルで遊んでみた。タイミングよくガードすることで相手の攻撃を受け流せるのだが……受け流しが決まると気持ちいいうえに「ちょっと強すぎかも!?」という印象を持った。単に今回戦った桑名戦に向いているだけだったのかもしれないが、これだけ使えるとなるとバトルでの戦略に大きく影響してきそうな気がする。

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 『龍が如く7 光と闇の行方』では、物語の立て付け上RPGというバトルシステムを採用したわけだが、本作のバトルは龍が如くスタジオが得意とするアクションの最新版を味わえるといった印象。これまでの『龍が如く』シリーズのアクションが好きなら、正統進化である本作に対しては全肯定で受け入れられると思う。

目的地への潜入がさらにパワーアップした遊びに!

 続いては、調査アクションのうちのいくつかを体験することに。最初に堪能したのは、新たに追加されたパイプなどを伝って目的地に入る“アスレチック”という調査アクションだ。アクションとは言っても、アスレチックではそこまで難しい操作を要求されることはなく、潜入ルートを見つけ出すパズル的な要素のほうが強めだ。一度ルートを見つけ出せばすんなり突破できると思われるので、本気で詰まるまでは攻略などを見ないほうが楽しめそうだな、と感じた。

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 また、事件現場の調査や、走って逃げる対象者を追うチェイスなども体験。これらは前作にもあった要素だが、とくにチェイスは前作よりも洗練されている印象を持った。こちらはアスレチックにくらべてアクション性が高め。失敗しても何度かくり返せばクリアーできそうな、ほどよい難易度に仕上がっていたように感じるが、それはもしかしたら序盤だからなのかもしれない。

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 個人的な印象で言えば、前作より探偵感がより強まっているようにも感じた。もちろん、それは今回プレイさせてもらったパート限定の話なので全体を見たときにどうか、という部分もあるだろう。少なくとも、ある程度の推理力は求められるゲーム性ではあるので、推理モノが好きな方は期待してもらってよさそうだ。

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ユースドラマは、すべて別モノの遊び!?

 八神が調査を行う高校で、生徒たちとの交流を深める“ユースドラマ“の一部も今回の先行プレイで体験。今回体験したのは、ダンスとボクシングという2つの要素だ。

 まずダンスだが、画面からもわかる通りのリズムアクション。画面の構成や演出は異なるが、イメージとしては『龍が如く5 夢、叶えし者』の遥のダンスのようなものと思っていい。上から落ちてくる指示に合わせてタイミングよくボタンを押していくだけだが、難易度ノーマルの場合では初見の筆者はなかなか苦戦。ただ途中で「どのボタンを押してもOK」的な技があることに気付いたので、難度を下げてその技を使えば、リズムアクションが苦手な人でもクリアーできる可能性は高そうだ。

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 続いて遊んだボクシングは、ストレート、ジャブ、フックの3種類のパンチを上下に打ち分けながら戦うアクション。パンチを放つごとに減るスタミナの管理にも気を配り、スウェイやガードなどを駆使して敵のパンチを防ぎつつ、ダウンを狙っていくという感じ。通常のバトルとはまったく操作性が異なるものの、開始1分も経たずに操作に慣れることができた。このあたりのセンスは、さすが龍が如くスタジオといった感じである。

 このボクシングが個人的にはかなりツボ! できることなら、ほかのプレイヤー相手に対人戦をしたいと思った。実際問題そんなことができるかどうかは不明だが、そのくらいには楽しい遊びとして仕上がっていたのは、さすがと言うほかない。

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 本作に関する公開済みの情報によると、このほかにもユースドラマで遊べるミニゲームとしてロボットコンテスト的なものやバイクレースゲーム的なもの、スケボー的なものなどが用意されている様子。当然ながら、それぞれ遊びの質がまるで違うものになるのだと思われる。

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 ただでさえ街に多数のプレイスポットがあって遊びの数が豊富な龍が如くスタジオの作品なのに「まだ増やしますか!」といった感。メインストーリーやバトルシステムなど、ゲームの根幹を担う部分はもとより、この豊富なユースドラマでもかなり楽しませてもらえそうだ。

 今回『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』をいち早く遊ばせてもらったわけだが、結論から言えば「期待しかできない」という言葉に尽きる。忖度なしでかなりいい感じっぽいので、少しでも気になっている方は、続報に注目していただきたい。

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