作家・長月達平先生が手がける大人気小説『Re：ゼロから始める異世界生活』、通称『リゼロ』。
現在アマゾンプライムビデオでは、2016年4月より放送されたアニメ第1期（新編集版全25話）を始め、2020年7月放送のアニメ第2期（全25話）、エミリアとパックの出会いを描いた第1期の前日譚『Re：ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』が視聴できます。
『Re：ゼロから始める異世界生活』（アマゾンプライムビデオ）2017年の“SUGOI JAPAN Award”では、アニメ部門・ラノベ部門の2部門で1位を獲得した『リゼロ』シリーズ。テレビシリーズのほかにOVAの制作、2020年9月にはスマホゲーム『Re：ゼロから始める異世界生活 Lost in Memorie』などもリリースされています。もし、まだ観ていないという方がいましたら、この機会にアマプラで一気観をしてみては！
本作の主人公は、突如異世界に召喚された少年、ナツキ・スバル（菜月昴）。召喚されて早々チンピラに絡まれる彼の前に、“サテラ”と名乗るハーフエルフの少女（のちに本名はエミリアだと判明）が現れるところから物語は展開していきます。
異世界転移ものといえば召喚された人間がチート級の力を発揮するのがお約束ですが、スバルは無知無能にして無力無謀と四拍子“欠けた”主人公。そんな彼が唯一手にした力が、死して時間を巻き戻す“死に戻り”の力でした。
第1話では、物語中盤でスバルとサテラが何者かに襲われる展開に。目の前でサテラを殺され、自らも決定的な致命傷を負ったにも関わらず、つぎの瞬間には傷ひとつない状態で初めて異世界へやってきた場所に立っているのです。
つまり本作は、無力な少年・スバルが死に戻りの力を使いながら前に進もうとする物語。大切な人を守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すために、過酷な運命に立ち向かっていきます。
ただ時間を戻せるといっても、それは死ありきの話。ゆえに時間を戻す度に死への恐怖、痛み、苦しみなどを何度も経験しなくてはなりません。ときに生きたまま腹を切り裂かれ、ときに思わぬ人物から惨殺され……。それでも皆を助けようとするスバルは徐々に心と体がちぐはぐになり、第8話ではいままで溜め込んでいた本音が一気にこぼれ出します。
「たいへんだった。すげー辛かった。すげー怖かった。めちゃくちゃ悲しかった。死ぬかと思うくらい痛かったんだよ」、「怖かったよ、すげー怖かったよ。またあの目で見られたらって、そう思う自分が嫌で嫌でしかたなかったよ」
かわいらしいヒロインやファンタジックな世界観とは裏腹に、スバルが直面する困難はどれもこれもこのうえなくヘビー。興味のある人は、ぜひ心してご覧になってみては？
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
