カプコンから2021年7月9日（金）にNintendo SwitchとPCで発売予定の『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』。2021年6月25日には体験版が配信予定で、いよいよ壮大な冒険の幕開けが秒読み段階となった。ここでは、ひと足先にプレイした担当ライターが本作の魅力をお伝えする。プレイに役立つ知識も併せて紹介するので、ぜひ体験版プレイにも役立ててほしい。
『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』最新プロモーション映像
『モンハン』シリーズのモンスターが多数登場！ ついつい夢中になってしまうオトモン集め
筆者は前作をプレイ済でテレビアニメもしっかり視聴しているほどの『MHストーリーズ』ファンだが、本作は前作未プレイの人が初めて本作に触れても楽しめる内容となっているので、まずはご安心を。「気になるけど前作プレイしていないし、どうしようかな」と思っている人は、ぜひ迷わずプレイしてほしい。というわけで本題へ。
本作の魅力といえば、これまで“狩る”対象だったモンスターを“仲間（オトモン）”にできて、ともに行動できるところ。ゲーム開始直後はケイナが共闘パートナーとして加わり、タマゴの入手手段、ふ化してオトモンに加える流れなどを教えてくれるので、前作未プレイの人も、すんなりと入り込めるはずだ。
最初に冒険する地、ハコロ島で仲間にできたオトモンはドスランポスやアプトノス、イャンクック、クルルヤックなど。「このオトモンじゃなければダメ」ということはないので、お気に入りのオトモンをパーティに加えて育てていける。ただし、オトモンには“ライドアクション”と呼ばれるものがある。オトモンにライド（騎乗）中に行える行動で、ドスランポスはジャンプ、イャンクックは岩砕きなどオトモンによりアクションが異なる。
ライドアクションで新たに進める場所が増えることも多々あり、異なるライドアクションを持つオトモンを育てたほうが、冒険の楽しさは広がる。ちなみに、オトモンは最大6体まで同時に連れて冒険できる。同行しているオトモンはバトルで得られる経験値を獲得できるが、厩舎に預けているオトモンには経験値が入らない点に要注意。もし途中で新たなオトモンを仲間にした場合も、パーティに加えておけばバトルに参加させずとも経験値を得られるので育てられる。
『モンスターハンターストーリーズ2』先行プレイ動画。タマゴを入手してモンスターをふ化しよう
バトルで相手の行動を読んでのダブルアクションがとても気持ちいい！
バトルはターン制のコマンド選択式となっており、プレイヤーが操作できるのは基本的に主人公のみで、オトモンや共闘パートナーは自動で行動してくれる。相手が誰を狙っているかは“ターゲットライン”で視認でき、狙われた場合はパワー、スピード、テクニックによる3すくみの“真っ向勝負”が発生する。
ほとんどの攻撃手段は上記のパワー、スピード、テクニックのいずれかに該当していて、それぞれ相性がある。
3すくみの相性
- パワーはテクニックに勝つ
- スピードはパワーに勝つ
- テクニックはスピードに勝つ
ひと言でいえばジャンケンのようなもので、相手の行動がパワーだと読んだ場合、スピードの行動を選択すれば真っ向勝負に勝てる、という具合だ。
ここで重要なのが“相手の3すくみの傾向は決まっている”ということ。例えばランポスとバトルした場合、ランポスは必ずスピードを選択する。つまり、こちらがテクニックを選べば必ず真っ向勝負に勝てるというわけだ。そのため、“相手の3すくみの行動を知る”ことが本作のバトルでは極めて重要となる。
3すくみによる相性と真っ向勝負を知ったところで、つぎに覚えたいのが“ダブルアクション”と呼ばれる要素。これは主人公とオトモンが同じ3すくみを選択し、相手の真っ向勝負に勝った場合に発生するもので、相手の行動をキャンセルさせて大ダメージを与えられる。
1対1の真っ向勝負の場合、勝った場合でも多少はダメージを受けてしまうが、ダブルアクションは相手の行動そのものをキャンセルするのでダメージを食らわない。極端な話、毎ターンダブルアクションを発生させれば、相手に一度も行動させることなく勝つことも可能。この一方的に攻撃できる爽快感がたまらなく楽しい！
ここで覚えておきたいのがオトモンへの指示。基本的にオトモンは自動で戦うが、絆ゲージを消費することでオトモンに使うスキルを指示できる。「パワーでダブルアクションを狙いたいけど、オトモンがスピードを選択している」というような場合は、オトモンに指示を出してパワーのスキルを選択しよう。
ただし、オトモンのレベルが低かったり伝承などを行っていない序盤では、オトモンはあまりスキルを覚えていない。「オトモンに指示しても有効なスキルがまだ使えない」という場合は、オトモンの入れ換えが有効だ。
オトモンを入れ換えた場合、スピード傾向のオトモンはスピードというように、自分が得意としている3すくみの行動を必ず行う。バトルの相手がパワーで攻めてくるとわかっているときは、スピード傾向のオトモンと入れ換えれば真っ向勝負に勝ったりダブルアクションを狙えるというわけだ。ただし、オトモンの入れ換えは毎ターンごとに1回だけ可能。同じターンに何度も入れ換えはできないので要注意。
ちなみに、ダブルアクションは共闘パートナーのオトモンでも発生する。もし相手が共闘パートナーのオトモンを狙っていた場合、主人公の3すくみを共闘パートナーのオトモンと合わせることでダブルアクションを狙えることも覚えておきたい。「相手の行動を毎回キャンセルできるなら楽勝じゃない？」と思うかもしれないが、相手は無属性の攻撃手段を持っていたり、共闘パートナーの人間（竜人）を狙う場合もある。さらに共闘パートナーのオトモンには指示できないので、真っ向勝負に負けることもあるだろう。
つまりバトルの相手が自分やオトモンを攻撃対象にした場合はダブルアクションなどを狙えるが、それ以外の状況では大ダメージを受ける危険があるということ。言葉では伝えにくいが、実際にプレイすればほどよい緊張感を味わいつつもダブルアクションで一方的に攻撃できる爽快感を感じられるはずだ。
主人公の武器は全部で6種類
本作には、以下の6武器種が存在する。
主人公が装備できる武器種
- 大剣（斬タイプ）
- 片手剣（斬タイプ）
- ハンマー（打タイプ）
- 狩猟笛（打タイプ）
- 弓（突タイプ）
- ガンランス（突タイプ）
どの武器を使うかはプレイヤーの好みでオーケー。ただし、武器は斬、打、突タイプに分かれており、モンスターの部位によって有効なタイプが異なる。主人公は武器を3個まで同時に装備できてバトル中に入れ換えられるので、上記の6種類の中から各タイプをそれぞれ1個ずつ装備しておけば、あらゆる戦況にも対応できる。
武器はショップで購入できるが、強力な武器を手に入れたい場合はモンスターの素材を集めて生産してもらうことに。ここは『モンスターハンター』シリーズをプレイしている人ならば、すぐにイメージできるはず。さらに素材が必要となるが強化することも可能だ。
防具は全身がセットになっており、こちらも強力な防具はモンスターの素材で生産することになる。武器同様に強化も可能。
筆者が実際にプレイして使いやすいと感じた武器は、斬タイプは片手剣、打タイプは狩猟笛、突タイプはガンランス。バトルでは、相手の3すくみの傾向がわかるまでは無茶な攻撃を仕掛けにくい。もし勘で3すくみを選んで真っ向勝負に負けた場合は大ダメージを受けてしまうからだ。そんなとき、片手剣のガードは相手からのダメージを最小限に抑えながら3すくみの傾向を調べられる。安定したバトルができるというわけだ。
狩猟笛は、仲間の体力を回復できるメロディタイプの狩猟笛がオススメ。仲間全体に継続回復の効果を付加したり、仲間全員の状態異常を治すなどサポート能力に長けている。“相手に狙われた場合は真っ向勝負orダブルアクション”で攻めて、狙われていない場合はサポート役に回る、という流れが理想。
ガンランスは、竜杭砲などスキルを使い3すくみの真っ向勝負に勝たないと絆ゲージが溜まりにくいというクセのある武器だが、片手剣同様にガードできるので、安定した立ち回りができる。絆ゲージ最大時に使える“竜撃砲”は大ダメージを与える全体攻撃となっており、ロマン溢れるスキル。使い込むほどに味が出てくる武器だ。
あくまでこの3種は筆者のオススメだが、ぜひ6種すべての武器を使ってみて、自分なりのお気に入り武器を見つけよう。もちろん体験版でも6種すべての武器は手に入るぞ。
本作の魅力であるオトモン集めと育成、バトルシステム、そして主人公の武具の生産や強化。これらは体験版ですべて楽しめるので、ぜひこの記事を読んだあとにダウンロードしてプレイしてみてほしい。もちろん、それ以外にも壮大なストーリーや、やり込み要素である伝承の儀など、まだまだ語りたい魅力があるが、こちらは発売直前に公開予定のレビュー記事で改めて書こうと思う。
