選ばれし子どもたちとデジタルモンスター（以下、デジモン）たちの冒険を描いた『デジモン』シリーズ。現在アマゾンプライムビデオでは『デジモンアドベンチャー』から『デジモンクロスウォーズ』までのシリーズ6作品に加え、2020年2月21日に公開された映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』が配信されています。
そこで今回は、シリーズの原点にして最高傑作『デジモンアドベンチャー』に注目。大人になったいまでも、十分楽しめる理由とは？
『デジモンアドベンチャー』（アマゾンプライムビデオ）物語の舞台は、謎と危険に満ちたデジタルワールド。ある夏の日にサマーキャンプに来ていた7人の少年少女たちは、謎の力によって突如デジタルワールドへと飛ばされてしまいます。
その先でアグモンを始めとするデジモンたちと出会い、つぎつぎと襲いかかる強大な敵と戦う羽目に。果たして彼らは無事に元の世界に戻ることができるのか、というのが大まかなあらすじです。
メインキャラクターが小学生であるうえ話のテンポもいいため、一見子ども向けアニメのようにも思える本作。しかし実際は登場人物のバックグラウンドが重かったり、味方だったデジモンたちの死が容赦なく描かれたり。大人が見ても印象的なシーンが数多く存在します。
たとえば筆者的にいちばんショッキングだった回が、第33話『パンプとゴツは渋谷系デジモン』。パンプモンとゴツモンというデジモンが登場し、序盤では渋谷で楽しそうに遊ぶ様子が描かれます。敵ながら気のいい奴らで、最終的に「選ばれし子どもたちと戦うより渋谷で遊んでた方が楽しそう」とヴァンデモンの命令に逆らうのですが――。
そこへヴァンデモンがやって来て、すかさず彼らに制裁を下す展開に。無邪気に遊んでいた姿を見ていただけに、断末魔をあげながら消滅する姿はいま見てもかなりショッキングです。
ちなみに物語中盤では、舞台がデジタルワールドから現実世界のお台場へ。しかも第35話をよく見ると、ムック・ガチャピン・P－chan（Pちゃん）が出演しています。素手で敵デジモンに対抗するガチャピンたちの勇姿（笑）をぜひチェックしてみて。
もちろん注目すべき回はこれだけに留まらず、ファンの間で神回と名高いエピソードといえばやっぱり最終話『新たな世界』。とくにラスト5分の展開は、いつ見ても涙を誘われます。ちなみにアニメ公式サイトに掲載されている“いちばん好きなシーン”ランキングでも、栄えある第1位に最終話が選ばれていました。
大人になったいまでも笑って泣ける『デジモンアドベンチャー』。さぁ選ばれし子どもたちとともに、謎と危険に満ちた冒険に出かけてみませんか？
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
