ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、チャットアプリのDiscordとの新たなパートナーシップ締結を発表した。2022年前半より、プレイステーションのゲーム機とモバイルアプリでDiscordを利用できるよう目指していくとのこと。

 DiscordはPCやモバイルのアプリで提供中のチャットサービス。ゲーマーとの親和性が高いことから、海外ではゲームスタジオの公式コミュニティやプレスイベントの際の連絡手段として採用される事も多い。コロナ禍においては一般の利用も大きく伸びており、月間ベースでは1億4千万人以上の利用者がいるという。

 今年3月にはマイクロソフトなどへ1兆円規模での売却を検討中と報じられ、大きな話題となったのも記憶に新しいところ。なおこの件については先月、売却話は一旦消えて株式公開による拡大路線を模索する方向になったとBloomberg誌によって報じられている。

 今回のパートナーシップ締結にあたってはSIEからDiscordへの出資も行われており、SIE社長 兼 CEOのジム・ライアン氏名義による公式ブログ記事でも「DiscordのシリーズHラウンドに参加し、マイノリティ出資をいたしました」と触れられている。