図書館の司書が都市の謎を探る

 招待状を送られた者だけが入れる図書館の司書となり、図書館を守るために戦うシミュレーション。人を本に変える図書館を巡ってくり広げられる濃密なストーリーや、ダイスを使用した戦略性のあるターン制バトルを味わえる。中心人物は前作『Lobotomy Corporation』から引き続き登場。登場人物どうしの関係を知っておきたい人は、前作もプレイするのがオススメ。

『Library Of Ruina』Steamページ 『Lobotomy Corporation』Steamページ
『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション

ひょんなことから人を本に変える司書に就任

 予期せぬ来客として謎の図書館に足を踏み入れてしまったローラン。図書館の館長であるアンジェラに散々な目にあわされるものの、最終的には図書館で司書として働くことに。司書となったローランの役目は、貴重な情報を求め図書館に訪れるゲストたちと戦うこと。戦いに勝利すると、ゲストは本となって図書館に納められる。たくさんの本を集めて、図書館を成長させていこう。

『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション
図書館のゲストとして呼ばれる人物はさまざま。全身を義体化した強盗の三兄弟や、猟奇的な殺人鬼など、ひとクセもふたクセもあるキャラクターたちが図書館を訪れる。
『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション
『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション
主人公のローランは招待を受けないと入れない図書館に迷い込んだ謎の男。原因追究のために、図書館の手伝いをすることに。
図書館に呼んだゲストを本にして都市の情報を集めている女性、アンジェラ。得た情報をもとに、ある目的を達成しようと模索しているようだ。

ダイスを使った奥深い戦闘システム

 ゲストとの戦闘はターン制で進行。毎ターンの始めにダイスを振り、出目が大きい順から行動できるシステムを採用しているのが特徴だ。行動順が決まった後は、互いに手札から“バトルページ(” コマンド)をセットし、順番に攻撃する。相手の行動に応じて適切なバトルページを選択して戦う戦略性と、ダイスによる運の要素が絡み合うユニークなプレイ感覚がおもしろい。

『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション
一定以上のダメージを与えると、相手は混乱状態になる。次ターンは行動不能になるので、一気に畳みかけよう。
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行動の結果もダイスで決まる。マッチ時に自分のダイスの出目が相手より高ければ、攻撃または防御成功となる。ダイスの出目はバトルページごとに異なる。
『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション
ゲストを倒すと本が入手できる。手に入れた本を消費すると、戦闘で使用するバトルページなどを獲得可能だ。

相性のいい組み合わせでデッキを作成

 本作では、キャラクターごとにデッキを組み立てていく。バトルページは多種多様な効果を持っており、組み合わせ次第でコンボも可能。たとえば、自身の手札をすべて捨てる代わりに絶大なダメージを与えられるバトルページと、手札から捨てられた際に1枚デッキからドローできるバトルページを組み合わせれば、バトルページの確保をしながら有利に戦える。デッキビルドも本作の醍醐味だ。

『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション
本を消費した際に手に入る〝コアページ〟は、司書に装着することでステータスのパラメーターや見た目が変化する。
『Library Of Ruina』人を本に変える図書館の司書として戦うシミュレーション
バトルページにはそれぞれコストがあるので、デッキを組む際はコストのバランスも考慮する必要がある。効果のシナジーなども考えながら、ベストなデッキを組もう。

Library Of Ruina

  • メーカー:ProjectMoon
  • 開発:ProjectMoon
  • プラットフォーム:PC
  • 配信日:2020年5月15日配信
  • 価格:3090円[税込]
  • ジャンル:シミュレーション
  • 備考:ダウンロード専売