Switch『スーパー野田ゲーPARTY』収録の全16本を紹介！ 『ボルダリング姉さん』や『もも鉄』の進化版から『つり革』などの新作まで

　2021年4月29日に発売のNintendo Switch用ソフト『スーパー野田ゲーPARTY』は、吉本興業所属のお笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタル氏がみずから開発し、自身のネタとして披露しているゲーム、通称“野田ゲー”を収録したパーティゲーム。

[2021年5月7日追記]
本作の販売本数が50000本を突破。今後のアップデートで2タイトルが追加されることが発表された。

　クラウドファンディングで資金を募り、開発がスタートした本作だが、制作方法もユニークで、画像やイラスト、BGMやボイスなどは、サポーターから募集したものを使用している。本記事では、そんな『スーパー野田ゲーPARTY』に収録された16本の野田ゲーをまとめて紹介しよう。野田ゲーの実況プレイ動画は下記をチェック！

既存の野田ゲーの進化版から新作野田ゲーまで、収録作16本を紹介

つり革

　M-1グランプリで野田クリスタル氏が披露した“つり革”のネタが、まさかのゲーム化。激しく揺れ動く電車の中で、うまくバランスを保ちながら立ち続けよう。キャラクターを左右に動かすことでバランスを調整でき、画面外に操作キャラクターが飛び出してしまうとゲームオーバー。ひとり用モードでは何秒耐えられるかという記録に挑戦でき、ふたり用では、どちらが長く耐えられるのかを競う。

将棋II

　ボードゲーム界に激震が走る。まさかの将棋の続編が登場したのだ。“将棋II”は前作からシステムを一新。まず、プレイヤーそれぞれの駒はすべてランダムに。また、王は持ち駒のいずれかがランダム任命され、王がどの駒なのかは自分も相手もわからない。駒の動きかたも奇抜なものが多く、盤外に飛び出す駒まであるなど、続編らしい、斬新かつ独創的なユニークなシステムを多数搭載している。

音声衰弱

　トランプなどで遊ぶ神経衰弱ゲームは、同じ絵柄を揃えていくゲームだが、この“音声衰弱”は、音を聴いて、同じ音を揃えていくゲームだ。サポーターから集められたセリフや音が鳴るほか、野田クリスタル氏がみずから吹き込んだ、一風変わったボイスなどが流れるのが特徴。ひとりプレイでは、制限時間内にすべてのカードをペアにするとつぎの段階に進む、ステージクリアー形式を採用している。

ボタン遠すぎじゃない!? 早押しクイズ

　画面下に流れる問題文を読み、ボタンを押して早押しクイズに挑戦。最大の特徴はタイトルの通り、ボタンが遠すぎること。迷路を突き進みながら、ボタンを押しにいかなくてはならないのだ。正解回答を考えつつ、迷路の正解ルートを探す必要があるため、見た目に反して超頭脳派バトルがくり広げられる。ひとり用では、コンピュータ相手に問題連続正解数の記録に挑戦する。

凄六（すごろく）

　ゴールまで1兆マスもある、天文学的なスケールで描く斬新なすごろくゲーム。マスを進めていくと、サイコロの出目の倍率が上がり、数万マス進むことも可能に。また、相手がサイコロを振っている最中もサイコロを振ることが可能。一種のレースゲームなのだ。

まぁまぁ あぶないじゃん

　卓上のキャラクターを動かし、四方八方から飛んでくる麻雀牌やリーチ棒などを避け続ける、麻雀をモチーフにしたアクションゲーム。麻雀の要素もあり、自分の手牌のアガリ牌にあえてぶつかるとツモとなり、ボーナス点が入る。麻雀知識も試されるのがポイント。

マシュマロいくら焼けるかな

　おばあさんに見つからないように、暖炉でマシュマロを焼くという、これまでにない世界観のゲーム。おばあさんは寝たり起きたり、左右に動いたりと、かなりトリッキーな動きをする。先にマシュマロの焼き加減がMAXに到達したプレイヤーの勝利となるルール。

〜GALS FIGHTER〜 応援

　一見、対戦格闘ゲームのように見えるが、操作するのはファイターではなく、観戦しているギャラリー。自分が応援しているファイターが有利になるように、自分の推しにアイテムを投げて強化したり、対戦相手を妨害したりして戦っていく、ユニークなゲームだ。

次おります早押しバス

　バスの車内アナウンスで、目的のバス停の名前が表示されたときにだけ、ボタンを押すという早押し対戦ゲーム。 バス停の名前は紛らわしいものが多く、違うバス停で押してしまったり、正しいバス停でボタンを押せずに乗り過ごしてしまうと失敗となる。

おたけ さいこっちょーゲーム

　お笑いトリオ・ジャングルポケットのおたけが主役のゲーム。おもしろギャグ“さいこっちょー”か、それとも“さいてっちょー”か、どちらがくり出されるかを2択で当てていくゲーム。運の要素が絡むと思いきや、どちらか出るのか、よくよく見聞きすると予兆がある。

世直し すゑひろがりず

　お笑いコンビ・すゑひろがりずが主人公のアクションゲーム。歩きスマホを注意したり、お年寄りをおんぶして運んだりと、善行を積んで世直しをしていく。ボス戦は、“不届きな言葉”に合わせてボタンを押すリズムゲーム風。ふたりでの協力プレイでも遊べる。

新・干支レース

　新しい十二支を決めるべく、さまざまな動物たちがレースをくり広げるゲーム。操作はジャンプのみで、加速アイテムなどを取って進んでいく。登場する動物たちの画像はサポーターのペット画像となっており、中には野田クリスタル氏のハムスターも入っている。

オニオンクエスト

　魔王が倒され、すっかり平和となった世界を冒険するという変わったRPG。フィールドやダンジョンは本格RPGクラスに広いが、とくにストーリーはない。町もあるが、入ることはできない。ひたすらレベル上げをくり返すという、終わりのない戦いが始まる。

太ももが鉄のように硬い男てつじ 令和も！平成も！昭和も！

　あの“もも鉄”が、パワーアップして帰ってきた！　おなじみの野田ゲー『太ももが鉄のように硬い男てつじ』のアレンジ版で、敵の弾を回避したり、硬い太ももで跳ね返しながら進んでいくアクションゲーム。オリジナル版とは異なるキャラクターなどが登場する。

スーパー ブロックくずして

　お笑い芸人・デッカチャンが主人公のブロック崩しゲーム。野田ゲーの中でも人気の1本。操作するのは下のバーではなく、デッカチャン。弾に当たらないようにデッカチャンを動かして、ブロックを崩していこう。弾に当たると、デッカチャンが巨大化する。

ボルダリング姉さん〜アルティメット・エディション〜

　おなじみの野田ゲー“ボルダリング姉さん”が、さらに進化して登場。ボルダリングで画面左奥にあるゴールを目指すアクションゲームで、石に交じっている果物を食べて体力を回復しながら進む。オリジナル版にはない要素として、食べてはいけない果物が登場する。

野田ガチャ搭載！

　本作では、遊べば遊ぶほどに“ノダクリスタル”が貯まり、これを使って“野田ガチャ”を回せる。野田ガチャからは、本作に収録されているイラストや楽曲などを、コレクションアイテム（全623種）として入手可能。

週刊ファミ通で野田クリスタル氏インタビューを含めた6P特集を掲載！

　週刊ファミ通2021年5月13・20日合併号（2021年4月28日発売）では、本作の配信記念特集を6ページにわたってお届け。ゲームの紹介に加え、同作のクリエイティブディレクターを務める野田氏の撮り下ろしインタビューも掲載する。野田ゲー開発秘話や、最近の野田氏のゲーム事情などをうかがっているので、お見逃しなく！