2021年3月20日(土)、3月21日(日)の2日間、千葉・幕張メッセ国際展示場1~3 ホールにて、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)のライブイベント“THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY”が開催された。本記事では、公演1日目の模様をお届けする。

※公演2日目のリポートと発表まとめはこちら

出演者(敬称略)

  • イルミネーションスターズ
    関根瞳(櫻木真乃役)
    峯田茉優(八宮めぐる役)
  • アンティーカ
    礒部花凜(月岡恋鐘役)
    菅沼千紗(田中摩美々役)
    八巻アンナ(白瀬咲耶役)
    成海瑠奈(三峰結華役)
    結名美月(幽谷霧子役)
  • 放課後クライマックスガールズ
    河野ひより(小宮果穂役)
    永井真里子(西城樹里役)
    丸岡和佳奈(杜野凛世役)
    涼本あきほ(有栖川夏葉役)
  • アルストロメリア
    黒木ほの香(大崎甘奈役)
    前川涼子(大崎甜花役)
    芝崎典子(桑山千雪役)
  • ストレイライト
    田中有紀(芹沢あさひ役)
    幸村恵理(黛冬優子役)
    北原沙弥香(和泉愛依役)
  • ノクチル
    和久井優(浅倉透役)
    土屋李央(樋口円香役)
    田嶌紗蘭(福丸小糸役)
    岡咲美保(市川雛菜役)

 本ライブのステージ構成は、会場中央にセンターステージ、そこから東西南北4方向に花道が伸び、その先にミニステージという配置に。

 プロデューサー(『アイドルマスター』シリーズのファン)と近い距離で楽しめるステージ構成に、ライブへの期待が高まってくる。当初、2ndライブは2020年5月2日、3日に予定されていたものの、新型コロナウイルス感染症の影響により開催中止に。それから約1年越しに実現した2ndライブということもあり、筆者も開演前から胸の高まりが抑えられなくなっていた。

 そして時刻はいよいよ開演時間を迎え、待望の『シャニマス』の2ndライブが幕が開ける。

 まずは、283プロの天井努社長(声:津田健次郎さん)が姿を現し、今回の2ndライブを開催できたことへの喜びを語った後、アシスタントの七草はづき(声:山村響さん)による影ナレへ。現地とASOBISTAGE(生配信)にて参加しているプロデューサーたちへ注意事項をアナウンスした後、“サンセットスカイパッセージ”の衣装に身を包んだ出演キャストがセンターステージに登場し、オープニングナンバー『Ambitious Eve』を歌唱。開幕からパワフルなパフォーマンスを見せるキャスト陣に答えるように、プロデューサーたちもペンライトを全快で振っていく。

 続いて披露されたのは、『シャイノグラフィ』。キャストたちが4方向の花道へと散らばりつつ、プロデューサーへ元気を届け、会場のボルテージをさらに高めていった。

『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに

 2曲が届けられたところでオープニングトークへ。キャスト陣から元気いっぱいの自己紹介が行われた後は、各ユニットによるライブパートに突入。まずは、ユニット衣装に着替えた“ノクチル”(和久井さん、土屋さん、田嶌さん、岡咲さん)による『いつだって僕らは』。“ノクチル”らしい、透明感が溢れつつ、エネルギッシュなパフォーマンスで会場を魅了していく。

 続いての『あの花のように』では、浮かび上がったセンターステージに水面、そのステージ上部のスクリーンには花火が映し出され、楽曲の儚さが演出されており、プロデューサーたちも楽曲、そして“ノクチル”のパフォーマンスにどっぷりと浸っていた。

『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに

 “ノクチル”に続いて登場したのは、“アルストロメリア”(黒木さん、前川さん、芝崎さん)。『Love Addiction』をクラップを交えて会場一体となって楽しんだ後の『ダブル・イフェクト』では、かわいさ溢れるパフォーマンスで、プロデューサーたちをメロメロに。

『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに

 3番目に登場したのは、“放課後クライマックスガールズ”(河野さん、永井さん、丸岡さん、涼本さん)。1曲目の『よりみちサンセット』では、ステージ中を縦横無尽に駆け回りつつ、トロッコに乗りながら、プロデューサーを全力で巻き込んでパフォーマンス。続けて『五ツ座流星群』を披露し、プロデューサーに休ませる暇を与えず、ノンストップで“放クラ”ワールドを会場全体で楽しんだ。

 ここで、会場近くで花火が上がっている(※本当は地震が発生していた)ということで、ライブは一旦ストップ。しかしその間、“放クラ”メンバーが安全確認しつつ、MCでプロデューサーたちを楽しませる場面も。不測の事態にもすぐに対応する彼女たちのプロフェッショナルさを、ひしひしと感じられるシーンとなっていた。

※記事では発生した状況を説明するために“本当は地震が発生していた”と記載しているが、MCではそういった表現を一切使わず、“花火が上がっている”というワードを使い、プロデューサーたちの不安を煽ることなく、エピソードトークで楽しませており、その気配りにも感服させられた一幕だった。

 安全の確認がとれたところで、ライブが再開。“放クラ”メンバーが再び登場し、プロデューサーたちを存分に煽り、会場に熱気が取り戻ったところで、“アンティーカ”(礒部さん、菅沼さん、八巻さん、成海さん、結名さん)にバトンタッチ。まずは『ラビリンス・レジスタンス』で、“アンティーカ”の幻想的なかっこよさを存分にアピールした。
 そんな“アンティーカ”の面々だが、MCでは、メンバー全員が同じネイルをしてきたということで、手元をプロデューサー見せるが、衣装で手袋をしているので見えず、全員で「見えへん!」と突っ込むという、思わず笑みが溢れるシーンが。パフォーマンス中とふだんのギャップも、彼女たちの魅力だと改めて実感できた。MC後はゴシック・ロック『Black Reverie』を披露し、しっかりと会場をクールに染め上げた。

 “アンティーカ”に続くのは、“ストレイライト”(田中さん、幸村さん、北原さん)。スタイリッシュさ溢れる『Transcending The World』、『Hide & Attack』の2曲を披露。パフォーマンス中の3人のシンクロダンスも完璧で、プロデューサーたちを釘付けにした。

『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに

 ユニットパートラストを飾るのは、“イルミネーションスターズ”(関根さん、峯田さん)。1曲目の『トライアングル』では、トロッコに乗りながらプロデューサーひとりひとりにハッピーを届けた。その後は『Twinkle way』で、“イルミネ”の輝きを存分に見せつけたところでライブ本編は終了。

 アンコールでは、七草はづきさんが再び登場。業務連絡として『シャニマス』に関する最新情報が届けられた。

 業務連絡後は、“ビヨンドザブルースカイ”の衣装姿のキャスト陣がステージに集結し、アンコールとして『Dye the sky.』を披露。今後の『シャニマス』の活動への力強い意思が込められたような、迫力のあるパフォーマンスをプロデューサーに見せつけた。

『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに

 アンコール2曲目は『いつか Shiny Days』。ひとつひとつのことばに想いを乗せるように、しっとりと歌い上げる。3曲目には『Multicolored Sky』。キャストたちがステージいっぱいに広がり、トロッコでプロデューサーと寄り添いながら、最後まで会場ひとつとなって、笑顔のステージを作り上げる。

 『Multicolored Sky』を歌唱後は、ライブもいよいよ終わりの時間に。キャストからプロデューサーたちへ挨拶。そして、最後の曲として『Spread the Wings!!』を歌い上げた後、『アイドルマスター』シリーズ伝統の「これからも、アイマスですよ、アイマス!」の掛け声とともに、公演1日目は締めくくられた。

 中止の発表から約1年越しに開催された2ndライブの初日公演が終了した。この1年間、リアルイベントの開催が難しい状況となっていたが、昨年開催された“MUSIC DAWN”(生配信イベント“THE IDOLM@STER SHINY COLORS MUSIC DAWN”)を通じて、キャストたちのパフォーマンスはさらに磨きがかかっており、周年ライブは初出演となる“ストレイライト”、そして有観客の舞台は初となる“ノクチル”のステージもすばらしいもので、ライブを通じて、彼女たちの姿に終始圧倒された。

 また、途中にはハプニングが起こったものの、キャスト、そしてスタッフ陣の対応もすばらしく、その後も無事ライブをやり遂げた。今日の公演を通じて、これからの『シャニマス』の活動においてハプニングが起こったとしても、きっと大丈夫だなと安心できたライブでもあった。

 ファミ通.comでは、明日の公演2日目の模様もお届け予定。そちらの方も、ぜひ楽しみにしてほしい。

 なお本公演の模様は、3月29日(月)12時00分まで配信チケットが販売中。配信チケットを購入すれば、3月22日(月)12時00分から3月29日(月)23時59分まで、アーカイブ視聴が可能なので、こちらも要チェック。

『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに
『シャニマス』2ndライブ公演1日目リポート。磨き抜かれたパフォーマンスの数々で、多幸感に包まれたステージに

“THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY”公演1日目セットリスト(敬称略)

  1. Ambitious Eve(シャイニーカラーズ)
  2. シャイノグラフィ(シャイニーカラーズ)
  3. いつだって僕らは(ノクチル:和久井優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
  4. あの花のように(ノクチル:和久井優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
  5. Love Addiction(アルストロメリア:黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
  6. ダブル・イフェクト(アルストロメリア:黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
  7. よりみちサンセット(放課後クライマックスガールズ:河野ひより、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
  8. 五ツ座流星群(放課後クライマックスガールズ:河野ひより、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
  9. ラビリンス・レジスタンス(アンティ―カ:礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、成海瑠奈、結名美月)
  10. Black Reverie(アンティ―カ:礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、成海瑠奈、結名美月)
  11. Transcending The World(ストレイライト:田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
  12. Hide & Attack(ストレイライト:田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
  13. トライアングル(イルミネーションスターズ:関根瞳、峯田茉優)
  14. Twinkle way(イルミネーションスターズ:関根瞳、峯田茉優)
  15. Dye the sky.(シャイニーカラーズ)
  16. いつか Shiny Days(シャイニーカラーズ)
  17. Multicolored Sky(シャイニーカラーズ)
  18. Spread the Wings!!(シャイニーカラーズ)