視力がない人にとって、ビデオゲームはどんな存在だろうか? どうやって遊んでいて、どうすればプレイを助けることができるだろうか? インディーゲーム開発者向けのコミュニティおよびワーキングスペースを提供するasobuが、2021年3月5日午後8時半よりそんな問いに答える番組をYouTubeで配信する。

 ゲストスピーカーとして登場するのは、生まれつき目が見えないゲーマーのファイ氏。番組では、どうやってゲームをするようになったのか、どうやってプレイしているのかといった経緯に加え、“どういう設計・ユーザーインターフェースだと目が見えなくてもプレイしやすいのか”といったゲーム開発者向けならではのテーマも扱われる。

 そのままだとプレイに支障がある人のための補助機能、いわゆるアクセシビリティ機能は、大半の人にとっては関係がなくとも、障害を持つゲーマーにとってはそれだけでプレイできるかできないかにすら繋がりうる大事な機能。開発者向けイベントで開発側の知見が語られることは多少あっても、利用する側の生の声をまとまった形で聞けるのは貴重な機会だ。

 しかも今回はファイ氏本人がゲーム開発を志しているということもあり、その指摘はちゃんと的確で専門的。アーカイブ化もするそうなので、興味がある人はぜひチェックしてみて欲しい。