1996年（平成8年）2月27日は、ゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売された日。すなわち本日で『ポケットモンスター』シリーズが誕生してから25周年を迎えたことになる。また、2月27日はポケモン始まりの日である“Pokémon Day”として日本記念日協会にも認定を受けている。
『ポケットモンスター』シリーズは全世界で幅広い世代から愛され続ける日本が誇る超人気のコンテンツ。ゲームソフト、アニメ、劇場映画、コミック、カードゲーム、キャラクター商品など、あらゆるメディアに進出して支持を得ているのは言うに及ばず。もはや知らない人はいないのではないか、と思えるほどの知名度を誇る作品群と言っていいだろう。
その原点となるのが、1996年2月27日に任天堂から発売されたRPG『ポケットモンスター 赤』と『ポケットモンスター 緑』の2本のゲームソフトだ。当時のゲームファンの誰もが驚かされたのは、それぞれのソフトで出現する一部のポケモンや出現しやすさが異なる点。目標である“ポケモン図鑑“の完成を目指し、異なるソフトとの交換が前提になっているという、かつてない取り組みに大きな衝撃を受けたものだった。
現在はもはや当たり前に受け入れられているが（若いファンなどは疑問すら感じていない可能性もある）、当時は誰もが初体験のできごとだった。その後は他社のタイトルでも別バージョンが発売されることになるなど、数多くのフォロワー作品を生み出すほどに流行していった。
『ポケットモンスター』人気の凄まじさを語るうえで外せないエピソードとして、ゲームボーイの再ブームの到来がある。『ポケモン 赤・緑』が発売された当時、ゲームボーイは発売から約7年が経過していて流行はすでに沈静化していた。にも関わらず、子どもたちを中心とした『ポケットモンスター』人気に牽引される形でゲームボーイが再び大ヒット。アニメの放送開始によって勢いはますます加速していったのだから、いま思い返してもスゴイの一言。当然筆者もブームに便乗した。
それから25年経ち、現在は海を超えた遠い異国の地でも「ポケモン」が人気を博しているのだから不思議な感覚だ。冒頭でも少し触れたが、2月27日は“Pokémon Day”。ポケモン始まりの日として以前から海外ファンのあいだでは大いに祝われていた日なのだが、2020年からは日本でも正式に認定。今年は25周年という大きな節目の年でもあるので、「ポケモン」ファンなら思いっきり祝福してあげたいところ。
記念グッズなどが多数発売されたほか、世界的アーティストのポスト・マローンさんによる、ポケモンの25周年をお祝いするバーチャルコンサートが日本時間2021年2月28日朝9時から開催される。さらに「うたう」を覚えた特別なピカチュウのプレゼントなんかもあるようなので、忘れずにチェックを！
