海外大手パブリッシャーのエレクトロニック・アーツ(EA)が、英コードマスターズの買収が完了したことを発表した。

 コードマスターズは、『DIRT』シリーズやF1レースのゲーム版、そして2019年に傘下に収めたSlightly Mad Studiosの『Project Cars』シリーズなど、レースゲームを得意とするゲームメーカー。以前から身売りを模索しており、2K Gamesやロックスター・ゲームスなどを持つテイクツー・インタラクティブが交渉を進めていたものの、EAがより高い評価額(12億ドル/約1267億円)を提示して主導権を得たという形だ。

 新たに親会社となるEAは『ニード・フォー・スピード』シリーズなどのアクション寄りのレースゲームや『FIFA』シリーズなどの実在スポーツを扱うEA Sportsのレーベルを持っており、そこにコードマスターズが権利を持つタイトル群が加わることで、カジュアルなタイトルからリアル系までカバーする一大レースゲームメーカーの誕生となる。